Archive for 2022年11月25日
情勢は一転二転!外から来たマイル巧者が快勝!!
定説は「ダービーは運の強い馬が勝つ」とよく言われてきた言葉ですが、今年の「マイルチャンピオンシップ」を見ると、強運に恵まれた馬が優勝したような気がします。
一転に二転した天候。雨が降るのか降らないのか。曇り空の下で行われましたが、人気で敗れ去ったサリオスのムーア騎手は「馬場がこの馬には軟らかすぎたようだ」とコメント。
主導権はピースオブエイト。これにロータスランド、ホウオウアマゾンが先行。これに内からウインカーネリアン。そしてソダシ、ダノンスコーピオン。同じ勝負服のダノンザキッドが内から追走。1番人気のシュネルマイスターはその背後。そこにソウルラッシュとセリフォス。後方にジャスティンカフェが追走。
前半の半マイルが46秒6。時計を要する良馬場でしたが、それでもゆったりとしたペースで流れます。
これは遅い!と考えたファルコニアの池添騎手が、3コーナー過ぎに外からスパートして先頭に立ちます。これに後続も反応。ぐっと前に急接近。まさに先頭から一団の展開。
ファルコニアの内にはロータスランド。その外がピースオブエイト。そして後方から外に広がる展開で、開いた内を突いて注目していたジャスティンカフェ。抜群の手応えで接近。ウインカーネリアン、その外にホウオウアマゾン、ソダシ、ソウルラッシュが肉薄。
内のロータスランドの直後まで迫って来たジャスティンカフェ。そのジャスティンカフェの福永騎手が、前の馬がカベで内、外と進路を探します。
馬場の中央からひと際白い馬体を輝かせて、末脚を懸命に伸ばそうとするソダシ。その外からソウルラッシュ。そこへ、後方で末脚を温存していたセリフォスが、一番外からグングン伸びて来ました。そしてゴール前で力強く抜け出して優勝。内からロータスランド、それに不利がありながら馬体を並べて来たジャスティンカフェ、その外にダノンザキッド。ソダシ、ソウルラッシュが激しい叩き合いの末に横一線で鼻づらを並べてゴールイン。
結局、外から鋭く伸びたセリフォスが抜け出して1着。内のダノンザキッド、中のソダシが写真判定の末に2、3着。そしてハナ・クビ・クビ・ハナ差横一線でどっと入線して来ました。
これまでひたすらマイル戦ばかり選んで出走して来たセリフォス。遂に遂にGIを制した瞬間でもありました。
3番人気のサリオスが14着。4番人気のダノンスコーピオンは11着と敗退。
私の◎ジャスティンカフェは直線で何度も前が塞がり、何度となく急ブレーキ。鞍上の福永騎手は「もったいない競馬でした。十分に2着はありましたね。アンラッキーでしたね」と、ガッカリ。応援していた私もガッカリ。
レースを終えて見て、やはり運の強い馬が優勝する! と、ふと思う今年のマイルチャンピオンシップの結末でした。
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秋華賞上位組が不発!古馬陣が貫録の快走!!
今年の「エリザベス女王杯」は、私なりにかなりの自信があった一戦でした。私が狙った主役はウインマリリン。
3歳の秋華賞組は本番が秋華賞であったはず。それゆえに直後の「エリザベス女王杯」は、秋華賞上位陣にとって行きがけの駄賃との思いがありました。その点でウインマリリン側には、札幌記念からエリザベス女王杯を一本に仕上げて臨んで来ているコアな情熱があったはずです。
加えて、札幌記念でジャックドール、パンサラッサに食らいついて3着に好走。ソダシ、以下を突き放したパフォーマンスが、この牝馬同士ではキラリと光っていました。あれから3ヵ月。静養と充電。栗東に早めに入厩して万全の状態。
当日の雨、重馬場は予想外でしたが、洋芝で時計を要した札幌記念で3着のスタミナから問題なしと推察。鞍上のD・レーン共々ワクワクが止まりませんでした。
スタートから予想通りローザノワールが先手を取ってグングンと加速。大きなリードを取って後続を離した逃げ作戦。これを愛国のマジカルラグーンが2番手グループの先頭。ウインキートス、ウインマイティーが好位で折り合いに専念。
それらを前に見てこの秋の秋華賞馬スタニングローズ。その内からピンハイ。その外にウインマリリン。直後にナミュール。内から前に取りついた1番人気のデアリングタクト。背後の後方には外々を走るジェラルディーナ。その後方にライラックで最後方はアカイイト。
前半の5ハロンが60秒3。泥が舞い上がる重馬場のコンディション。予想よりも速いペースで流れて行きます。
引き離した逃げの手に出たローザノワール。この馬の逃げに幻惑されたのがレーン騎手のウインマリリン。4コーナーを内から4分どころを通り、快調に飛ばすローザノワールを急追。
それを背後で外々とまわって来たジェラルディーナのC・デムーロ騎手。直線は馬場の外を選択。そのまた後ろからライラック。
直線早めに先頭に躍り出たウインマリリンがしぶとい脚を繰り出します。外からゴール前でジェラルディーナが一気に伸びてゴールへ飛び込みました。必死に粘らんとするウインマリリンを、大外からジェラルディーナを追って来た3歳のライラックが鋭く肉薄。馬体が合ったところがゴールでした。結果はジェラルディーナが優勝。ウインマリリンとライラックが2着同着。
離れた最後方から大外を伸びて来たアカイイトが4着。デアリングタクトは6着。スタニングローズ(2番人気)は14着と大敗。
私の予想は◎ウインマリリン〇ジェラルディーナでしたが、離して逃げたローザノワールをレーン騎手が無視出来たら、結果は異なったかも知れません。それでも結末に悔いなし、の心境です。
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