Archive for 2020年12月24日
◎未勝利馬の大胆なレコード勝ちに私も歓喜!!
「これは来る!」私の脳裏を過った馬が、栄光のGIゴールをトップでテープを切りました。
2歳チャンプ決定戦「朝日杯FS」。ダノンプレミアム、アドマイヤマーズ、サリオスとクラシックに直結する重要な一戦。
私の予想は◎グレナディアガーズ。3戦目で未勝利を勝ち上がったばかりですが、そのときのレベルが群を抜いていたのです。
2、3番手から直線でアッサリ抜け出すと、余裕綽々にアッサリ3馬身差のワンサイド。1400mの時計が1分20秒4、ラストが最速の34秒3。同じ日のファンタジーSをレコード勝ちしたメイケイエールが1分20秒1。翌日の道頓堀S(古馬3勝クラス)を勝ち上がったジョーアラビカが1分20秒7。これらの馬たちと比較しても馬なりで遜色ないタイム。これは大変な馬だ!私は胸騒ぎが止まりませんでした。
そして枠順が2番枠。好位で対応できるグレナディアガーズにとっては願ってもない枠でした。人気は7番人気。
レースは主導権を取ったブルースピリットの外からルメール騎手のモントライゼ(4番人気)が一気に先頭に立ちます。そして加速するように後続との差をグングンと広げ、前半の半マイルが45秒2。1000m通過が56秒9。とんでもないハイペースです。
ブルースピリットが2番手。直後にグレナディアガーズとショックアクション。グレナディアガーズの真後ろをピタリと追走する僚馬バスラットレオン。ここには3番人気のホウオウアマゾンもいます。
中団に控えた1番人気のレッドベルオーブ。それをマークする形で出遅れたステラヴェローチェ(2番人気)。
4コーナーから直線にかけて、ブルースピリットの外からグレナディアガーズが出撃態勢OK。真後ろがバスラットレオン。その内がショックアクションはギブアップ気味。同様にホウオウアマゾンも激しくステッキが飛びます。そして外からレッドベルオーブ。外に出せなかったステラヴェローチェは仕方なく進路を内に選択。
ラスト200mのハロン棒を過ぎてグレナディアガーズの川田騎手がラストスパート。一気に先頭に躍り出ます。そこへ内のブルースピリットの外を通りステラヴェローチェが猛追。バスラットレオンもしぶとく頑張っていましたが、一番外からようやくレッドベルオーブが肉迫。
抜け出したグレナディアガーズが着差以上の完勝。ステラヴェローチェが2着。バスラットレオンをようやく捉えたレッドベルオーブが3着。5着がブルースピリット。ホウオウアマゾンが9着で速いペースで逃げまくったモントライゼは10着。
1分32秒3のレコード勝ち。私的に自信があった予想とはいえ、このレコードにはビックリ。逃げたモントライゼが速いペースで引っ張ったこともありますが、古馬準オープンのサンタクロースHで優勝したトリプルエースの1分32秒6を上回るタイム。楽しみな2歳グレナディアガーズです。
単勝1750円。馬単1万4610円。3連単は5万1360円。美味しい配当となりました。
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歴史的GI制覇!白毛馬初の伝説的1勝!!
遂に遂に、その時代がやって来ました。白く輝く馬体を駆使しながら晴れのGI「阪神ジュベナイルF」を駆け抜けて行きました。白毛馬が初めて史上初めてGIを制した瞬間でした。
ソダシ。父がクロフネで母がブチコ。その母がシラユキヒメ。脈々と流れる白毛の血脈。その劣勢遺伝の最たる白毛。圧倒的に多くを占める鹿毛、栗毛、黒鹿毛、芦毛。それらの馬に比べると圧倒的に少ない白毛馬。GIを制することは白毛馬にとっては、まさに夢のような話。
そこに現れた芦毛のヒロインがソダシ。今夏の函館でデビュー勝ちするや札幌2歳Sを連勝。それもレコードで圧倒。そして続く東京のアルテミスSも制して無傷の3連勝。今回の阪神ジュベナイルFを迎えました。
単勝3.2倍。高い支持を集めて、主役の座から出馬したソダシ。ゲート入りに手摺り鞍上の吉田隼人騎手も冷や汗をかいたようでしたが、スタートすると、いつものようにスンナリと好位をキープ。
逃げたヨカヨカが前半の半マイルを46秒8。平均したペースで流れて行きます。そしてソダシの背後でピッタリと付いてまわる2番人気のルメール騎手のサトノレイナス。
3番人気のメイケイエールはスタートで後手を踏み最後方に置かれます。同じようにスタートで遅れたユーバーレーベンと、末脚勝負のオパールムーンも後方で展開。
逃げるヨカヨカが快調に飛ばします。すぐ後ろに真っ白な馬体が近づいて来ました。一番外からメイケイエールが迫って来ました。
そして直線入り口では一気にメイケイエールが先頭に立つ勢い。それでも、ここからがソダシの真骨頂。二枚腰で盛り返します。逃げたヨカヨカは、やや失速気味。ここでソダシの直後でピッタリとマークしていたサトノレイナス。そしてソダシの内から猛然と強襲。ゴール前では一番外からユーバーレーベンがグングン肉迫。
ゴール寸前では内のサトノレイナス、その外のソダシ、少し遅れたメイケイエール。その外から迫るグイと伸びるユーバーレーベンの争い。
結果はソダシがサトノレイナスをハナ差抑えて優勝。クビ差でユーバーレーベンが3着。半馬身遅れてメイケイエール。以下、ヨカヨカ、オパールムーンと続きました。
勝負強さを如何なく発揮したソダシ。白毛馬による史上初のGI制覇。私たちはジャパンCに続き、再び歴史の証人となりました。
吉田隼人騎手はゴールドアクターで有馬記念制覇。それ以来のGI制覇。表彰ではいかにも嬉しそうでした。
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