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Archive for 2023年2月24日

断然人気で若き獅子が吠えたGI優勝に大歓声!!

   今年最初のGI「フェブラリーS」。直前の根岸Sを勝ち上がったレモンポップが圧倒的な人気に推され、それに応えて圧勝劇。今回はこれまでの主戦、戸崎騎手から若き獅子、坂井瑠騎手にバトン。バトンを渡した戸崎騎手は2番人気のドライスタウトに騎乗。

レモンポップは直前の根岸Sを制したものの力走の反動が出て、フェブラリーSの出走が未定と言われてきました。

困ったのが戸崎騎手。ドライスタウト側からこれまでと同じように騎乗依頼が来ており、レモンポップの出否待ちとはおそらく言えず、ドライスタウトに騎乗することになったと予測がつきます。

そこで、出走がGOとなったレモンポップ側は坂井瑠騎手に白羽の矢。その坂井瑠騎手が絶妙の騎乗。スタートを決めると好位、4、5番手をキープ。直線ラスト400m過ぎに仕掛けて先頭に立つと、ゴール前で強襲したレッドルゼルを1馬身半振り切り、GI初制覇。

ライバルのドライスタウトの外側でドライスタウトにフタをする格好。これでドライスタウトは動くに動けず、直線抜け出したレモンポップを追いかける展開。その外から後方で展開していたレッドルゼルがケタ違いの伸び脚でグングン肉薄。そして、それを追って4番人気メイショウハリオが鋭く迫って来ました。メイショウハリオはスタートで遅れて、その直後に大きく躓く痛い不利。大きく遅れてしまいました。

  私は南関東、浦和の女傑スピーディキックに期待。ところが、中央の速い競馬が初体験。それに2000mくらいの距離で連勝を重ねて来た馬。マイル戦は前走の東京シンデレラマイルが久しぶりの1600m。ゴール前で鋭く伸びて6着に詰め寄って来ましたが、やはり、いきなり高速スピードの結着は可哀そうだったかも知れません。

  レモンポップの勝ちタイムが1分35秒6、ラストが36秒3。これは思ったよりも平凡でした。2年前のカフェファラオが1分34秒4。3年前のモズアスコットが1分35秒2。4年前の逃げ切り勝ちしたインティは今年と同じ1分35秒6ですが、ラストがなんと35秒4と強靭な二枚腰。いずれも良馬場でしたから、今年のレモンポップは相手と展開に恵まれた印象が残ります。

とはいえ、GI3勝目、関東圏のGIは初優勝。騎乗した坂井瑠星騎手。若き獅子、今年も大いにGI戦線を牽引していくことになりそうです。

中山の仇を東京で打ち取ったり!歓喜の共同通信杯!!

一昨年、優勝したエフフォーリア。そして昨年1、2着のダノンベルーガ、ジオグリフと、クラシックに直結する重要な一戦トキノミノル記念「共同通信杯」

今年も春に向かって逸材が揃いました。

私は◎ファントムシーフ。勝てると思ったホープフルSで4着。絶好の1番枠から抜群の手応えで浮上。ところがスローペースで前が邪魔になり、仕掛けが遅れてしまい脚を余す形で不運な0秒2差の4着。

春に向けて賞金を加算すべく今回の「共同通信杯」に登場。鞍上は福永騎手が2番人気のタスティエーラに騎乗。そのため今回はCルメール騎手にチェンジ。

ファントムシーフは抜群のスタート。正攻法で前に陣取ります。そして向こう正面では先頭に立ちました。すると大きく出遅れたタッチウッドがスルスルとファントムシーフの外から主導権。

前半の5ハロン通過が60秒5のスロー。2番手から抜群の手応えで直線に入ったファントムシーフ。そして逃げるタッチウッドに馬体を併せに行きます。そのタッチウッドがなんとも実にしぶとい。パワフルな躍動感ある走りで負けまいと二枚腰。

この2頭を追って中団で待機していた1番人気のダノンザタイガー。その外からタスティエーラが強襲して来ました。ラスト3ハロンは34秒1の高速決着。

それでも、ファントムシーフの勢いは止まらず、ゴール前で力強く抜け出て快勝。ホープフルSの私の思いがようやく通じた瞬間でした。

2着は結局、出遅れながらも主導権を取って逃げまくったタッチウッド。この馬はまだキャリアが2戦目。胸前のもりもりした筋肉。素晴らしいポテンシャルの持ち主です。

そして3着がダノンザタイガー。タスティエーラが4着と続きました。是非ともクラシックに参戦して欲しい逸材です。

一方、朝日杯FSで3着だったレイベリングが9着。4着だったキョウエイブリッサが11着に敗退。この結果を受けて朝日杯FS組に赤信号がともり始めた印象が残った共同通信杯でもありました。