Archive for 2022年12月23日
クラシックに通じる門!若き獅子が1番人気で凱旋!!
若き獅子は自信に満ち満ちていました。2歳チャンプの決定戦。GI「朝日杯フォーチュリティS」。数々のクラシックホースが勝ち上がっている登竜門。昨年はダービー馬のドウデュースが優勝。
1番人気に推されたドルチェモア。騎乗した坂井瑠星騎手。好枠の2番枠を引き当て、ゲートが開くや否やまさにロケットダッシュで抜群のスタート。先頭に立ちます。隣の枠のオールパルフェ(4番人気)が主導権を主張すると、さっと2番手に引きます。今度はグラニットが前に出ると3番手で折り合いに専念。その背後には3番人気のレイベリング。2番人気のダノンタッチダウンは中団の内々をキープ。
前半の半マイルが45秒7。緩みないペースで流れて行きます。それでもドルチェモアは抜群の手応えで仕掛けどころの機を窺います。
直線はゴール前200m辺りで内の粘るオールパルフェに並びかけ先頭に立ったドルチェモア。外からそれを待っていたかのように追い出すレイベリング。その後ろからインから外に出したダノンタッチダウンが、猛然とドルチェモアに襲いかかります。
それでも、なんとかクビ差振り切ったドルチェモアのガッツ。さすがポテンシャルの高い馬です。
また、敗れたとは言えダノンタッチダウン。ラストが最速の35秒2。クビ差の2着は来年に向けて力強い答えを、川田騎手は感じたのではないでしょうか。
そして関東馬のレイベリング。キャリア1戦で初めての阪神コース。クビ・クビ差の3着は横山武騎手も手応えを感じとっているはずです。
ブービー人気で4着と頑張ったキョウエイブリッサ。内の混戦からしぶとく伸びて来た脚が印象的。また、5着の8番人気バグラダス。相手なりに走る勝負強さがあり、今後も軽視はできません。
勝ち時計が1分33秒9。馬場コンディションもあったと思われますが、ここ3年で一番遅いタイムとなりました。
それにしても、秋華賞のスタニングローズに続くGI制覇。今年はひと皮むけた坂井瑠星騎手が、そこに輝いています。
「スタートが上手いし、折り合いもつくし、追ってからもいい馬なんです」と坂井瑠騎手。来年に向けて力強く発進しました。
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来年の桜花賞が見えたか!圧倒的1番人気が横綱相撲!!
2歳牝馬の頂点「阪神ジュベナイルフィリーズ」。圧倒的な1番人気に推されたリバティアイランドが、中団の前方に位置して、ラスト200mで先頭に立つと、後続を2馬身半も突き放す横綱相撲。直前のアルテミスSで敗れた経験を、鞍上の川田騎手がしっかりと生かして栄冠に繋げました。
戦前は1枠1番のサンティーテソーロの一人旅か、と予想されましたが、インティネラートル、リバーラ、キタウイング等が、抜群のダッシュで飛び出したサンティーテソーロを、激しく急追する展開。それで前半の3ハロンが33秒7。あのレシステンシアがレコードで逃げ切ったときと同じペース。
8枠に人気の3頭が同居。この3頭が出遅れて最後方に置かれる展開。速いピッチで流れる展開。好位には少し掛かり気味にモリアーナ。アロマデローサも同じような位置。そして好スタートを決めたリバティアイランドが中団の前方の外。内にはシンリョクカ。真後ろにミシシッピテソーロ。さらにドゥアイズ。その背後に続くドゥーラ、ウンブライル、ラヴェルの8枠勢。
直線内で頑張るサンティーテソーロが最後の頑張りを見せます。そして満を持していたリバティアイランドが外から迫力の伸び脚。あっという間に先頭のサンティーテソーロに変わって先頭。そして一気に突き放しにかかります。これを追ってシンリョクカとアロマデローサが追い上げて来ます。その内の真後ろからドゥアイズが迫って来ました。
ケタ違いの伸び脚を見せたリバティアイランドが余裕を残して2馬身半差の圧勝。シンリョクカが迫るドゥアイズをクビ差振り切り2着。アロマデローサが4着。
モリアーナは直線で外に出そうとしたときにバランスを崩し、外の馬と接触しそうになる不利。ウンブライル、ラヴェルは後方のままで敗退。ゴール前で伸びて来たドゥーラが6着と見せ場。
勝ちタイムが1分33秒1。ビッシリと追っていれば1分32秒台。春のクラシックに向けて、ひと波乱ありそうですが、それでもリバティアイランドが間違いなく桜花賞最有力候補にノシ上がったことだけは確かです。
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