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朝日杯FS組に待った!ホープフルSのクラシック候補!!
昨年のダービー馬レイデオロが優勝した「ホープフルS」。今年からGIに昇格し、大いに注目されました。
私の予想は、新馬を勝ったばかりのステイフーリッシュに◎。中京のデビュー戦(芝2000m)で、外々をまわりながらラスト33秒8、ゴール前の2ハロンを11秒1-11秒3で余裕の圧勝劇だったインパクトが、あまりにも強烈だったことから本命に指名。加えて、逃げ、先行タイプが揃ったことで、急坂の中山2000mではゴール前で先行各馬が失速する中を、後方から一気に追い込んで来る馬が有力と推測。それはデビュー戦同様に末脚を生かしたいステイフーリッシュにとっては願ってもない展開になるはずだ、私はそう予想を立てました。
1番人気が萩Sを勝ち、京都2歳S2着のタイムフライヤー。2番人気が東スポ杯2着のルーカス。そしてフラットレー、ジャンダルムと良血が続いていました。
まず内からトライトンが飛び出して、すぐ外からサンリヴァルに、ジュンヴァルロの3頭が並ぶように先行態勢。1番人気のタイムフライヤーは後方に置かれました。その前方にいるのがステイフーリッシュ。同じような位置にフラットレー。そして人気の一角、ルーカスは中団の外を追走。それを前に見るようにジャンダルム。
前半の5ハロン、1000mを59秒6。やはり予想通り緩みないペースで流れます。そして4コーナーにかけてジャンダルムがスパート。好位に進出して来ました。
内で引っ張って来たトライトンに故障が発症。ズルズルと下がります。そして先頭に立ったジュンヴァルロを捉えて先頭に躍り出たのがサンリヴァル。さらにウオーターパルフェを捉えたルーカス。その外へジャンダルム。また、後方で満を持していたタイムフライヤーのCデムーロ騎手が、ここが勝負どころと、コーナーで一気にスパート。このときステイフーリッシュが外から被せられる形になり、少し躊躇するような仕草でモタつきます。
内にサンリヴァル、外からジャンダルムがこれを捉えて先頭に立ちます。それを大外からタイムフライヤーが畳みかけるようにグングンと迫ります。背後からステイフーリッシュ。
ジャンダルムをゴール前で捉えると、そのまま突き抜けてゴールイン。Cデムーロ騎手が大きな喜びのパフォーマンスでアピール。
2着争いはジャンダルムが懸命の粘りを見せて、グングン肉薄したステイフーリッシュを、辛くもクビ差振り切って2着を確保。惜しかったステイフーリッシュ。明らかにゴール前の脚色は際立っていたので、キャリア不足の差が出た印象です。
それでも、私の予想が△〇◎で3連複1万920円也。もし2着だったら馬連4730円。いやあ、惜しかったです。
2分1秒4の勝ちタイムは、昨年のレイデオロが2分1秒3(ラスト35秒7)だったことを考えると互角。タイムフライヤーのラストが35秒5。これは大いにクラシックが楽しみになりました。
4着以下が2馬身半差も引き離されたことから、ジャンダルム、ステイフーリッシュの2頭もクラシックの有力候補にノシ上がったと見ていいでしょう。ただ、3着ステイフーリッシュはどこかで賞金加算がどうしても必要です。
この日、阪神ではメイン11レースにベテルギウスS。◎ルールソヴァールが優勝。△スリータイタンが2着で馬連は7830円。馬単の1万3150円をゲット。なんとか年末のいわゆる格好がつきました。
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さぶちゃん熱唱!キタサン祭り♪だった有馬記念!!
「祭りだ!祭りだ!キタサン祭り!」さぶちゃんの熱唱が、夕闇のスタンドに鳴り響いていました。
今年の締めくくりグランプリ「有馬記念」。大一番の後、検量室の前に行くと、なんと「さぶちゃん」と遭遇。
「お!アベコーさん、ありがとう、ありがとう」と、あったかい手を差し出してくれました。
この日、1番人気に推されたキタサンブラック。ラストランと言うこともあって、人気に拍車をかけていました。
昨年の有馬記念で逃げまくったマルターズアポジーが不在。優勝したサトノダイヤモンドやゴールドアクターも不出馬。役者がいないということもあって、主導権を取って一人旅に持ち込みたいキタサンブラックにとっては、同型タイプのカレンミロティックが15番枠。これ以上ない2番枠という最高の枠順を引き当てたキタサンブラック。すべてに有馬と言う良い風が吹いていたように思われます。
スタートでポンと五分に出れば、他は何も来ない、それは武豊騎手の狙い通りでした。対する2番人気のスワーヴリチャードが出遅れて後方に置かれます。ジャパンCでキタサンブラックを破ったシュヴァルグランが中団に置かれます。
スタンド前を過ぎて2コーナー。まさに単騎逃げの形だったキタサンブラック。ここで一段とペースダウン。13秒3-13秒2-12秒8。このとき前に行けなかったシュヴァルグランとスワーヴリチャード。結果的にこのときの位置取りの差が最後まで応えた格好となりました。
スイスイと師走の風を切って走るキタサンブラック。それは、まるでラストランを楽しんでいるようにも見えました。
「これはマズい!」と考えたMデムーロ・スワーヴリチャードが動きます。3コーナーから外をまくるように前に進出。
そして4コーナーからラストスパートをかけるキタサンブラック。前に行っていた馬は、このキタサンのスパートについて行けません。そのことは武豊騎手もおそらく計算済みだったのでしょう。
好位内からしぶとく伸びるクイーンズリング。その外にはトーセンビクトリー、サクラアンプルール。その時でした。アクシデントが起きたのです。外からスパートをかけたスワーヴリチャードが内側に寄れて、シュヴァルグランに接触しそうになり、その煽りをまともに受けた内のサクラアンプルール。騎乗した蛯名騎手が立ち上がり急ブレーキ。
それを矯正しようとMデムーロ騎手が右ステッキを入れて、態勢を立て直しをはかります。そんなことなど知らない逃げる武豊騎手とキタサンブラック。そのままゴールをトップでテープを切っていました。
2着争いは内の馬込みをうまく捌いたクイーンズリング、その外のシュヴァルグラン。そして、ゴール前で脚色が鈍ったスワーヴリチャードが馬体を併せるようにゴールイン。
優勝はキタサンブラック。初めてのグランプリ・有馬記念制覇。2着がクイーンズリングで、3着がシュヴァルグラン。スワーヴリチャードが4着。2着とハナ・クビ差の大接戦でした。
人気を集めたムーア騎手のサトノクラウンは体調が戻らず13着と大敗。中団待機から後退していました。
そして、キタサンブラックの引退式。上機嫌のさぶちゃん。持ち歌の「祭りだ!祭りだ!キタサン祭り~♪♪」いつになく気合が入っていたように思います。
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