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Archive for 2020年3月18日

技あり!舞い降る雪の中で和田騎手が会心の一撃!!

     レースが近づくに従って、もの凄い量の雪が舞い落ちて来た中山競馬場。この日はメイン「中山牝馬ステークス」。ハンデ戦と言うこともあって、人気もくるくると変わる難解な一戦でした。

それでも、私は以前から狙いをつけていたフェアリーポルカを迷わず◎。52kの軽ハンデ。内回りの芝1800m。昨秋の秋華賞トライアル「紫苑ステークス」で、カレンブーケドール(ジャパンC2着)に、ゴール前で競り落としたポテンシャルの高さを評価。それゆえ中山の内回りの1800mで、鞍上の和田騎手がどんな騎乗を見せるのか、そこに私は注目していました。

そこで、スタートと同時に和田騎手は3番枠と言うこともあって、仕掛けて前に出て行きます。そして好位のラチ沿いのポジションを確保。外からモルフェオルフェ、リューヌルージュ、ロフティフレーズが出て来ると、サッと引いて中団の内までポジションを下げました。

フェアリーポルカは4コーナーで好位の直後から外に出すと、2番手から抜け出したリューヌルージュを、ゴール前でアッサリ捉えて快勝。ゴール前でようやく伸びて来た1番人気のエスポワール。それに調子の良さと道悪巧者を生かしてデンコウアンジュが肉迫。

ラスト1Fが13秒3も要したとはいえ、快勝を決めたフェアリーポルカ。和田騎手の機転の利いた騎乗プレーもあって、このあとの重賞戦線が楽しみになって来ました。

また、14番人気でしぶとく粘り込んだリューヌルージュ。50kのハンデの利はあったと思われますが、こういった馬場コンディションは格別に巧みなようです。

そして3着だったエスポワール。まだまだ未知の部分が大きい逸材ですが、やや勝ち味の遅いところが少し気がかりです。

4着のデンコウアンジュは56kでしたが、愛知杯優勝に続き再び道悪馬場。なかなかの巧者とみました。

皐月賞は3強対決の構図か!弥生賞を圧倒したDインパクトの後継者とは!!

それは圧倒的な強さで後続を一蹴しました。鞍上の武豊騎手も、おそらくクラシックを意識したのに違いがありません。 

     皐月賞と同じ舞台、距離で行われる「弥生賞ディープインパクト記念」。今年から昨年他界したディープインパクトの実績を評して設けられたディープインパクト記念。そのディープインパクトに騎乗して一世を風靡した伝説のコンビ武豊騎手。それゆえ、このレースに寄せる思いは武豊騎手も格段に強かったと思われます。 騎乗馬はディープインパクトの父に持つサトノフラッグ。評判馬ルメール騎手が騎乗するワーケアと人気を二分する形。そのサトノフラッグが直線で早々と先頭に立つと、ゴール前は余裕綽々にゴールイン。まさに圧勝劇でした。

ウインカーネリアンが主導権を取り前半の5ハロンを61秒1。重馬場のコンディション。平均したペースでしたが、3コーナー過ぎから各馬が動きます。まずオーロアドーネ、その外にオーソリティ。そして外からサトノフラッグが進出態勢。それをマークする形で後方からブラックホール。その内にワーケア。先頭のウインカーネリアンから後方まで各馬一団の展開。

直線に入ると馬場のやや外目に出すサトノフラッグ。内にはオーソリティ。その間を狙ってルメール騎手のワーケアが肉迫。一番外がブラックホール。

直線早めに先頭に立ったサトノフラッグ。これを懸命に追うワーケア。大外に出したブラックホールも持ち前の末脚で詰め寄ります。

抜け出したサトノフラッグ。勝負ありで後続と脚が違いました。2着にワーケア。内で粘るオーソリティが3着。外から詰め寄った4着ブラックホールも惜しいかなクビ差及びませんでした。

武豊騎手は騎乗した印象からディープインパクトに似ていると感じたと言います。良馬場だったら、もっともっといい走りが出来たとも言い切る武豊騎手。 朝日杯FSの優勝馬サリオス、ホープフルSの勝ち馬コントレイル。このGI2頭との皐月賞対決が、今からワクワクします。