2着に敗れはしたものの私は満足のバーデンバーデンCでした。この日、◎に期待したのがエーブダッチマン。
とにかく芝1200mの短距離戦のわりにはガンガン飛ばす馬が不在で、距離と開幕週の極上の馬場ということも加味して、前の位置で対応できる馬が断然有利だということに気づきました。それに、エーブダッチマンは芝1400mでも折り合いを欠くタイプでもあり、距離が芝1200mに短縮したことは、なによりの歓迎材料だったのです。
そして、55Kのハンデも想定内の斤量。「しぶとい先行力と、休養明け3走目の走りごろで一気の浮上を狙う」ということをコラムで書きました。ライバルは京阪杯2着のケイアイアストンが最有力と結びました。
ポンとスタートを決めた石橋脩エーブダッチマン。「外枠だったからとにかくスタートだけを気をつけました」とコメント。
中舘騎手に乗り替わったシャウトライン。私の☆印。おそらくこの馬が主導権を取るということを予測していたので、まさに予想通りの展開。となると、好スタートを決めたエーブダッチマンが自然に2番手追走。これはグッド!願ってもない形。いけるぞ、石橋脩!と心の奥で叫びながら、抜群の手応えで4コーナー。そこへ好位置でガッチリとマークしていたのが2番人気の横山典ケイアイアストン。
直線で逃げるシャウトラインを捉えると、一気に抜け出したエーブダッチマン。そこへ猛然とケイアイアストンが一気の脚。懸命に堪えるエーブダッチマン。それでも脚勢は明らかでケイアイアストンに軍配。2着にエーブダッチマン。3着が逃げ粘ったシャウトライン。
上位3頭は、それぞれが持ち味を100パーセント出し尽くした結果の成績。私の◎は2着でしたが、能力を出し切っての結果に心もさっぱり。最近、中途半端なレースだったり、ゴール前で脚を余したり、同じ騎手が何度も繰り返すミスに、苛立ちを感じており、こういう力を出し尽くした結果に満足でした。
お陰様で、3連複が9290円、3連単4万3970円をゲット。夏の中山を好スタートで飛び出しました。なんとかこの調子を持続させたいものです。
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2着だったけどバーデンバーデンCの◎エーブダッチマンの石橋脩Jの騎乗に拍手!!
波乱必至の中で熟考に熟考を重ねアースシンボルの快走に興奮!!($・・)
穴党の私にとっては、マーメイドSを何とか的中させたい、いや、何んとしても的中させたい一戦でした。3年前には200万近い馬券が飛び出しているのですから。
マーメイドSはハンデ戦に移行してから6年目。過去5年はいずれも1番人気が馬券の対象から消える波乱続き。まさに穴党ファン注目のレース。
超難解のクロスワードパズルに挑戦するかのようにマーメイドSに挑みました。こんなときには天気予報ほどアテにならない、と思いつつも、天気予報に顔を向ける私がいました。そこにはお日様マークはなく、傘と曇りマーク。中山の開幕週の馬場コンディションとは異にして、雨がなくともパンパンの良馬場はあり得ない。これは確実だろうと判断。
そこで、時計を要する馬場コンディション、それと牝馬に重要なローテーション。距離2000mの適性。そしてそしてハンデの有利不利。展開面も顧慮して、フミノイマージン、ディアアレトゥーサ、ブロードストリート、ラフォルジュルネ、アースシンボルの5頭をピックアップ。
人気のアスカトップレディは2連勝しているように勢いは認められても、前2走が最高の騎乗で展開に、あまりにも恵まれすぎました。それでゴール前で詰め寄られているのですから、オープン、それも重賞ではそう都合よくはいかないだろう、この手の人気タイプが負けているのがマーメイドS。ギリギリ連下級と評価。
休養明けの馬も、過去5年、単騎逃げだったコスモプラチナ以外は、1、2、3着が5月、6月出走組で順調さが大事。連闘後になるプロヴィナージュ、休養明けのセラフィックロンプの6歳、7歳の牝馬も56Kではまず入着が一杯。イタリアンレッドは追い込み一手で、過去、阪神の重馬場で大惨敗。これは馬場が向かずバッサリ。
一方、残った5頭のうち中京記念1番人気のラフォルジュルネは、中京記念と同じハンデが54Kで有利と見えたのですが、3月からの出走で6月に入ってからの調教時計。仕上がり途上かもしれない、という見方で割り引き。
となると、残るのは4頭。このうちブロードストリートは、ローズSであのレッドディザイアをレコードで破った阪神コース。ベストの舞台ですが、ローズS当時が448Kの馬体重。ところが、前走のヴィクトリアマイルで440K。どうしても馬体回復がカギ(当日は10K増)と判断して、残る3頭にスポット。
結局、4歳ディアアレトゥーサと6歳アースシンボルに◎○。5歳フミノイマージンが▲印。◎と○は迷いました。ディアアレトゥーサは、2000mの紫苑Sを高速タイムで優勝。秋華賞がアパパネの0秒5差。福島記念で2着。とにかく2000mでの適性が抜群だったのです。ここ3戦は距離不足。いよいよ本領発揮とみて◎。
アースシンボルは今年に入ってから3戦、すべてオープンの牡馬相手。前走の目黒記念は17頭立ての10着ながら、3番人気のケイアイドウソジンや、イコピコ、フォゲッタブル、トウカイトリックに先着。この時のハンデ52Kで、牝馬が同士の今回も52K。これは明らかに有利なハンデ。しかも、時計の要する馬場が大歓迎。こういうタイプがマーメイドSで好走すると見て○印。まったく人気がない(13番人気)と知って、結構ドキドキのアースシンボルでした。
当日、馬場は良馬場に回復したとはいえ、時計を要する馬場コンディション。これは狙い通り。
内から飛び出したポルカマズルカに、2番手になんとディアアレトゥーサがやや掛かり気味に進出。また、その外にモーニングフェイス。内から好位置にセラフィックロンプとアスカトップレディ。その外の位置にはプロヴィナージュ。中団にブロードストリートがいて、フミノイマージンとアースシンボルは後方グループ。
前半の5ハロン通過が61秒2で、明らかにスローペース。ところが縦長の展開ではなく、各馬一団のかたまりで進む展開。
直線入り口で先頭に立ったディアアレトゥーサの外からモーニングフェイスがやって来て、それもつかの間、外に持ち出したフミノイマージンが鋭い伸び脚で、一気に突き抜けました。内からブロードストリートが良く伸びて2番手進出。中からイタリアンレッド、大外からゴール前で強襲したアースシンボル。
結果は2番人気フミノイマージンが優勝。2着ブロードストリート。3着にアースシンボル。アスカトップレディは7着。ことしも1番人気は撃沈。
◎のディアアレトゥーサは10着。「3頭が雁行して先行する真ん中だったから、馬自身がプレッシャーを受けてしまいました。もう少しだったんですけどね・・」と吉田豊騎手。この馬は2000mで追いかけたい馬です。
それにしても3連単で42万5710円は凄いです!