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Archive for 2022年10月14日

熾烈なデッドヒート!間一髪、間を割って出た馬は・・!!

  今月末に行われる「天皇賞」。その前哨戦である重要な一戦、伝統の「毎日王冠」は、まさに手に汗を握る結果となりました。

  その主役は優勝したサリオス。単勝3.0倍の1番人気。昨年の大阪杯を制したレイパパレが2番人気で、ジャスティンカフェ、ダノンザキッド、ノースブリッジと続きました。

川田騎手はお手馬ダノンザキッドではなくレイパパレを選択。今春のヴィクトリアマイル12着からも東京で本当に大丈夫か?不安がよぎりました。

ところが、ダノンザキッドに目を覆いたくなる事象があったのです。スタートでスターターとのタイミングが合わず、なんとゲート内で突進。額をぶつけたか、ゲートをこじ開けて飛び出すハプニング。

検査で競走に支障はないと判定されて再びゲートイン。まず飛び出したのがレッドベルオーブ。先頭に立つとグングン加速。スピードに乗って後続を離し気味に飛ばします。

キングオブコージとレイパパレが2、3番手。その背後には内にサリオス。それをマークする形でダノンンザキッド。その内にはポタジェ。出遅れたノースザブリッジは後方。その真後ろがジャスティンカフェ。

前半の5ハロン通過が57秒9。見た目よりも緩みないペースで展開します。ただ、2番手以下はひと塊りの一団。

直線はラスト400mでレッドベルオーブに並びかけたレイパパレが満を持して先頭。これを直後でマークしていたダノンザキッドが追い出しにかかります。そのとき後方で待機していたジャスティンカフェが外から猛然と末脚を伸ばして来ました。そして前を行く2頭に並びかけたと同時に、一旦、中団に下がったサリオスが驚異の伸び脚で強襲。ダノンザキッドとジャスティンカフェの間から割って出て来ました。このガッツこそが本来のサリオス。

時計が1分44秒1のレコード。鞍上の松山騎手共々、胸を張って次のG1(マイルCS または 香港マイル)に駒を進めることとなりました。

一瞬、外から強烈に伸びたジャスティンカフェに軍配が上がりかけましたが、それを上回るパンチ力で唸らせたサリオス。得意の東京コースと言うこともありますが、本当にゾクゾクするくらいの切れ味でした。

また、3着だったダノンザキッド。戸崎騎手が「申し訳ないです。馬にも影響があったと思います」と平謝り。

一方で、4着に敗れたレイパパレ。「大阪杯で勝ったときに近いくらい状態は良かった。時計が速い中で良く走っています」と、川田騎手は愛馬レイパパレを褒めたたえていました。

なんと7歳で初GI制覇!母は短距離の女傑!!

  それは、まさに人馬一体!感動のGI制覇となりました。秋のGI第1弾となるスプリンターの決定戦、「スプリンターズステークス」

快挙を成し遂げたのが、あと2ヵ月と少しで8歳を迎えようとしていたジャンダルム。まさに待望のGI制覇。鞍上の荻野極騎手は25歳で栄光のGIジョッキーとなりました。

圧倒的な人気に推されたのがメイケイエール。直前のセントウルSをレコードで圧倒!とは言え、今回はセントウルSから中2週の強行軍。果たして反動はないのか、私にはそれがどうしても気がかりでした。

そして、注目していた日本レコードホルダー、韋駄天テイエムスパーダが絶好の1番枠。スタートをポンと決めれば間違いなく主導権。この馬のペースで進むはずでした。

ところが、どうしたことかテイエムスパーダが、なんとなんと、よもやのスタートミス。後方に置かれたのです。それならばとばかり好発のファストフォースが、しごいて先頭を狙います。

それはマズい!必死にしごいてテイエムスパーダが、先頭に立ったファストフォースに内から並びかけてようやく先頭。それを直後で見る形になったのが2番枠の8番人気ジャンダルム。その背後にメイケイエールがポジションを取ります。これにピッタリと2番人気のナムラクレア。そこにはダイアトニック。その後ろにウインマーベル(7番人気)。

そして、後方には高松宮記念を制したナランフレグ(7番人気)、GI馬シュネルマイスター(3番人気)。

前半の3ハロンが32秒7。10年前のロードカナロア以来の速いペース。4コーナーをまわるとテイエムスパーダに並びかけるファストフォース。そこへ直後のインを進んだジャンダルムが、勝負所と見て猛然とラストスパート。そして直線で一気に先頭に立つと、その勢いのままゴールを目指します。

なんと好位にいたメイケイエールが息切れ。そこへ後続がどっと押し寄せます。馬込みを割るように伸びて来たウインマーベルが強襲。外からナランフレグ、ダイアトニック、大外のナムラクレアも押し寄せて来ました。

なんとかクビ差ウインマーベル振り切ったジャンダルム。母が短距離の女傑ビリーヴ。100%力を出し切った見事な騎乗を見せたジャンダルムの荻野極騎手。感動的な騎乗でした。

大接戦の争いはウインマーベルとナランフレグが2、3着。ダイアトニックが4着でナムラクレアが5着。

1番人気のメイケイエールが14着。レコードの反動からか惨敗となりました。