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今でも世界一強い馬

 そのとき、武豊騎手は負けないことを、確信したそうです。4コーナー手前で、今まで感じたことがないくらいの凄い手応え。もう彼には思い残すことがないように、走らせて上げたい。この2年間、いつも彼のことばかり考えて来た、という武豊騎手。あの時、そして、あの時の場面が走馬灯のように瞬時に流れていったのでしょう。
 その通り、まさに異次元の破壊力でバッサリ。ディープインパクトは相手に別れを、そして最強の強さを誇示するかのように、伝説の3馬身差。
0612261_1  スタンドは大歓声と拍手で武豊・ディープインパクトを迎えます。そして、すぐにディープ・コール。涙しているファンもいます。
 昨年、有馬記念を制したハーツクライがJC後に現役をリタイア。強いライバルが消えてしまったとはいえ、勝ち時計が昨年の優勝タイムと同じ2分31秒9。ディープはわずか0秒1詰めたに過ぎないものの、なんとラスト3Fが脅威の33秒8。レースの上がり3Fが35秒4ですから、まさに周りの時間が止まった観。ディープ自身も昨年の有馬記念のラスト3Fが34秒6を約1秒近く短縮。驚くべき馬です。
 武豊騎手はいいます。本当に今でもディープインパクトは世界で一番強い馬だ、と思っていると。
 私は3歳馬ドリームパスポートに期待しました。直前の調教でステッキが強く入っていたことから、少し重いのかな、と考えましたが、本番はプラス12kgの馬体。成長分をも見込んでも余裕のある造り。結果は4着。レース中のポジションは文句なし。ところが、直線に入ってから前がカベ。外に出そうとしたところ、そこへ外からポップロックがかぶせて来て、万事休す。体制を立て直して追い上げたもののゴールでした。2着はあった内容です。JCで厳しい競馬を強いられて、ディープインパクトと2馬身差。3歳の成長力を合わせて、来春の天皇賞最有力馬です。

 SNAP SHOT 披露いたします

0612262 0612263 [左]TBSラジオ有馬記念特集「エキサイトサタデー」で元木大介さん、青木真麻さんと。さようならディープインパクト引退式。感動と涙で大興奮。
[右]有馬記念当日、東京競馬場AM11:40 センターコートステージ・トークショー。司会の桜井悠美子さんと。

 今週は東京大賞典

 今週、12月29日(金)はTCK大井競馬場で今年ラストのGⅠ「東京大賞典」ダート2000mが行われます。
 2年連続このレースを制している王者アジュディミツオーが、内田博騎手とベストコンビで出走の予定。ただ、6月の帝王賞以来の実戦。フルに能力を出せるかどうか気がかりです。JBCクラシック2着のシーキングザダイヤ、変わらず好調のブルーコンコルド、カフェオリンポス、ハードクリスタルといったJRA勢との対決になりそうです。
 この日、私がイベントに出演します。「東京大賞典」直前トークライブ。
 第8レース終了後、15時5分ごろから。トゥインクルステージで。注目のゲストはヤクルトの川島亮投手。司会は目黒貴子さん。楽しいイベントにしたいと思います。

いよいよオーラス、有馬記念です。

 泣いても笑っても有馬記念です。話題の中心はディープインパクト。伝説的な強さで勝ちまくってきた6冠馬。このスーパースターがいよいよラストラン。武豊騎手も「ディープが勝つところを、是非、競馬場に見に来て欲しい」とアピール。池江泰郎調教師も「こういう馬は二度と出会えないだろう」と、愛馬を称えます。
 で、当然ながら人気は過熱。有馬記念当日は、中山競馬場に歴史的な最後のディープインパクトの快走をひと目見ようと、多くのファンが詰め掛けて来るものと思われます。場内はほとんどがディープのサポーター。徹夜組を含めて入場者は20万人近いとも。大変な盛り上がりようです。

 さて、そんなディープインパクトは期待に応えて、再び快走を見せてくれるでしょうか。
 前々日の単勝オッズは1・3倍。当日は1・1倍?

 ディープインパクトは唯一、日本で敗れたのが昨年の有馬記念。考えてみれば、弥生賞で首差勝ち。皐月賞は圧勝したものの中山コースは、東京や京都に比べて、何かぎこちなさ、迫力に欠けることも事実。他の馬よりも歩幅が20センチ長く、それが一気に突き放せる原動力。ストライドが大きいです。ということは、東京や京都の広いコース向きともいえます。
 今年秋のディープインパクトは渡仏して、凱旋門賞に挑戦。彼の地で喉の疾患にかかり、それが詰まるところ、3着失格になりました。その後、天皇賞に挑戦かと、東京競馬場に入きゅう。結局はそれをパスして、栗東に戻り、再びジャパンCで東京に。この秋は目まぐるしく環境が変わりました。で、ジャパンCがデビュー以来の最低減の馬体重。蓄積疲労はないものか、目に見えない疲れはないのか、気になるところです。
 それでも、ディープインパクト。不安を跳ね除けてしまうスケールを持った馬がディープでもあります。

 私の予想は、ジャパンCで本命にしたドリームパスポート。私の携帯サイト(http://abeko.jp 24日朝OPEN!)をご覧になって頂ければわかりますが、強力3歳世代の中でもトップに位置する馬。あの2着とはいえ菊花賞でレコードの首差2着。昨年のディープを2秒近く上回っているのです。アドマイヤメインの参戦でハイペース必死。直線でドラマチックな豪脚に注目です。