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Archive for 競馬

カタかった!?いや、これは奇跡に近い出来事だぁ~!!

 オークスは1、2番人気のブエナビスタにレッドディザイアで決着。4番人気のジェルミナルが3着。しごく順当な結果となりました。ちなみに、6番人気のブロードストリートが4着で、3番人気ディアジーナが5着。5番人気のデリキットピースが6着。上位6番人気までがすべて上位を独占。
 3連単が2,430円。そのわりに3連複が1,250円とは、ファンの方もあまりの低オッズに比較できなかったのかも知れません。いずれにしても、3年前のカワカミプリンセスで3連単が16万4,300円。2年前がローブデコルテで3連単は5万7,000円。昨年がトールポピーで3連単44万360円。オークスといえば、3連単は高額配当が通り相場。今年はレアケースだったのでしょうか。
 ところが、4年前のオークスでは、オークス競馬史上、ドーンと輝く1、2、3番人気で決着。シーザリオ、エアメサイア、ディアデラノビアの3頭。単勝150円。3連単は3,330円。今年よりは配当面で恵まれました。
さて、今年のオークスですが、考えてみれば桜花賞とまったく同じ結果。3着まで桜花賞の再現となりました。結果的に人気通りだとしても、そんなことって、ありえるのでしょうか。
 桜花賞出走馬が8頭。他の9頭は桜花賞には不出馬。ディアジーナやハシッテホシーノのように、桜花賞を早々に回避。オークス1本だけに狙いを絞り込んできている馬もいるのです。桜花賞組とは未対決。しかも、阪神コースから左回りの東京コース。ブエアナビスタ、レッドディザイア、ジェルミナル。3頭とも東京コースはむろん、左回りの経験がないのです。長距離輸送も初めての経験。そして、なんといっても、芝2,400mの長距離戦が初めて。そういう状況で、桜花賞と同じ結果になるわけがない、と、私自身も確信に近いものを持っていました。
 ところが、桜花賞そのものの結果だったのです。
 戦前から強力同型が不在、好枠に恵まれたヴィーヴァヴォドカの単騎逃げ。おそらくスロー。後方一気のタイプは厳しい競馬だろう、と考えていました。ブエナビスタは桜花賞と同じ脚は使えるだろうか? 初めての2,400mでラスト34秒を切るような脚は使えないだろう、と。
 が、ブエナビスタ提示した数々の課題、不安を、奇跡的な末脚で見事に打ち砕いたのです。予測通りヴィーヴァヴォドカの単騎逃げ。外からやや折り合いを欠くようにデリキットピースが接近。3番手にディアジーナ。2コーナーを回ると、先頭、2番手、3番手以下は間隔が開き、各馬は折り合いに専念。後方にレッドディザイア。その後ろ、最後方近くにブエナビスタ。前半の1,000m通過が61秒0、1,200m通過は1分13秒5。カワカミプリンセスが優勝したときが、前半5Fが58秒1、一昨年のローブデコルテのときが59秒1。それに比べても明らかにスロー。ブエナビスタは大丈夫か? スタンドにいたファンは誰もがそう思ったに違いありません。
 4コーナーで最後方グループにいたブエアナビスタ。安藤勝騎手は位置取り、前を走るライバル達の動きを見て、内をつこうか外に出そうか瞬時迷ったそうです。そして「これはヤバイな」と、仕掛けが遅れたことの悔いがよぎったとか。
 直線中程でディアジーナが早めに先頭に立ちかけたとき、レッドディザイアがもの凄い勢いで先頭。これは間違いなくゴールへ1番で入ると思ったときでした。大外から信じられない末脚で強襲してきたのがブエナビスタ。まさに周りの時間が一瞬だけ停止したかのような神業的な末脚。馬体を併せてゴールインした2頭。鼻差だけブエナビスタの勝負の執念が、レッドディザイアを上回っていたようです。ゴールが分かっている馬、そんな感じのするブエナビスタでした。ラスト3Fが33秒6。この奇跡の原動力を見たような気がします。レッドディザイアが2着で、3馬身離された3着がジェルミナル。桜花賞とまったく同じ結果。これも奇跡だと思います。

BSNテレビ「ワンダフル競馬実況中継」の出演者は、最高にナイスな個性派揃いで今年も最終回!

