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Archive for 2022年4月15日

内枠勢が大攻勢!大外1番人気馬が大敗した桜花賞!!

     単勝3.2倍!圧倒的な支持を受けたナミュールが意味不明の敗走。牝馬クラシック1冠目の「桜花賞」。今年も満開に近い桜の花の下、精鋭18頭で行われました。

好天で馬場コンディション(Bコース)は文句なし。主役ナミュールが大外枠の18番。2番人気のサークルオブライフが16番。フルゲートの外枠で私には不安が先立ちました。

その不安が的中!サークルオブライフがゴール前で外から、それなりの末脚を見せたもののナミュールは後方のまま10着の大敗。スタンドからは言葉にならないようなため息。

  スタートで2番枠から予想通りカフジドラゴンが主導権を主張。これに3番人気のウォーターナビレラが楽に2番手をキープ。内枠からナムラクレア、アルーリングウェイ。そしてラブリイユアアイズが好位グループを形成。

中団にはスターズオンアース(7番人気)そのラチ沿いに私の本命ピンハイ。それらの背後にサークルオブライフ。そして、スタート直後にナミュールが隣のフォラブリューテと馬体を接触。最後方にプレサージュリフト。

前半の半マイルが46秒8、そして5ハロン通過が58秒8。比較的落ち着いた流れで、先頭から後方まで団子状態の展開。

直線で先頭に躍り出た武豊騎手のウォーターナビレラ。そこへインで我慢していたナムラクレア。その背後にアルーリングウェイ、パーソナルハイ。それらの最内からピンハイが迫って来ました。ところが前がカベになり、外に寄るとパーソナルハイに接触。その煽りでスターズオンアースに接触。それもスターズオンアースは怯むことなく先頭のウォーターナビレラを必死に追います。それに続く内のナムラクレア。外からサークルオブライフが強襲。ナミュールはまだ後ろのポジション。

なんとか押し切りを狙ったウォーターナビレラ。そこへ川田・スターズオンアースが鋭く伸びて馬体を併せたところがゴール。結局、ハナ差先着して優勝。

内には粘ったナムラクレア、ピンハイ、外から迫ったサークルオブライフ。これら上位5頭がオークスの出走権。

 ナミュールは10着で、その直後の11着にプレサージュリフト。勝ち時計の1分32秒9は、昨年のソダシより1秒8も平凡。レースの後半が46秒1ー34秒1。この展開では後方待機馬には厳しい一戦となってしまったようです。

  前日の落馬事故で顔面に負傷した川田騎手。その凛とした優勝コメントに心を動かされた思いがします。

オークスは左回りの東京。桜花賞とまた違ったドラマが生まれる気がしています。ちなみに、優勝馬から15着のアネゴハダまで0秒9差。1秒とありませんでした。

 

GI史上まれに見る大激戦!大接戦を制した切れ者!!

その時、私は全身が痺れる感覚を感じて、拳をグッと握り直して「ミライ~!」(ロータスランド)と、叫んでいたのです。

春のGI「高松宮記念」。圧倒的1番人気は昨年の2着馬レシステンシア。2番人気がメイケイエールで、これにグレナディアガーズ、サリオスと続いていました。

好ダッシュを決めたレシステンシアが引っ張る展開。直後にはジャンダルムが付きます。さらにキルロードがライトオンキューと並んで追走。中団のインにサリオス。その外にロータスランド。そして出遅れたメイケイエール。トゥラヴェスーラはそのインを追走。スタートで後手にまわったグレナディアガーズはナランフレグと共に後方で展開。

前半3ハロンが33秒4。同じ重馬場だった昨年の34秒1を上回る展開。4コーナーを先頭でまわったレシステンシア。外に続くジャンダルム。キルロードが3番手。内にライトオンキュー。内からトゥラヴェスーラが追い出しをかけます。サリオスがキルロードの直後にいます。その背後にいたロータスランドは前が詰まる不利。最内を狙ってナランフレグ。

先行したレシステンシアにトゥラヴェスーラが並びかけます。その窮屈な間を狙って突っ込んで来たナランフレグが強襲。この2頭の外からキルロード。そして不利から盛り返して来たロータスランド。

4頭が並んで激しい叩き合い。決め手で勝るナランフレグがクビだけ抜け出したところがゴールでした。トゥラヴェスーラ、キルロードの外からロータスランド。ゴール寸前で大外から追い込んで来たメイケイエール。

結果はナランフレグ(8番人気)が優勝。2着にロータスランド(5番人気)。以下、キルロード、メイケイエールで、レシステンシアは6着。

私の予想で△◎で馬連が的中!3着のキルロード(17番人気)は、さすがに予想上厳しかったですが、▲トゥラヴェスーラ(7番人気)はあと一歩の4着。3連単が278万4560円。大波乱となりました。

1番人気のレシステンシアは昨年が阪急杯を叩いて本番。今年が12月の香港以来の登板。デビュー以来、最重量の516k。明らかに調整不十分だった印象です。また、サリオスは休養明けに加えて、いきなりの6ハロン戦。皐月賞、ダービー2着馬でも、スピードに乗り切れませんでした。

  優勝したナランフレグは初めての重賞優勝が今回のGI制覇。なんと言う大金星。また、丸田恭介騎手はデビュー16年目でのGI制覇。厳しい勝負の世界だけに、清々しい丸田騎手の涙でした。おめでとう、丸田騎手!