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またGIはレコード決着!12番人気の伏兵が衝撃走!!
衝撃のレコード・ラッシュが続いています。競馬の祭典、最高峰の第86回「日本ダービー」は、好天に恵まれた東京競馬場で行われました。
BコースからCコースに変更された芝コース。ビクトリアマイルで1分30秒5の日本レコード。そして続くオークスでは2分22秒8のオークス・レコード。史上、まれにみる高速馬場は、Cコースに変更された日本ダービーでもダービー・レコードの決着。速さは強さだ!とばかりに、まさにレコード・ラッシュの連続。
スタートから抜群のダッシュで飛び出したのが最内のロジャーバローズ。それを外からリオンリオンが並びかけて来ました。そして何が何でも主導権を主張。リオンリオンが先頭に立つと後続のロジャーバローズを尻目に、1馬身、2馬身、3馬身とぐんぐんその差を広げて行きます。
2番手にガッチリとロジャーバローズ。サトノルークス、エメラルファイトが続きました。その後にダノンキングリー(3番人気)が好位をキープ。外にクラージュゲリエ。背後にヴェロックス(2番人気)。中団にランフォザローゼス(5番人気)とシュヴァルツリーゼ。1番人気のサートゥルナーリアはスタートが一息で後手を踏みこの位置。後方にはニシノデイジー。最後方が4番人気のアドマイヤジャスタ。
前半の5ハロンが57秒8。速いテンポで流れて行きます。先頭のリオンリオンから5馬身くらい離れてロジャーバローズ。そこからまた4馬身くらい離れてサトノルークス。ダノンキングリーが5番手のイン。外にはクラージュゲリエ。
3、4コーナーの中間にある1600m通過地点で1分34秒5。厳しい流れに持ち込んだリオンリオン。そのままの勢いで4コーナーをまわって直線に向かいます。この時点で2000m通過が1分58秒7。さすがにリオンリオンは苦しそうな足取り。
そこへすかさず2番手のロジャーバローズが接近。ラスト300mあたりで先頭に立ったロジャーバローズ。好位からジワジワと馬場中央を通りダノンキングリーが接近。3番手グループは横一線に並びます。ランフォザローゼスにクラージュゲリエ、サートゥルナーリア、ヴェロックス。一瞬、サートゥルナーリアが3番手に上がりかけます。
先頭に立ったロジャーバローズを必死で追うダノンキングリー。3番手以下が離れたままです。ようやく馬体をダノンキングリーがインを走るロジャーバローズに、馬体を並びかけたところがゴールでした。クビ差の大接戦を制したのがロジャーバローズ。ダノンキングリーが惜しくも2着。
一方で3着争いは一旦、サートゥルナーリアが上がったもののゴール寸前でヴェロックスが半馬身先着。また、クラージュゲリエは5番手に上がったものの直線でインをついて伸びて来たニシノデイジーがクラージュゲリエをクビ差捉えて5着。
ランフォザローゼスが7着で、逃げまくったリオンリオンが15着。また4番人気のアドマイヤジャスタは離れた最後方を1頭で入って来ました。
それにしても、リオンリオンの速いペースを、2番手で追いかけたロジャーバローズ。ゴール前で外からダノンキングリーに並ばれてからも、ことの他しぶとかったことに頭が下がる思いがします。
ダノンキングリーの戸崎騎手、ヴェロックスの川田騎手。当面の敵だったサートゥルナーリア(Dレーン騎手)が直後に控えていて、仕掛けどころが難しかったような思いがしました。高速馬場では一瞬の判断、仕掛けのタイミングが大きかったような気がします。
ロジャーバローズは12番人気と言うこと、1番枠ともあって気楽に2番手で進められたことが大きかった印象。むろん浜中騎手の思い切りの良さがあったことも確かです。初重賞制覇がダービーとなりました。
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