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Archive for 2011年9月15日

あんな調教で勝たれなくて良かった!それでも高い潜在能力をアピールした香港勢!!

0915_1  それはそれは激しい叩き合い、もの凄いデッヒートでした。5着に逃げ粘ったテイエムオオタカまで勝ち馬から0秒2差という大接戦。
0915_2  何がなんでも逃げたいと主張していたテイエムオオタカとヘッドライナー。この2頭の逃げ争いが大きなカギを握っていた今回の「セントウルS」でしたが、結局ダッシュ良く飛び出したのが3歳馬テイエムオオタカ。当然ながらヘッドライナーが仕掛けて並びかけて来ると思っていた和田騎手。ところが、ヘッドライナーは3番手グループをシゴキながらの追走。2番手に付けたのが2番人気のエーシンヴァーゴウ。抑えきれないくらいの手応えで、0915_3楽々2番手追走。新潟の直線1000mで連勝してきたことが、結果的にこの馬には大きく吉と出たようです。
 前半3ハロンが34秒1。開幕週の阪神としては比較的遅い流れ。ニュー阪神競馬場に変わってから過去4年。いずれも前半3ハロンは33秒台。4年前のときは11番人気サンアディユが優勝。このときの前半3ハロンは33秒4で、勝ちタイムが1分7秒1。今年の1分8秒5と比較しても格段の開きです。
 もちろん、その時の馬場状況や、各馬の能力差があると思われますが、秋の開幕週ということでは共通しており、良馬場という条件下、この時計の異なる意味というのは、GIスプリンターズSを考察する上で、大きなターニングポイントになりそうです。
 昨年のセントウルS優勝馬ダッシャーゴーゴーは1分8秒0で快勝。レースのラスト3ハロンが34秒1。一昨年のアルティマトゥーレは前半33秒8の流れに、好位置で対応して2馬身半差の圧勝。レースのラスト3ハロンは34秒0。
 そういった過去のレースを踏まえて、今回のセントウルSは芝1200mの重賞としては明らかに平凡。同じ日の1000万・仲秋特別(芝1400m)の前半3ハロンが34秒2と比較しても、レベルが低い内容だったことがハッキリしています。
 平凡な時計の決着。そこに2番手から競り勝ったエーシンヴァーゴウの優勝があり、香港ラッキーナインの2着好走があったと思われます。
 3着ダッシャーゴーゴーは昨年時よりも0秒6も遅いタイム。調教で今ひとつ迫力不足のような印象でしたが、きゅう舎サイドでは、昨年が目一杯に仕上げて本番のスプリンターズSが2位降着から4着に敗れ去ったことを考慮。今回は少し余裕の仕上げにしたとコメント。中2週あけて本番を迎える上で、やはり最有力馬には違いありません。
 優勝したエーシンヴァーゴウは田辺騎手の好判断が光りました。テイエムオオタカの2番手という積極策。無理に押さえ込まず、馬の任せるままに騎乗してきた田辺騎手。彼自身も大きな進歩となる1勝だったとはずです。
 それにしても、香港勢には驚かされます。あのキャンター1本で2着だったラッキーナイン。結果的に降着となりブービーだったものの29K増で4位に食い込んだグリーンバーディー。共に4月、5月以来の実戦。こんな調整でここまで来たことを踏まえて「2年連続で惜しいレースでしたね。来年は3頭連れて来ようかな」と、笑顔で語るファウンズ調教師。
 日本の競馬ファンにしてみれば、そんな香港の馬に勝たれないで良かった・・と、胸を撫で下ろしているかも知れません。
 本番はシンガポールのスーパーホース、ロケットマンが参戦とか。大物級の来日に日本側も色めきたっています。0915_4

ボルトが1本入っていて、これだけ走るのですから頭が下がります!!

No1480  大歓声の直線で力強く抜け出したのが2番人気のフィフスペトルでした。秋の中山、重賞第一弾「京成杯オータムハンデ」は、GIマイルCSを睨んだ一戦。新潟の関屋記念で休養明けながら快勝したレインボーペガサスが57・5Kのトップハンデ。それを受けてこの日は3番人気。
1番人気に推されたのが3連勝のあと関屋記念で大外から鋭く伸びて2着だったエアラフォン。この秋の赤丸の期待株。関屋記念と同様に福永騎手を迎えましたが、可哀想だったのは激しい流れ。前半34秒0-45秒1-56秒6と、スタートからよどみなく流れる展開。比較的、平均かゆったりしたペースに慣れてきているエアラフォンにとっては、この一転した激しい流れが、これまでに経験がなかったこと。それでも先行馬が次々に脱落して行く展開は、エアラフォンにとって願ってもない末脚を生かす絶好の形でしたが、逆に激しい流No2200 れに戸惑って、本来の強靭な末脚を生かせなかった印象。馬体重がマイナス12Kと目一杯の造り。それゆえこの5着はGI戦線に出走する上で、賞金を重ねたかったエアラフォンにとって、なんとも痛い一戦でした。
 さて、見事な優勝を飾ったのがフィフスペトル。昨年4月から骨折で1年に渡る休養。カムバック初戦の3月の阪神・六甲Sで、いきなり際どい5着。6月の東京、夏至Sでは一転した逃げの手に出て、オペラブラーボ以下を圧倒!時計内容も良く、次走の重賞が大いに楽しみにされていた馬です。
中団でしっかり折り合うと、勝負どころでは好位置に進出。外から伸びてきたアプリコットフィズが来ても動じず、これを振り切るようにゴールイン。着差以上の強さがあった内容でした。
 表彰式が終わって検量質の前に現われた加藤征調教師に「おめでとうございます。この前の夏至Sは1800mでしたが、今日は1600m。どのくらいの距離がこの馬にはベストだと考えられていますか」と私。
No3200 「そうですね、もともと自在性というか素直な馬なので、距離は1600mでも大丈夫だと思っていました。まだまだ可能性のある馬なので、中距離だったら大丈夫だと考えています。ただ、直線の長いコースは少しまだ課題があるようですね」と加藤征師。
「それでは今日のレースは考えていた点数をつけると・・」と私。
「うん、満足ですね。現時点で最高に近い形のレースは出来ていたと思います。とにかく大怪我で、脚にボルトが入っている馬ですから本当に頭が下がります」と加藤征師。
「まだ先のことは考えていませんが、出来たらやはりGIに出してあげたいと思います」と語り、おそらくマイルCSに向けて舵取りをして行くものと思われます。父がキングカメハメハ。注目の良血がようやく花開いてきた印象です。
今回、私が狙っていた馬はコスモセンサーでした。春のマイラーズCではアパパネと大接戦していた馬です。しかも、開幕週の中山のマイル戦で、願ってもない1番枠。これは松岡騎手がスタートで前に出て行って、外から来たら好位置に下げるだろう、と考えていたのです。
 ところが、3番枠の追い込み馬スズカコーズウェイの北村宏騎手が負けまいと、強行に前での位置を主張。内にいたコスモセンサーは一旦控える形を取ったら、今度はスズカコーズウェイが手綱を絞って下がってきます。そのアオリを受けてコスモセンサーも下げざるを得なくなり、位置取りが悪くなってしまいました。それでも、4角でインから伸びかけてきたのですが、今度は窮屈になり伸びを欠いてしまいました。内枠が逆にアダになった印象です。残念!

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