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じっと耐えて22回目の挑戦。天才は重ねて来た年齢を振り返り、自分には縁がないのだろうか?!
それでも、今年は溢れるわくわく感で武者震いを感じていたのに違いありません。
73回目を数えた
「朝日杯FS」。3歳チャンプの決定戦。同時に来年のクラシックを見据えた重要な一戦でもありました。
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3番人気に推された武豊騎手が騎乗した
ドウデュース。新馬→アイビーSと2連勝中。
中団の外目を追走し、折り合いに専念。直線中程で各馬横一線に広がった中から、1番人気でCデムーロ騎手が騎乗するセリフォスが抜け出しかけると、それを待っていたかのように、天才が乗るドウデュースが外から馬体を併せに行きます。その背後に懸命に追って来たダノンスコーピオン(4番人気)が迫ります。
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内のセリフォスか、外のドウデュースか。2頭の激しい死闘はゴール寸前でドウデュースが、天才の手綱さばきに応えるかのようにグイと半馬身抜け出しました。
内でセリフォスが頑張って2着を死守。そしてダノンスコーピオンが3着を確保。ルメール騎手の騎乗で2番人気のジオグリフは前半置かれ気味で、直線外からよく伸びて来ましたが5着。やはり札幌2歳Sで4馬身差の独走。距離が1600mは忙しい印象です。
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とはいえ、22回目の挑戦でようやく勝利の女神がプレゼントで、待望の栄冠を手にした武豊騎手。
「2着馬も強い馬でしぶとかったですが、最後まで一生懸命走ってくれました」とコメント。
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小倉デビュー馬によるGI制覇。ここまで全GI、24レース中、武豊騎手にとっては残すGIは、今年最後の大一番、12月28日の「ホープフルS」のみ。おそらくアスクワイルドモア(札幌2歳S2着)で挑戦の予定。
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果たして、全GI制覇で再び天才の記念すべきガッツポーズが見られるでしょうか。
武豊騎手52歳。今、再び熱い競馬ファンの視線が注がれています。