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Archive for 2017年4月29日

クラシックは波乱の連続か衝撃のモズカッチャン

桜花賞、皐月賞と波乱が続いている3歳クラシック。舞台が変わりその延長にあるオークストライアルの「フローラS」。大波乱でした。

一躍、主役にノシ上がったのが12番人気のモズカッチャン。先の中山の500万を平凡なタイムで、接戦を勝ち上がったばかりでした。

絶好の開幕週の東京芝2000mの1番枠。中団のインの経済コースをピッタリ追走。直線でインをついて、ゴール前ヤマカツグレース、フローレスマジックの外に出し、ケタ違いの迫力で一気に差し切りました。

レースは主導権を取ったタガノアスワド。これにピッタリとヤマカツグレース。そして2番人気のフローレスマジックと続く展開。1番人気のホウオウパフュームが中団の後ろ。

前半37秒1-48秒9-61秒5。明らかなスローペース。この流れで折り合ったモズカッチャン。経済コースを走れたとはいえ、ラスト3ハロンがメンバー最速の33秒9。2400mのオークスに大きな弾みとなりました。

惜しかったのが応援していたタガノアスワド。結果4着でした。これは騎乗した国分恭騎手が、騎座がフラフラしてタガノアスワドに逆に負担をかける結果となった印象です。これは行きたがるタガノアスワドを懸命に抑えようとして、騎座が不安定となり、馬自身にストレスをかけてしまったことだと思います。

そのため2番手の横山典・ヤマカツグレースは、タガノアスワドの直後で動きを見ていて、早めに並びかけ、早めに動いて先頭に立つこととなりました。

なにやらオークスはまた一波乱ありそうです。そんな感じがする今年の春、3歳牝馬クラシックです。

2年7ヶ月ぶり?!美酒に酔うボニータの勝利 !(^^)!

安田記念の前哨戦「マイラーズC」は、ゴール前の激しいデッドヒートを制したイスラボイータが優勝。それは3年前のセントライト記念以来の勝ち星。本当に嬉しい美酒でした。

今年のマイラーズCは人気を分けたのがエアスピネルとイスラボニータ。年代は違えクラシックを歩んだエリート2頭。そして、マイル戦に転向して成果を上げて来たところでした。

レースは内から主導権を取ったサンライズメジャー。東京新聞杯を逃げ切ったブラックスピネルが後方に控えると、追い込みのフィエロが内から前に出て、外からヤングマンパワーが並んできました。

5番手のインにイスラボニータ、外から馬体を併せるエアスピネル。その後方にダッシングブレイズがいて、ブラックスピネルはその外です。また、東京新聞杯2着のプロディガルサンが少し掛り気味に追走。

前半の半マイルが47秒4。開幕週の良馬場としては、ゆったりとした展開で流れて行きます。

直線2番手のヤングマンパワーが逃げるサンライズメジャーを捉えて一気に先頭。好位のイスラボニータとエアスピネルも鋭く肉薄して来ました。そして、後方から一番外に出したブラックスピネル。プロディガルサンはまだ後方でモタついています。

直線で先頭に立ったヤングマンパワー。その直後からゴール前で鋭く伸びたイスラボニータ。そしてピッタリとマークしていたエアスピネルが外からグングンと肉薄。内で粘るヤングマンパワー。一番外から強襲してきたブラックスピネル。

激しい争いでしたが、内のヤングマンパワーを捉えて先頭に立ってイスラボニータ。これに半馬身差まで詰め寄ったエアスピネル。結局、人気通りの決着でした。

3着に迫るブラックスピネルを退けてヤングマンパワー。クビ差でブラックスピネルが4着でした。優勝したイスラボニータから4着ブラックスピネルまで0秒2差。まさに大接戦でした。

一方で、東京新聞杯でラスト32秒0の神業的末脚を披露したプロディガルサン。このスローでは厳しい位置取り。ラスト32秒9も無念の7着。東京に舞台が変わり次走は大変身が期待できそうです。