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Archive for 2023年3月17日

5戦5勝と最強のコンビで大外一気!初重賞制覇!!

大方で予想されたことではありますが、中京メインの「金鯱賞」を1番人気に推されたプログノーシスが快勝。GI「大阪杯」のトライアルを見事な末脚で初重賞制覇。本番に向けて力強い一歩を踏み出しました。

昨年、人気のジャックドールがレコードで圧倒。今年は3番人気のフェーングロッテンが、外から1コーナーで主導権を奪うと、これに競り込んで行く馬が不在。まさに単騎の一人旅。これで流れが落ち着きました。逆に、プログノーシスはスタートで後手。後方で川田騎手は折り合いに専念。

前半の5ハロン通過が60秒9。良馬場発表でもいくらか馬場がほれて泥が飛ぶ状態。遅いペースとあって後続も追走が楽。ヤマニンサルバムが2番手で、内からアラタ、ディープモンスター。背後のインに好スタートを決めた2番人気のマリアエレーナ。

後方にはポタジェ、プログノーシスにハヤヤッコ、バイオスパークが待機。遅いペースで先頭のフェーングロッテンから最後方まで引っ付いた団子の展開。

  勝負は直線だけの末脚比べ。一人旅に持ち込んだフェーングロッテンが、内からしぶとく二枚腰を披露。その外にヤマニンサルバム、ルビーカサブランカ。その背後にディープモンスター。その内にアラタ。背後のラチ沿いにマリアエレーナ。

ペースがアップして11秒台の結着。ところが、抜群の手応えで内から外に出そうとタイミングを計っていた松山・マリアエレーナが、まったく進路がなく、そこへ外からポタジェ、ハヤヤッコが上昇。まるで内のポケットに閉じ込められた格好。そして後方で満を持していたプログノーシスが一番外から猛然と強襲。グングン加速して一気にゴール前を駆け抜けて行きました。

2着に主導権を取って持ち味をフルに生かしたフェーングロッテン。内の経済コースを好位置で走って来たアラタが3着。直線で末脚を伸ばして来たハヤヤッコ、好位でしぶとさを発揮したディープモンスターが4、5着。

以下、ポタジェ、ヤマニンサルバム。そしてまともに追い出しさえ出来なかったマリアエレーナと続きました。

  優勝したプログノーシスは初めての重賞制覇。これで川田騎手と5戦5勝の強力コンビ。無事ならこのままGI「大阪杯」に直行となりそうですが、川田騎手によれば疲労が残りやすいタイプとか。中間の動向に注目です。

同じ舞台・同じ距離の弥生賞は皐月賞に架ける橋か!!

3冠のひとつ皐月賞の足音が近づく中で、中山では皐月賞トライアル「弥生賞ディープインパクト記念」が行われました。

クラシックに向かう3歳の精鋭が終結。1番人気はトップナイフ。ホープフルSで一人旅に持ち込んで2着。多くの期待を集めてスタート。

  主導権はゴッドファーザー。そしてセッションが2番手。その直後にトップナイフとタスティエーラ(3番人気)が続きます。この2頭を前に見て2番人気のワンダイレクト。

  京都2歳Sを逃げ切った6番人気のグリューネグリーンは後方待機。アームブランシュとフォトンブルーも後方。

各馬接近した流れで前半の5ハロンが61秒0のスロー。淡々とした流れで直線中程あたりではタスティエーラが一気に先頭。ラチ沿いに最内からトップナイフ。外から迫るワンダイレクト。

 早目に先頭に立ったタスティエーラが優勝。2着に内から迫ったトップナイフ。外のワンダイレクトが3着。 ラスト3ハロンが35秒0の争い。ゴール寸前で一番外からアームブランシュが強襲。フォトンブルーも中を割る形で伸びて、それぞれ4、5着。

勝ちタイムが2分0秒4。昨年の優勝馬アスクビクターモアが2分0秒5。ほとんど互角のレベルです。

  優勝したタスティエーラ、そしてトップナイフ。ワンダイレクトの3頭は、おそらくひと月後に行われる皐月賞本番に直行。その熱い対決が再び見られるはずです。