
昨年大穴を出した立役者メイケイダイハードが参戦した
「中京記念」。今年は舞台を中京から小倉に移して開催。右回りの
中京記念で距離も1600→1800mに延長。
私にとっては狙いすましていた1頭が参戦して来ました。カテドラル(6番人気)です。GI
安田記念、
マイルCSに出走。
GⅢの
重賞で56kのハンデなら1800mでも負けられない、と推察し◎。

スタートと同時に躊躇なく
福永騎手は後方に控えます。一気に飛び出して後続を離す4番人気
ディアンドル。2番手に
ロータスランド(3番人気)。好位の内を1番人気のアンドラステ。絶好のポジションを占めます。その外に2番人気のボッケリーニ。そして中団の内を
ミスニューヨーク。メイケイダイハードが中団の後方で、その後ろをカテドラルがキープ。背後にはク
ラヴェル(5番人気)が追走。

前半の5ハロン通過が59秒9、小倉の芝1800mにしては水分を含んだ良馬場でもスローに近いペース。
動きがあったのは3コーナーを過ぎてから。そして勝負どころの4コーナーでは馬場を考慮して内側を開けるように逃げる
ディアンドル。その外に並ぶ
ロータスランド。開いた内側からアンドラステ。好位にいたボッケリーニは中団まで後退。それに並びかけたメイケイダイハード。コーナーで外側に張り出し気味で、その煽りをまともに受けたのが外にいたカテドラル。一番外に振りまわされる格好となりました。
内から早めに先頭に躍り出たアンドラステ。内側から
ミスニューヨークのまた内のラチ沿いから後方にいたク
ラヴェルが急接近。

そのとき大外から追い込みをかけるカテドラルが際立つ脚色で強襲。先頭のアンドラステに迫りましたが半馬身近くまで迫りながら届かず2着。内側のク
ラヴェルが3着。
初
重賞制覇となったアンドラステ。昨年のメイケイダイハードに続く初めての栄冠を手に入れました。
鞍上の
川田騎手のソツのないレース。さすがです。着差から言ってカテドラルにとっては4コーナーの不利がいかにも惜しまれます。
