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Archive for 競馬

Z・パートンの歓喜の雄叫びが君に届いたか!!

005 「ウオーッ!ウオー!やったぞー!!」と、力強く右手でガッツポーズ。そして拳を握りしめて高々と天に突き上げて勝者の雄叫び!

春を告げるGI「高松宮記念」は、香港から参戦したエアロヴェロシティが優勝。昨年暮れのGI香港スプリントを制したアジア、いや世界のスプリンター。

左回り、直線の坂、そして道悪と課題をクリアー。見事に高松宮記念をゲットしました。前日、そして当日は一時、1番人気の支持を集めるなど、初来日にもかかわらず人気の一角を形成。

この日の高松宮記念は早朝から小雨模様。馬場の内側がポンポンと土が跳ね上がる馬場コンディションに各ジョッキーは、4コーナーで内に入らず馬場の外を走らせる苦心のレース。

006 スタートで抜群のスタートを見せたのがエアロヴェロシティ。労せずして先頭に立ちます。そうはさせまいとアンンバルブライベンの田中健騎手が、手綱をシゴいてシゴいて先頭に立ちます。逆に2番人気のダイワマッジョーレがポツンと手痛い出遅れ。 エアロヴェロシティのパートン騎手は楽々好ポジション。外からハクサンムーンが2番手に進出。それに続いたのが3番人気のミッキーアイル。最内からリトルゲルダ。外を通るコパノリチャード。

007 中団から後方にかけてレッドオーヴァルに、1番人気のストレイトガール。この2頭は馬場コンディションが、あまりにも両馬には悪すぎました。 前半の3ハロンが34秒0、楽に33秒台前半で飛ばすアンバルブライベンには、主導権を取ったものの馬場コンディションが足かせになった印象。 2番手で外々をまわりながら抜群の手応えのハクサンムーン。そのインにはエアロヴェロシティ。ミッキーアイルも外をまわりながら迫っていました。その後ろにはコパノリチャードの姿も見えます。

008009 アンバルブライベンに直線で並びかけたハクサンムーン。ラスト200mでエンジン全開。突き放しにかかりましたが外からジワジワとミッキーアイルが接近。直線で一瞬取り残された形だったエアロヴェロシティが、再び脚を伸ばして来ました。逃げ込みを計るハクサンムーン、その外で必死に追うミッキーアイルの間に突っ込み、一気に先頭に立つとそのままゴールイン。

001003 右手を絞って力強くガッツポーズと同時にそして歓喜の雄叫び。さらに右手の拳を高々と上げて喜びを表現。

「大好きな日本という国でGIを勝てて本当に嬉しいです。夢が叶いました」と、Z・パートン騎手。

004 2010年に初来日。日本の重賞で優勝することを夢に見て、ようやく6年目にしてその願いを達成!それもGIというビッグタイトル。重賞5回目の騎乗で夢が叶いました。

ちなみにJRA通算50戦11勝。おめでとうパートン騎手!

002 ところで、2着は頑張ったハクサンムーン。ミッキーアイルが3着。サドンストームが4着で、昨年の覇者コパノリチャードは無念の5着でした。また、出遅れたダイワマッジョーレが6着。1番人気のストレイトガールは13着。ストレイトと同様に良馬場を熱望していたレッドオーヴァルが14着。雨がドラマを分けた今年の高松宮記念でもありました。

◎デニム惜しい!阪神王者ゴールドシップ怒涛の3連覇!!

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天皇賞の前哨戦、阪神大賞典は、過去2連覇中のゴールドシップが、単勝1.6倍と圧倒的な人気。しかも、阪神芝は過去6戦して5勝2着1回。図抜けた実績を誇ります。

直前のAJCCで7着に凡退した影響は全くなし。阪神の3000mであれば負けられないという思いがファンの方たちにあったのでしょうか。

対して2番人気にはラストインパクト。有馬記念でラスト33秒7の豪脚。ゴールドシップに0秒1差まで猛追。楽しみな良血5歳馬なのです。3番人気は目下、中山金杯、京都記念を連勝中のラブリーデイ。

おそらくゴールドシップが過去2年のように4コーナーをまわって、一気に仕掛けて先頭に立つはず。そうなると前に行っている馬は厳しい。ゴールドシップを直後でマークする馬だ。それがデニムアンドルビーだったのです。有馬記念でも良化途上、体調不十分ながら優勝したジェンティルドンナと0秒4差。ゴールドシップと0秒3差だったのです。今回は調教量が豊富。54Kの斤量も魅力でした。

011 012 有馬記念で◎に推したラストインパクトは、菱田騎手が有馬記念と同様に騎乗するだけで精一杯かも知れない。勝つためにはどう騎乗したらいいのか、その弱さがどうしても払拭できませんでしたが、川田騎手が騎乗して優勝した有馬記念前の金鯱賞のように前で対応できるとゴールドシップ打倒はありえると考えました。

そこで◎デニムアンドルビー〇ラストインパクト▲ゴールドシップという順に予想。結構自信はありました。

レースは内からスズカデヴィアスと、外からメイショウカドマツがお互いに主導権を主張。3番手以下を離し気味に飛ばして行きます。ラブリーデイ、フーラブライト、カレンミロティック。その後に内からデニムアンドルビー、外に併せたのがゴールドシップ。ラストインパクトはどうしたのか離された後方2番手。

2周目もスズカデヴィアス、メイショウカドマツ、ラブリーデイという展開でしたが、3コーナー手前からゴールドシップが外からじんわりと好位置に進出。これをデニムアンドルビーの浜中騎手がついて行きます。後方は置かれ気味にラストインパクト。

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4コーナーで先頭に並びかけたゴールドシップ。一気に仕掛けて先頭に立ちます。そして過去2年のように突き放しにかかりましたが、そうはさせまいとデニムアンドルビーがピタリとついています。直線中程ではジリジリと詰め寄ってゴールドシップに接近。

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おお、これは差せる、それ、浜中デニムアンドルビー!と、声が出ましたが、さすがにゴールドシップ。GI級の二枚腰で迫ったデニムアンドルビーを封じて快勝。阪神大賞典3連覇を達成したのです。

016018 019 ラストインパクトはゴール前で伸びて来ましたが、2着のデニムアンドルビーと3馬身差も水があきました。3着とはいえあまりにもお粗末な騎乗。3コーナーで好位、あるいは4コーナーで目標のゴールドシップの直後。挑戦者なのですから、そんな勝負を意識したレースが見られず残念。後方のまま動かず、最後のゴール前でチョロチョロ伸びて、有馬記念で先着したデニムアンドルビーにも3馬身と大きく水を開けられた3着。完敗でした。

優勝したゴールドシップ。一昨年5着、昨年7着の天皇賞。汚名返上なるのか、ゴールドシップから目を離せません。

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