fbpx

Archive for 競馬

毎日王冠以来の登板!期待の逸材が強烈な直線一気!!

      それは昨年の秋、毎日王冠以来の実戦でした。中団の外で末脚を温存したザダル(3番人気)。直線で一番外に出すとゴール前で猛然と襲いかかりました。そして内から肉迫するサトノフラッグをクビ差ねじ伏せたのです。鞍上は川田騎手や福永騎手、ルメール騎手ではありません。年々輝きを増して来た石橋脩騎手でした。

  東京は伝統の「エプソムカップ」。サッーと雨が通り過ぎるコンディションの中で、1番人気は期待の逸材、4歳アルジャンナ。直前のマイラーズCで2着。鞍上にルメール騎手を配して来ました。

スタートと同時に内からエアアルマスが飛び出して行きます。それを追って内からセダブリランテス。外からアトミックフォースとヤシャマルが並ぶように上昇。これに外から仕掛けて意表をつくようにニシノデイジーが前に出て行きます。

その背後を占める形でアルジャンナ。それに並びかけんとガロアクリーク。その真後ろのインから私の期待馬ヴェロックス(8番人気)。内から仕掛け気味にファルコニア。

中団にはヒュミドールに並ぶようにザダル。アドマイヤビルゴも真後ろにいます。その後ろがサトノフラッグ。出遅れたシュリは後方に待機。

  前半の半マイルが47秒0、5ハロン通過は58秒8。高速馬場で比較的ゆったりした流れ。先頭から後方まで一団の展開。

そして4コーナーをまわると、直線の内側が傷んでいると言うことで、各馬はサッと外側に広がります。

 エアアルマスを直線で内側から捉えたファルコニア。外のアトミックフォース。その外から迫るサトノフラッグ。そして開いた内からしぶとく伸びて来たヴェロックス。

そのとき一番外から満を持していたザダルが強襲。サトノフラッグの外から内側に寄れて、その走行を妨害する形。

そして勢いで一気に先頭にたったザダル。その内から再び詰め寄ったサトノフラッグでしたが、クビ差でザダルに軍配。

3着は内で粘ったファルコニアが、ゴール前で最内側から伸びたヴェロックスをクビ差振り切りました。

1番人気のルメール・アルジャンナは絶好のポジションを占めましたが、まったく伸びを欠いて10着。キャリアの浅さが出た印象です。

長期休養明けをモノともせず勝ち上がったザダル。まだまだ未完成のところが多く、伸長度は十分。秋が楽しみになりました。

惜しかったのはサトノフラッグ。やはり良馬場なら走る馬です。そして私が期待していた8番人気のヴェロックス(4着)も復活の気配を感じさせる内容でした。

   

中2週か!?昨年と同じ圧倒的1番人気が敗退!!

昨年のアーモンドアイに続き今年も断然の人気に推されたグランアレグリア(1.5倍)が2着に敗退しました。

春のGIシリーズの総決算「安田記念」。昨年は圧倒的な人気に推された女傑アーモンドアイが、グランアレグリアの前に完敗。今年はそのグランアレグリアがアーモンドアイと同じヴィクトリアマイルを制して、GIマイル5勝と言う金字塔を狙って参戦。

ところが、昨年のアーモンドアイと同じでヴィクトリアマイルから初めて経験する中2週で登板。高速タイムの決着後でその疲労、反動が中2週で大丈夫なのか、私にはどうしても気がかりでした。 実際、グランアレグリアの鞍上のルメール騎手は、レース後「今日は前走と手応えが違いました。道中も苦しそうでしたね。直線の反応も遅かったです」と、ヴィクトリアマイルと違うグランアレグリアだったことを吐露。

それを逆手にとって晴れの栄冠を掴んだのが8番人気・ダノンキングリー。中団の外で折り合い、ゴール前は一番外から鋭く追い込んで来ました。秋の天皇賞以来の実戦でしたが、キッチリと仕上げた萩原厩舎のスタッフ、見事な騎乗だった川田騎手。素晴らしいチームワークの勝利でもありました。

  レースはトーラスジェミニの内から果敢に主導権を手にしたダイワキャグニー。ダノンプレミアム、ラウダシオン、そして抜群のスタートを決めたインディチャンプが3番手の好位をキープ。

そしてシュネルマイスターの内からサリオスが迫ります。外にダノンキングリー。グランアレグリアはケイデンスコールなどと共に後方を追走。

注目の前半4ハロンが46秒4。最近になくゆったりとした流れで展開。従って先頭から後方まで各馬一団。こうなると直線の決め手勝負になる公算が大。

  ラスト200m辺りでトーラスジェミニの外に抜群の手応えで並びかけた福永・インディチャンプが、ここからようやく追い出しにかかります。その外からシュネルマイスター、大外から大きなアクションの川田騎手のダノンキングリーが迫ります。

直線で馬込みの中から必死に追うルメール騎手のグランアレグリア。行き場がなくなり進路を探してインディチャンプの内に取ります。

ゴールまであと100m。先頭が馬場中央からインディチャンプ。内からグランアレグリア。一番外のダノンキングリーが内のシュネルマイスターと馬体を併せるように肉迫。

ラスト3F33秒9の激しいゴール前の叩き合いは外のダノンキングリーに軍配。僅かにアタマ差でインのグランアレグリアが2着。シュネルマイスターがアタマ差インディチャンプを捉えて3着。サリオス(3番人気)は直線でゴチャつき挟まれる手痛い不利。8着と敗退しました。

優勝したダノンキングリー。昨秋の天皇賞以来の登板。長期休養明けでしたが、厩舎一丸となった渾身の仕上げ。ようやく初のGI制覇!願いが通じました。