0905211  新潟大賞典の5月9日(土)からスタートとしたBSNテレビ(新潟放送)「ワンダフル競馬実況中継」。今週の5月23日で今年は最終回。例年、レギュラーで解説しているせいか、故郷の実家に帰った気分で伸び伸びやらせて頂いております。それゆえ、毎年この番組は素の自分自身が出せるので、出演時間が来るのがとても楽しみなのです。
 それは影で支えて頂いているスタッフのご配慮もあるのですが、共演者が実にユニーク。MCの近藤文靖アナウンサーは、TBS系列のアナウンスの腕前を競う局アナ対決ではいつも優勝候補の一人で、実際、優勝された経歴を持つGI級のアナウンサー。まだ独身で、携帯電話を持たない頑固なところもあるのです。ガハハハ・・とよく笑い、とにかく明るいアナウンサー。テレビに出ながら、オシャレにはあまり興味がなく、衣装もこだわらない古き良き時代の日本男児なのかも知れません。
 誰にも優しく、腰が低い。趣味が競馬で、番組中に台本にはない「近藤さん、その予想を架空実況でやるとどんな風ですか」と、私が振ると「各馬4コーナーを回って、先頭は・・」と、躊躇なくやってくれる、本当にいい人なのです。隣りに座っていても楽しいのです。
 そして、今年から實石(じついし)あづさアナに代わり、アシスタント担当になったのが、BSNの綺麗系、オネエ系アナの水島知子アナウンサー。旅行が趣味で、一人旅でもずいぶん色々なところに出向いたとか。佐渡にも一人で住んだ経験もあるのだそうです。早く良き伴侶に恵まれることを祈っていますが、男性への旅行はまだ未知? だそうです。
 今回から初めてテレビの競馬担当になったせいか、配当読みにスムーズさを欠きましたが、額に汗する一面がまた何とも初々しさが出ていて、またまたファンになってしまいました。
 BSNといえば、番組で実況中継をしている星野一弘アナウンサー。独特のストレートコース新潟1,000mの実況は、恐らくこの方の右に出る人はいないでしょう。それは名人芸の域に達しています。TBS系列の各局対抗では、サッカー実況中継部門で優勝。名スポーツアナここにあり、という逸材ぶりを発揮して星野アナのファンから大喝采を浴びました。よくニュースの現場にも出て、名リポートを送ってくれています。今年は眼鏡を新調したのでしょうか。体に似合わず(失礼)オシャレな一面を見せています。
0905212  そして、パドック担当の若き二枚目、高橋知幸アナウンサーもいるのですが、ここでご紹介したいのは、新潟市内で歯科医院を経営。歯科医でありながら競馬の趣味が高じて、テレビで解説までするようになった新潟の有名人、いくのひろし先生。ポリシーは万馬券しか狙わないこと、通称、万馬券ハンター。このブログでも以前、写真つきでご紹介したのですが、100万、200万の予想をバシッと的中。穴党の私も羨む方です。そしていつもニコニコ顔で、スタッフからも愛されている、いくのひろし先生。今年の春は好調でNHKマイルCのジョーカプチーノが◎。相手の1頭にレッドスパーダ。ヴィクトリアマイルが惜しくも3着だったショウナンラノビアが本命。雨だったら1-1があるかも(2着ブラボーデイジー)と、ドキッとする予想も。
 足と腰が痛いといったら、早速、薬を送ってくれたりする、本当に優しい歯医者さん。治療もほとんど痛くないのかも・・と思ったりします。
 まあ、こんな素晴らしい仲間の共演者。今週で番組が今年最後とは、淋しすぎます。