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圧巻の2馬身半!クラシックを意識させる横綱相撲!!
クラシックの登竜門「共同通信杯」。一昨年ダノンキングリー(ダービー2着)が優勝。今年は強力な逃げ馬が見あたらずスローペースが予想されましたが、前半の半マイル49秒6、1000m通過が61秒9。思いのほか超スローの流れ。
一旦2番手から3、4番手を追走したエフフォーリア(4番人気)が、直線ラスト400mで我慢しきれないように一気に先頭に立つと、そこから再加速し10秒8―11秒5で後続を完封。余裕で2馬身半差の横綱相撲でした。
主導権を取ったのがディープリッチ。そのあとにエフフォーリアとタイソウが付きます。圧倒的な人気のステラヴェローチェは前に行く馬を背後で見ながらのポジション。そして2番人気のシャフリヤールは末脚温存で中団の後ろに待機。スタートで遅れたレフトゥバーズ(3番人気)は、ヴィクティファルスと並ぶように中団から後方。最後方に出遅れたキングストンボーイ。
ペースが遅く先頭から後方まで一塊の団子の展開。3コーナーでディープリッチに変わって先頭に立ったハートオブアシティ。その外にタイソウでしたが、馬体を外から併せて来たエフフォーリアの手応えが抜群。ラスト400mで横山武騎手が仕掛けると、一気に先頭に立ち2番手以下を突き放しにかかります。
激しい2番手争いは外からヴィクティファルス、間から前を窺おうとするステラヴェローチェ。また最内からキングストンボーイ。後方から一番外をシャフリヤールが肉迫して来ました。
先頭のエフフォーリアはセーフティーリードで、余裕綽々に2馬身半差の圧倒。ポテンシャルの違いを見せつけました。
勝ちタイムの1分47秒6は平凡でしたが、ラスト余裕で33秒4の破壊力は役者の違い。これで3戦3勝。次走は弥生賞かスプリングSと思われますが、皐月賞に直行しても不思議はありません。また新たな有力スターを見た思いがします。
接戦の2着争いはヴィクティファルスがシャフリヤールをアタマ差抑えて2着。クビ差でキングストンボーイ、クビ差でステラヴェローチェ。
共同通信杯の結果から2歳戦線はまだまだ波が高いような気がします。エフフォーリアの若き横山武騎手は見事な騎乗ぶり。高々と右手でガッツポーズ。歓喜の重賞勝ちでインタビューも笑みがいっぱいでした。
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