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ホープフルSと京成杯のレベルの格差!!

 

 

12月28日に行われたGI「ホープフルS」。その日から2週間あまり。同じ中山の芝2000mで行われた「京成杯」。当然ながら有力馬のほとんどが「ホープフルS」に参戦。その流れを受けた形で「京成杯」が行われました。

結果は1番人気のジェネラーレウーノが優勝。未勝利→葉牡丹賞に続く3連勝を達成しました。いずれも芝2000m。同じ舞台、距離で行われる皐月賞。その皐月賞に向けて大きく踏み出しました。 主導権を取ったコスモイグナーツ。2コーナーからスピードアップ。2番手以下を引き離して逃げます。その2番手にジェネラーレウーノが追走。これをマークする形でサクステッド。エイムアンドエンド、3番人気のデルタバローズも好位で展開。2番人気のコズミックフォースは中団の外で末脚を温存。

前半の1000mを59秒7で大逃げを打ったコスモイグナーツ。2番手のジェネラーレウーノは平均した流れを刻みます。

そして、4コーナーをまわり直線に入り、ラスト200mで仕掛けたジェネラーレウーノ。2番手にサクステッドが進出。その外からライトカラカゼが浮上。そして一番外からコズミックフォース。さらに馬込みを割るようにイェッツトが肉迫。

先頭に立ったジェネラーレウーノは、そのまま余力を残してゴールイン。寸前で大外からコズミックフォースが強襲。半馬身差まで詰め寄ったところがゴールでした。3着争いはイェッツトが、外のライトカラカゼ、サクステッドを捉えて3着に入線。

4番人気に推されたダブルシャープは後方から直線差を詰めて来たものの7着。2歳時の夏の勢いが見られませんでした。

また、3番人気のデルタバローズは直線バッタリの13着。休養明け、キャリア1戦で持ち味を発揮できませんでした。

勝ちタイムの2分1秒2は悪くないのですが、レースのラスト3Fが37秒0。ラスト35秒5で突き抜けたタイムフライヤーと比較しても、ラスト36秒3だったジェネラーレウーノ。その差は大きいようです。

とはいえ、芝2000mで3戦3勝のジェネラーレウーノ。皐月賞の有力候補であることは間違いありません。

ハンデ戦?上位人気で決着した東西の金杯!!

注目のハンデ戦、新年の幕開けを告げる東西の「金杯」。正月休みを挟んで、かつハンデ戦ということもあって大混戦と見ていましたが、結果は東西とも比較的順当な結果となりました。

まず、「中山金杯」芝2000m。1番人気に推されたセダブリランテス。レースを読んだ鞍上の戸崎騎手は2番手。マイネルミラノが控えたために、内から押し出される形でトーセンマタコイヤが主導権。前半の5ハロンが61秒5の超スロー。

これはマズいと感じたマイネルミラノが3コーナー手前で外から一気にスパート。3角で先頭に立って逃げ込みを計ろうとしますが、勝負どころで後続もピタリとついて回ります。その中でインの好位を占めていた2番人気のウインブライトが、4コーナーで内から3番手に進出。その外がセダブリランテス。そして、中団に控えていた3番人気のダイワギャグニーが浮上して来ました。

直線で内から抜け出したウインブライト。それを追ってセダブリランテス。直線でセダブリランテスがウインブライトに外から並びかけて抜け出します。

そのとき外から中団に待機していたストレンジクォークがグイグイと伸びて来ました。それを追って一番外から最後方に待機していたブラックバゴが強襲。

◎で応援していたブラックバゴ。思わず「イワター!」と叫んでいましたが、僅かに届かず4着。優勝したセダブリランテスと僅か0秒1差。クビ・クビ・クビ差でした。

ともあれ、キャリアが浅く楽しみな4歳馬のセダブリランテス。間違いなくパワーアップして来ています。今回の勝利で勝負強さも兼備していることからも、今年は大いに活躍が期待される1頭です。

2着にウインブライト、3着がストレンジクォーク。最後方から唯一のラスト33秒台で、猛然と追い込んだブラックバゴ。ベストの2000mでしたが、前半の流れが遅くあと一息でした。

 

「京都金杯」は後方に待機したブラックムーンの末脚が炸裂。最後方に待機して直線は大外を選択。外からゴール前で猛然と肉薄。57kのハンデを背負っていましたが、ラスト33秒9で突き抜けました。

ゴール前で3番手から先頭に立ちかけたレッドアンシェル、そして、その外のダノンメジャー。ゴール寸前で馬込みを割って出て来たクルーガー。内ではカラクレナイがしぶとく粘っていました。

優勝したブラックムーンは久しぶりの勝ち星。初めての重賞制覇となりました。2着がクルーガー。3着にレッドアンシェル。上位人気の決着でした。

勝ち馬から11着のスズカデヴィアスまで0秒5差。ゴール前は横一線、ハンデ戦ならではの大激戦でしたが、結果的に上位人気の結末でした。

期待したカラクレナイ(11番人気)は、馬体重がプラス4k。絞り切れなかった馬体で、重目残りだったように思います。桜花賞4着時が480k。冬で調整がうまく出来なかったことが一番の敗因だったように思います。