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Archive for 2023年2月10日

本線で的中に歓喜の美酒!見事すぎる逃走劇!!

安田記念に繋がる「東京新聞杯」。私のコラムで◎ウインカーネリアンについて「開催2週目の東京で、2番枠。経済コースを走れる利点。逃げるにしろ2番手にしろ理想的な展開」と書きました。

そのウインカーネリアン。スタートはそれほどでしたが、ダッシュ力の違いで前に出ます。外からファルコニアが並んできましたが、三浦・ウインカーネリアンは譲らず一人旅の開始。

馬場がすこぶる良く、平均的に速いタイムを刻んで行きますが、それはゾクゾクするくらいの手応え。中団のグループの前に2番人気のナミュール。その背後でマークする6番人気のプレサージュリフト。その内側に3番人気のピンハイ。インダストリア、エアロロノアは後方から。その後ろに1番人気のジャスティンカフェ。

前半の半マイルが46秒0。総じて平均的な流れです。直線に入り先頭でガッチリ手綱を抑えている三浦騎手のウインカーネリアン。その外に2番手のファルコニアが並びかけようとしますが、手応えが違いました。ラスト200m手前でウインカーネリアンがスパート。するとファルコニア以下の前にいた馬たちがついて行けず取り残されます。

そして、ラスト100mあたりで、外からナミュール、それを追ってプレサージュリフトが肉薄して来ました。そのナミュールとプレサージュリフトの間を狙って、ようやく後方から一気に突っ込んで来たジャスティンカフェ。ゴール前は大外からエアロロノアが強襲。

それでも、持ち前の二枚腰で後続を凌ぎ切ったウインカーネリアン。見事な逃げ切り勝ち。あっぱれ三浦皇成騎手。1分31秒8は際立つ好時計です。

ホライゾネット使用で優勝に導いた鹿戸厩舎スタッフ。そして三浦騎手と、この一戦に懸ける熱意が成就した逃走劇でもありました。

私は◎ウインカーネリアンで美酒。単勝に馬連、馬単。3連複、3連単をゲット。思い出に残る嬉しい東京新聞杯のウインカーネリアンでした。

初重賞優勝に「ホッとしている」と戸崎騎手が第一声!!

「勝ててホッとしています」と、圧倒的な1番人気のレモンポップ「根岸ステークス」を制した戸崎騎手

昨年秋の武蔵野Sで断然の1番人気の推されながら、ゴール寸前で追い込んで来たギルデッドミラーにハナ差2着の苦杯。それを踏まえて戸崎騎手は「ホッとしている」と正直な心情を語ったのではないでしょうか。スピードがあって、かつ折り合いもつく抜群のセンス。その器用さを根岸Sで足元をすくわれた思いが戸崎騎手には残っているはずです。

開催最終日に予定されているGI「フェブラリーS」。武蔵野Sと同じ距離、同じ舞台で行われることもあり、レモンポップの背後で展開する宿敵ギルデッドミラーに、どうしても警戒を怠れないのです。

今回の根岸Sは距離が1400m。それまで6戦4勝、2着2回。断然の強さを見せて来た馬です。部類の強さを誇る自信の距離。まさに関係者にしてみれば、負けられない一戦といったところでした。

ところが、スタートでワン完歩出遅れて最後方から2番手。ところがスルスルといつの間にか好位に進出。この辺りが戸崎騎手の言う抜群のセンスなのでしょう。

内から主導権を取ったオーロラテソーロ。これに2番枠のヘリオスが2番手に進出。さらに3番人気のテイエムサウスダン。そしてエアアルマスが追走。

前半の半マイルが46秒6。緩みないペースで進みます。そして、勝負どころの4コーナーではオーロラテソーロ、ヘリオス、エアアルマスの外からレモンポップが浮上。そして、直線はラスト400m過ぎに、抜群の手応えを見せていたレモンポップが押し出されるように先頭。中団に待機していた4番人気のバトルクライ。その外からいつもより早めに仕掛けた6番人気で私の◎タガノビューティーが急接近。そのまま一気に呑み込みそうな勢い。

ところが、中団の後ろで待機していた2番人気のギルデッドミラー。満を持して外から猛然と追い込んで来ました。そして先頭に立っているレモンポップに襲いかかります。それでも、半馬身差振り切ったレモンポップ。ホッと胸を撫で下ろしているのもわかります。

私の◎タガノビューティーはいつもより前で展開したことで、内のバトルクライにクビ差競り負けて4着。無念です。

「フェブラリーS」は、さながらレモンポップVSギルデッドミラーのマッチレースの様相。タガノビューティーは賞金を加算できず、本番のフェブラリーS出走が微妙となりました。