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Archive for 2020年7月31日

なにがなんでも行く!強気の逃げが功を奏す!!

「おっと、あぶねぇ!」と、隣の馬と接触して前につんのめりそうになった浜中騎手。その隣の馬こそ優勝したジョーカナチャン。鞍上の若い菱田騎手は「うひゃー!それ行け~!」の心境で、ぐんぐんと加速して行きます。ちなみに、つんのめった馬が私の◎イベリス。

夏の新潟の名物レース「アイビスサマーダッシュ」。日本で唯一の直線1000mの重賞競走。おりしも今年はスタンドの観客はゼロ。先週に続き無観客レースとなりましたが、スピード自慢の18頭が揃い白熱した一戦。

  昨年の優勝馬ライオンボスが1番人気。直線1000mは外枠に各馬寄って行くため、外枠を引いた馬が有利とされています。13番枠を引き当てた1番人気ライオンボスにとっては、まさにラッキーな枠順。

         

果敢に逃げるジョーカナチャン。外枠に寄りながら主導権。その直後で外からライオンボス。この2頭をマークする形で外へ外へと進路を取るCBC賞を制したラブカンプー。

それに続く1000m初体験のイベリス。馬場の七分どころを追走。そして内からカッパツハッチ。

懸命に逃げる一番外ラチにたどりついたジョーカナチャン。そしてライオンボスも馬体を内に併せる形で接近。その内から割って伸びて来たのが待機していたビリーバー。内側にはメイショウカズヒメ。食い下がっていたイベリスはその内。さらに馬場中央から末脚を温存していた5ハロン巧者ダイメイプリンセスがグングン肉迫。インで頑張るカッパツハッチ。

10秒0-10秒4-10秒8。10秒台が連続して続いたせいか最後は苦しくなったジョーカナチャン。それでも最後は振り絞るように11秒6。なんとかライオンボスをアタマ差振り切って嬉しい重賞制覇。菱田騎手も自信があったのか当然のような表情。

ライオンボスの内から追い込んだビリーバーがクビ差3着。以下、メイショウカズヒメ、ダイメイプリンセスが5着。

私が楽しみにしていたイベリス(8番人気)は勝ち馬と0秒3差の7着。無事にスタートを決めていれば際どかった印象でした。

事件的、結末の伝統の函館記念!圧巻のAジャスタ!!

       

     

函館競馬のラストを飾った伝統の「函館記念」。なんとブービー人気のアドマイヤジャスタ(15番人気)が、劇的な大変身で圧倒。ファンの度肝を抜きました。

前日から人気がくるくる変わる波乱含みの一戦。5番人気のトーラスジェミニが主導権。前半が58秒8のハイペース。 アドマイヤジャスタは中団の中で末脚を温存。勝負どころで外々をまわり直線はラスト200mで先頭に立ちます。内で粘るトーラスジェミニ。これにしぶとく食い下がるバイオスパーク。これらをアッサリ捉えて文句なしアドマイヤジャスタの圧勝劇。これまで凧の糸が切れたかのような不振が続いていた馬とは驚きでした。

流れが速く(47秒0-58秒8)で、先行勢には厳しい展開の中で、外から鋭く追い込んだ13番人気のドゥーモが、3番人気のバイオスパークを捉えて2着。トーラスジェミニが4着。

単勝7730円。馬連は13万1670円。そして3連単が343万2870円也。今年の函館記念は事件的、結末の衝撃的結末でした。