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Archive for 競馬

汗汗の中で力説!走る走る!§^。^§

 この日、5月27日は日本ダービーということもあって、どこに行っても人、人。気温は真夏並みに急上昇。
 「アベコーさん、この日は12時から競馬教室」をお願いしますね。と関係者から依頼(オークスからエプソムCまでの4週)されていて、一方で「アベコーさん、12時45分から事前収録をしたいのですが」と、BSフジのスタッフから伝達。11時にそのテレビの打ち合わせ入り。テレビの画面に出すフィリップに馬名やら買い目やら。頭が走るマジックペンが走る。大忙し状態。
 あっという間に、正午寸前、競馬教室は7階。VIPルームにダッシュダッシュ。息を切らせながら現場に到着。ダービーの日に選ばれた幸運なVIPの方たち。半分くらいは初心者の方。ダービーを中心にこの日のもうひとつの重賞、目黒記念、むらさき賞、富嶽賞、中京のこでまり賞、名古屋城S、有松特別。汗を拭き拭き私の携帯の予想を一通り披露。うんうんと、うなずきながら熱心に聞かれる初心者のご年配の女性。ひとりしゃべりとなれば私の独壇場。アベコー・ワールドに持ち込み馬券の買い方まで指南。そして爆笑のうず。予想の結果はダービーこそはずしたものの、目黒記念の3連単や、富嶽賞、中京の2特別が的中。きっと喜んでくれただろうな、と思いをめぐらしております。

☆新妻、梅津弥英子アナと万券予報

 そんなこんなで12時40分。番組のスタッフの方が待ち構えていて、そこからまたダッシュで1階の競馬場正門玄関入り口近くのローズガーデン前に一目散。外は照りつける太陽。気温は30度Cを突破。撮影場所前は黒山の人だかり。額から流れる汗汗の私を拍手で迎えてくれるファン。わーっ、嬉しい!
0705311 このコーナーの事前収録は「アベコーの万券予報」。ここではフジテレビの梅津弥英子アナウンサーとの絡みで進行。彼女とは以前、CSの番組で一緒だったのですが、このコーナーは今回初めて。それまでの相手だった長野翼アナウンサーも綺麗だったけど、梅津アナもすらっとした美人。昨年、結婚して子供が生まれたとかで、新妻の淫靡な、失礼!実に清潔感のある明るい若奥様。
「アベコーさん、今日の目標金額は?」梅津アナ。
「100マンエーン!でございます」と私。
「で、手持ちの金額は?」と梅津アナ。
「1万円しかありません」と私。
 でコーナーが始まり、ここでも用意した私の手書きのフィリップを、ボードに貼ってひとつひとつ説明。それでまたまたアベコー・ワールドに持ち込み、皐月賞1、2着馬はなぜ来ないか、フサイチホウオーではなくて、なぜアドマイヤオーラかを力説。滝のように流れる汗汗。それが目に入り痛いのなんのって。テレビカメラは一発本番ゆえに、容赦なく撮り続けます。時間が迫り、ああ時間が、あれれ、参考レースが入れないと、と頭で思いつつ、終了。吹き出る汗汗。周りを囲んだファンからやんやの拍手。
 間髪、入れずスタッフが「アベコーさん、ウイナーズサークル前に移動を急いでお願いします。そこから番組のオープニング事前収録です」と催促。またまた移動で汗汗。
 あまりの日差しの強さのせいか、梅津アナから「アベコーさん、顔が真っ赤」と指摘。そういえば顔がなんとなくヒリヒリ。
 そんなこんなで、8階にあるスタジオブースに戻って、予定の2時から4時までの生番組はスタートしたのでした。

☆変身くノ一忍者に汗汗の吉田豊J

0705312 番組終了後、地下にある検量室前は、まだダービーの余韻がさめやらず、多くのマスコミ関係者、競馬関係者でごった返しておりました。そこへ、あのくノ一忍者、井上オークス女史が登場。あらら、セクシー衣装だったオークス時とは一転した身なりに変身。むむ、さすが、くノ一、この変わり身がいいのだな・・。
 してダービーは・・と聞くと、「サンツェッペリンの単勝6万円!」とか。さすが男の子、失礼!いや、くノ一、やることはデカイぞー!確か皐月賞もサンツェッペリンに1万円を投入。もの凄い大金持ちになるところでした。今回は4着。また修行に出るそうです。
0705313 と、そこへ目黒記念で首差届かず2着だった、私の幻のダービー馬、ココナッツパンチの吉田豊騎手が、汗びっしょりで額を拭き拭き登場。
「あー、また豊(武)さんにやられましたよ。向こうは内でしょ。こっちはうまく外に出せたと思ったんですけどね~」。
 そうか、弥生賞でアドマイヤオーラ(武豊)に首差。今回もポップロックに首差。またかの思いだったのでしょう。
「でも、これでココナッツパンチに2着の賞金が加わるし、秋には大きいところを狙いますよ」と、流れる汗の中に闘志をみせていました。

