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ハンデ戦並みの大激戦!新進マリアライトが女王の座ゲット!!
昨年の1、2着馬ラキシスとヌーヴォレコルトが、今年も人気の中心に推されて参戦。ところが、前日に降った降雨により馬場コンディションは重馬場スタート。エリザベス女王杯が発走の頃には少し回復(稍重馬場)したものの伏兵の台頭も予測される様相となりました。
主導権を取ったのがウインリバティ。内からリラヴァティ。3番枠のフーラブライドが自然と3番手。先手を取ったウインリバティが後続を離し気味に飛ばします。2番手のリラヴァティ、離れてフーラブライド。中団の外にシュンドルボン。真後ろにマリアライトが続き、その内にクイーンズリング、直後にタッチングスピーチが追走。後方5、6番手にラキシスと1番人気のヌーヴォレコルトが併走。そしてルージュバックはそのあと。最後方はスマートレイアー。
前半3ハロンが36秒1、半マイルが48秒5、そして1000m通過が60秒7。離して逃げるウインリバティは平均ペースで飛ばします。離れた3番手のフーラブライド以下がスロー。
3コーナーで中団外のマリアライト。その内にシュンドルボンとラキシスが並びます。タッチングスピーチとその内のクイーンズリングが変わらず併走。直後には岩田・ヌーヴォレコルトが虎視眈眈。ルージュバックがこれをマークする形で追走。変わらず最後尾にはスマートレイアー。
さあ、4コーナーです。離して逃げるウインリバティ、迫って来たフーラブライド。外からマリアライトも接近してきました。内からラキシス、外のシュンドルボンが追撃態勢。最内からクイーンズリングと、外のタッチングスピーチ、ヌーヴォレコルトが並んで前を追います。最後方がルージュバック、スマートレイアーが直線大外に向かいます。
直線で一気にマリアライトが抜け出し、蛯名騎手のステッキが雨のように入ります。中団内のラキシスはクイーンズリングと接触。
マリアライトがゴールを目指して必至の踏ん張り。外からヌーヴォレコルトが鋭く迫ります。その外からタッチングスピーチとルージュバック。さらには大外からスマートレイアーが強襲。ゴール前は3頭が並んでゴール。クビ・ハナ差の大激戦。制したのがなんとかマリアライト。ヌーヴォレコルトは昨年に続き2着と惜敗。3歳馬タッチングスピーチが3着。半馬身差遅れてルージュバック、クビ差でスマートレイアー。
7着のシュンドルボンまで勝ち馬からわずか0秒2差という、まさにハンデ戦並みの大激戦でした。
ラキシスは11着。直線入り口過ぎにクイーンズリングと接触したことと、インサイドに入ったために馬場コンディションの違いで伸び脚を欠きました。といっても、優勝したマリアライトと0秒4差。まともに走っていればもっと際どかったようにも思います。
また、オークス以来だったルージュバックが4着。勝ち馬と0秒1差。ゴール前の伸び脚はさすがという印象がありました。同様に最後尾から大外一気に伸びて来たスマートレイアー。最速の34秒0で距離不安を一掃した印象です。
私が狙ったシュンドルボンが7着。ほとんど差がない着順で、ゴール前はおっと、言うようなシーン。こういった馬場と距離をもう少し経験していれば、0秒2差の僅差から勝ち負けになっていたかも知れません。
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イケイケ3連勝!遂に父の歩んだ道に到達した主役!!
7年前、準オープンのオクトーバーSを制したスクリーンヒーロー。次走のアルゼンチン共和国杯でジャガーメイル以下を完封。初重賞勝ちを決めました。
そして、今年はそのスクリーンヒーローの産駒ゴールドアクターが参戦。昨年の菊花賞で3着に力走。奥手の血が開花してきたという印象があったのですが、馬体調整でカムバックしたのが今年の夏の函館戦。1000万からのスタートでしたが、準オープンのオクトーバーSも連勝。いずれも圧倒的な強さ。その内容から今回のアルゼンチン共和国杯も1番人気。主役にのし上がりました。
顔ぶれから判断してスズカデヴィアスがおそらく主導権を取り、ニューダイナスティ、メイショウカドマツが2、3番手。少なくとも4番手くらいはキープできそうな予感がしていました。とにかく遅い流れで、距離が芝2500mということから団子のような展開を考えていました。
展開はまさに読み通り。ところが小雨が降り続く馬場が予想外。メインのアルゼンチン共和国杯が近づくに従って馬場コンディションが悪化。重馬場と変化していたのです。
私の狙っていたヒラボクディープは札幌のスタミナ戦、OPの丹頂Sを圧倒したように時計を要する馬場はいいのですが、不良馬場の菊花賞で大敗したように滑るような道悪競馬は、ほぼギブアップ状態だったのです。
レースは予想通りスズカデヴィアスがスンナリと主導権。これに外から道悪巧者メイショウカドマツが2番手。直後に1番枠のスーパームーンで、外には早くもゴールドアクター。それを直後でピッタリとマークするようにサトノノブレス。またその背後には2番人気のプロモントーリオ。そして直後を追走する3番人気のレーヴミストラル。後方にはヒラボクディープ。
この形でレースは坦々と進んで行きます。1コーナーから2コーナーにかけて13秒台にペースダウン。1000m通過が63秒台。相当なスロー。それゆえ先頭から後方まで一団の展開で進みます。
3コーナーでも逃げるスズカデヴィアスは変わらず。メイショウカドマツが2番手で、これを目標にゴールドアクターが仕掛けのタイミングを計るべく虎視眈眈。その内からスーパームーン。ゴールドアクターの背後でピッタリとマークのサトノノブレスがいます。中団にプロモントーリオ。レーヴミストラルは相変わらず後方のインを追走。
直線に入ると「遅いぞ!」とばかりに逃げるスズカデヴィアスにメイショウカドマツが煽るような仕草。そして並びかけるとメイショウカドマツがスパッと抜け出しました。蛯名騎手が一気に突き放しにかかります。「そうはさせるか!」と、ばかりにゴールドアクターがメイショウカドマツを追います。
後続がこの咄嗟の展開にまったくついて行けません。ゴール前では抜け出した2頭でほぼ決まり。
馬場中央からゴールを目指すメイショウカドマツの蛯名騎手の大きいアクション。それを外から並びかけようと必死に追う吉田隼騎手のゴールドアクター。当然ながら追うものと逃げるもの。追うゴールドアクターの勢いは歴然。アタマ差捉えていました。
3着は後方から直線で外に出しゴール前良く伸びたレーヴミストラル。そしてサトノノブレスがスーパームーンを捉えて4着。
雨の日の道悪馬場では離ればなれになりがちですが、やはり2着、3着が2馬身半。そして1馬身半。ハンデ戦とは思えない結果となりました。
さて、3連勝で初重賞を手にしたゴールドアクター。いよいよGI戦線に乗り出して行くはずですが、来るジャパンCに出走できるかどうかですが賞金的に微妙です。ジャパンCに参戦できれば、父とまったく同じ道、親子二代の夢が広がるところなのですが・・。12月の中京、金鯱賞・芝2000mが有望かなと見ています。
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