Archive for 2020年1月17日
東西の圧倒的1番人気の凡走劇は何を意味するのか?!
東西で春のクラシックを臨んで注目の3歳戦が行われました。なかでも京都では、あの女傑アーモンドアイがその名を全国区に轟かせた「シンザン記念」。一方、中山で桜花賞を睨んで「フェアリーS」が行われました。
「シンザン記念」は単勝1.6倍と圧倒的な支持を受けたルーツドールが、中団の外に待機したものの勝負どころで手応えが怪しくなり、直線も伸びるどころか前方にいる馬たちからどんどん置かれて7着。惨敗でした。キャリアの浅い明け3歳馬にとっては、ままあることとは言え良馬場でマイル1分37秒5。同じ日の牝馬限定の未勝利クラスに匹敵。秋の東京デビュー戦で1分33秒3の圧倒劇。その片鱗は微塵も感じられませんでした。
優勝は終始ラチ沿いの経済コースを3番手で進めていたサンクテュエール(2番人気)が、2番手から直線で先頭に立ったプリンスリターン(5番人気)を、ゴール前で内からクビ差し切り初重賞制覇。クラシックに向けて、まさに力強い1勝となりました。
一方で敗れたとはいえゴール前で差し返す勝負強さを見せたプリンスリターン。騎乗した原田和騎手にとっては、実に悔しい一戦となりました。
3着はプリンスリターンから4馬身も離されてコルテジア(9番人気)。デイリー杯2歳S8着からの盛り返しです。
また、朝日杯FS4着と好位した3番人気のタガノビューティー。後方グループに待機して末脚温存。直線は伸びを欠いて結局6着。鞍上の和田騎手は「ダートのほうがいいかも知れない」とコメント。気性的にも難しいタイプのような気がします。
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