Archive for 2019年4月25日

逃げる?いやゴール前で劇的な破壊力を披露!!

注目のオークストライアル「フローラS」。混戦の様相でしたが、優勝したのが3番人気のウィクトーリア。最内のインからゴール前で抜け出たシャドウディーヴァを、離れた外からハナ差捉えました。ともに権利を取って本番のオークスに向かいます。

戦前は「この馬の持ち味を生かすにはポンと主導権を取ること。だから行きます!」とウィクトーリア陣営。 ところが、あろうことか、このウィクトーリアがスタートで出負けしてしまったのです。仕方なく後方インに置かれるハメ。そこで主導権を取ったのが、これまた逃げ宣言していたジョディー。楽々と主導権。1番人気でキャリア2戦目のセラピアが2番手を確保。レオンドーロが外から並びかけます。2番人気のシャドウディーヴァは、中団のインを抜群の手応えで進みます。4番人気のフェアリーポルカが中団後ろの内側。背後にはウィクトーリア。

前半の半マイルが48秒1で、5ハロン通過が60秒6。スローで展開します。従ってラスト3ハロンの決着になりました。

おそらく、ウィクトーリアの戸崎騎手は、しまった!と、思ったのに違いありません。スローでごった返す馬込みのイン。前がまったく開かないと見るや、隙間を探して外々に走ります。ラスト3ハロンは11秒7-11秒0-11秒5。この楽な展開に逃げたジョディーが頑張ります。大外枠のフェアリーポルカが2番手に上がって来ました。好位で展開していたパッシングスルーも迫ります。そしてラチ沿のインからシャドウディーヴァが前をこじ開けるように猛追。

 ゴール前でインからジョディーに並びかけたシャドウディーヴァが先頭に立ちます。その時でした。直線で進路がなく、ようやく外に出せたウィクトーリアが、もの凄い切れ味で強襲。インから抜け出たシャドウディーヴァにピッタリと並びかけたところがゴールでした。ハナ差の大接戦。1分59秒5で、ラストが最速の34秒2の決着。先行力を売り物にしていたウィクトーリア。これが予想を裏切るようなビックリするような33秒2(最速)破壊力でV2!

5戦のキャリアで3勝の実績。まだまだ伸びそうな馬体。混戦に強そうなタイプ。一方で東京のデビュー戦をレコードで圧勝。前走の500万を新馬戦と同様に逃げ切り勝ち。主導権を取ったときのポテンシャルの高さ。いずれにしても今回の優勝を踏まえて自由自在の臨機応変型。いよいよオークスが楽しみになりました。

シャドウディーヴァも敗れたと言ってもハナ差。抜群の手応えで内からこじ開けて来た勝負強さは賞賛されるものです。

1番人気のセラピアはこれがデビュー2戦目。新馬圧勝の内容からまだまだ可能性を感じさせます。

また注目していたフォークテイルは、2戦のキャリア、少し掛かり気味だったことで位置取りが厳しくなりました。最後は無理をしなかった印象です。  

データ超え!またもやルメール騎手の剛腕!!

  馬が格段に強いのか、騎乗したルメール騎手が巧みなのか、クラシック3冠のひとつである「皐月賞」が良馬場の中山競馬場で行われました。

圧倒的な1番人気(1.7倍)に推されたのがサートゥルナーリア。昨年末のGIホープフルS以来の実戦。近年、振り返っても新年に未出走だった馬となると優勝はおろか、3着も皆無なのです。 サートゥルナーリアと同じステップだった一昨年のレイデオロは5着に敗退。それゆえ3歳時に未出走の馬には致命的な不利と見ていたのですが、その結末は劇的な結果となりました。 先行したダディーズマインドを、直線入り口で捉えた好位追走の4番人気のヴェロックス。騎乗した川田騎手にしてみれば、これはこれで、ひとつの賭けでした。それを見逃さなかったのがルメール騎手。背後でヴェロックスの動きを確認するように外からジワジワとサートゥルナーリアが接近して来ました。 そして内の好位から3番人気のダノンキングリーが肉迫して来ました。直線では一歩も譲らぬデッドヒート。直線で早々と先頭に立ったヴェロックスが、外から並んできたサートゥルナーリアに寄れます。さらに今度は外のサートゥルナーリアが、内のヴェロックスに大きく寄れてヴェロックスと接触。

内から迫るダノンキングリーも並びかける勢いで接近。中にヴェロックス。外がサートゥルナーリア。3頭がピッタリ並んでゴールイン。それでもサートゥルナーリアが勢いは一番。内の2頭にアタマ・ハナ差だけ抜け出てサートゥルナーリアに軍配。まず3冠のひとつ1冠目の皐月賞の楯を手にしました。

レースはランスオブプラーナが主導権。2番手にダディーズマインドが2番手。それを見るように外からクリノガウディー。2番人気のアドマイヤマーズ、ダノンキングリー、そしてヴェロックスが牽制し合うように好位で脚を温存。

前半の5ハロンが59秒1。良馬場で平均的な流れ。ところが、ラスト3ハロンあたりから、外から一気に仕掛けたヴェロックス。内から先頭に立ったダディーズマインドを目がけて猛然とスパート。一気に先頭に立ってゴールを目指します。ラスト3ハロンが11秒7-11秒6-11秒4。ゴールに向かって一段と加速。 これでは後続は追いつけません。勝ちタイムが1分58秒1、サートゥルナーリアは自身がラスト34秒1。8着のアドマイヤジャスタまで上位全馬ラストが34秒台の決着。2番人気のアドマイヤマーズは、3着ダノンキングリーから2馬身離された4着。好ポジションでしたが、最後に脚色が鈍り気味となってしまいました。おそらくこれは距離かも知れません。

私が注目していたラストドラフト(10番人気)は、行くところ行くところカベ。挟まれる不利もあって7着。ストライドの大きなタイプ。やはり、デビュー戦で圧倒した東京向きのタイプのようです。ダービーで巻き返して欲しいです。

  それにしても、桜花賞しかり、皐月賞しかり。Cルメール騎手の活躍はまだまだ続きそうです。と共にデータが通用しなくなった時代になりつつあります。