 今週は「データでVANVAN!」に登場だ(^0_0^)

0705314 私のインフォメーションです。今週、6月1日(金)6月2日(土)にグリーンチャンネルの「明日のレース分析・データでVANVAN!」に、また登場します。
この番組は過去のデータを豊富に引っ張り出してきて、それを元に競馬の予想に結び付けちゃおうという、いわゆるためになる競馬番組。
 今週は金曜日にユニコーンS、土曜日に安田記念の予想も展望しながら、キャスターの森本さやかさん(金曜日)、森望美さん(土曜日)と、わいわいと楽しく番組ができればいいなあ、と思います。
 放送時間は20時15分からの予定です。
0705316_2 0705315_3 [左]森本さやかさん/[右]森望美さん

ああ、ウオッカや、ああ、ウオッカや\(◎o◎)/!

 まいった!しびれた!感動した!3馬身差の圧倒劇!!日本ダービーのウオッカには度肝を抜かされました。私の長い競馬の歴史の中で、牝馬がダービーを勝ったことすら初めて観る経験。この歴史的、貴重な事実の前に立ち会えたことを、一人の競馬ファンとして素直に喜びたいと思います。
 それにしても、ウオッカの強さは圧巻でした。2分24秒5という時計はキングカメハメハやデーィプインパクトには及ばないとしても、昨年のメイショウサムソン(2分27秒9)はむろんのこと、あのスペシャルウイークやアグネスフライト。更にはウオッカの父のタニノギムレットの2分26秒2を楽々上回る時計。
 しかも、驚愕させられたのは、レースの上がりタイムが過去10年で最高の34秒4。つまり、流れが遅かったからゴール前の時計が速くなったものですが、それにしても、それにしてもウオッカの33秒0という神業的な破壊力は、あまりの次元の違いに、背筋がぞくぞくと震撼させられました。
 2歳の時点の阪神JFで、マイル1分33秒1という古馬のオープン並みの時計を出し、あっと息を呑みましたが、だからこそ逆に長距離に対しての適性ということで、不安もあったことも事実。ところが、歴史に残るような競走馬の性能というのは、距離の壁もまったく問題なく乗り越えてしまうものなのですね。
 私の心のヒーローに、昭和42年から44年にかけて大活躍したタケシバオーがいます。彼は春の天皇賞を勝ったあと、その年の秋のスプリンターズSをレコード勝ち。3200mを圧倒的強さで勝った馬が、62Kを背負って1200mを圧倒。これも強さが次元の違いで距離を乗り越えた瞬間でした。
 今年の日本ダービーは、どんな流れ、展開であったにしろウオッカには歯が立たなかったでしょう。前半5Fが60秒5というスロー。主導権を取ったアサクサキングス。それをマークするサンツェッペリン。ところが、皐月賞で逃げ切ったヴィクトリーはそこにはいないのです。出負けしたといっても行こうと思えばいけたはず。仕掛けるとわっーと行きそうだったから、とのコメントですが、馬券を買っている多くのファンは、ヴィクトリーが逃げるということで、馬券を購入しているはず。逃げないのであればファンに対する裏切りにも匹敵します。
 結果的に逃げないヴィクトリーが今年のダービーの大きなキーでもありました。それゆえ、流れが極端に遅くなり、断然の1番人気フサイチホウオーが目標とする馬が前にいなくなって、引っ掛かる有様。そのフサイチホウオーを後ろでマークしていた、私の本命アドマイヤオーラも結局は仕掛けが遅くなってしまう結果となったわけです。
 ここ3年、私のダービー◎は、いずれも2着。今年こそはと意気込んでいたのですが、無念の3着。また来年に向け、ダービー馬探しの1年になりそうです。
 また、歴史上に残る素晴らしい快走劇をみせてくれた牝馬のウオッカを、オークスではなく日本ダービー出走に舵をとった角居調教師には、心から祝福と感動の拍手を送りたいと思います。