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Archive for 競馬

不運な女の子ショウリュウムーンを追いかけ続けてゲットした快感は格別で、おっ何!アーバニティも!!($・・)

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 東京競馬場で夕陽をご覧になったことがありますか?先週、1月30日の夕陽はドラマチックに綺麗でした。遠くに富士山・・。それはそれは感動ものでしたね。

 さて、こんなはずではない、絶対こんな馬ではない、と追いかけ続けること苦節半年。ようやく思いが通じた馬がいます。
 その不運な馬はショウリュウムーンです。周りの人たちの様々な思いを胸に京都牝馬S参戦。それは、1マイルという距離に、彼女の存在意義を賭けて、全力投球を仕掛けて来たのでした。
 昨年の3月6日、阪神競馬場。桜花賞トライアルのチューリップ賞。阪神ジュベナイルFを無敗の3連勝で飾り、断然人気の女王アパパネを相手に、なんと見事な末脚で差し切り勝ち。こんな大きなパフォーマンスを演じながら、運命の神様は彼女に微笑むことはありませんでした。
 桜花賞では直線内で前が壁になり、一旦、控える形で外に出して鋭く迫ったのですが、優勝したアパパネから1馬身差の4着。惜しいながら能力の高さをみせつけたのでした。続くオークスは、内田博騎手とのコンビでしたが、距離が2400mと歓声で折り合いを欠き、ほとんど戦意消失のようなレース。
 そして、夏は北海道に渡り、札幌で秋を見据えたクイーンSに挑戦。四位騎手とのコンビで、直線入り口では抜群の手応えで内から好位置に進出。ところが、いざ追い出しをかけると前が壁で、横にも他馬がいて動くに動けない状態で不完全燃焼の5着。当時の優勝馬は同期のアプリコットフィズ。
 更に、ひどいことになったのが秋華賞。中団で抜群の手応えで進出態勢でしたが、直線でまたしても大きな不利。寄れた馬の影響で多くの馬が不利をこうむる中で、一番の被害者はこのショウリュウムーン。ほとんどレースが出来ないまま16着に大敗。
 それなら、ということで牡馬の一戦級相手の鳴尾記念。一転して2番手に付けたものの相手が強力で5着。ローズキングダムを日経新春杯で破ることになるルーラーシップに、ヒルノダームール。3着がNHKマイル3着の実績を持つリルタヴァル。4着が今年の京都金杯優勝のシルポート。錚々たる顔ぶれでした。
 そして、そのシルポートが逃げ切り勝ちを演出した京都金杯。後方で展開したもののこのときは先行馬が上位を占めるレースで、しかも、インサイド有利の馬場状況。4角で大外に弾かれるようになったショウリュウムーンにとっては不運のダブルパンチ。結果9着も仕方ないところでした。
 まさに桜花賞からの不運続きでしたが、体調は無理をしていないので、確実に上昇気配を辿っていたのでした。そして、京都牝馬Sを迎えたわけです。今回はここ2戦と違って牝馬が相手で、なおかつ53Kの斤量。右にもたれるという反省もあって、特殊なハミに替えた事情もプラスになったと思われますが、それにしても直線で鮮やかに突き抜けて、チューリプ賞以来の優勝。ラスト2ハロンが11秒2-11秒3という超ハイレベルの展開となりましたが、ラストを33秒3の破壊力。これには強烈すぎるほど強烈でした。
直線で外を一気に伸びて来た昨年の京都牝馬Sの優勝馬1番人気ヒカルアマランサスは好位置でしぶとく粘りこんだサングレアズールを捉えるのがやっとでしたが、馬体が12K増。いくらか重め残りだったのかも知れません。
ようやく不運続きの競馬から脱した女の子ショウリュウムーン。このまま成長して春のヴィクトリアマイルにつなげて欲しいものです。
 単勝1020円、3連複2万1460円。3連単12万5740円は、彼女からのまさに有り難い追いかけ賃、褒美となりました。

 追いかけていたといえば、京都牝馬Sの前日、京都では高松宮記念を睨んでシルクロードSが行われていました。実は、このレースにはしつこく追っかけ狙いをしていたアーバニティが挑戦。重賞なのに2走前のオープン特別オーロCのハンデと同じ57Kは、明らかにミスハンデだろうと思いつつも、まあ馬格があるからケセラセラの気分で、追いかけていたアーバニティを◎に指名。これがなんと14番人気。驚きました。
 一昨年のスプリンターズSで半年ぶりの実戦にかかわらず優勝したローレルゲレイロと僅か0秒3差。昨春のGⅡ京王杯SCでは逃げまくって際どい0秒1差3着。同じくGⅡの昨秋のスワンSでも休養明けながら0秒4差4着。ポテンシャルの高さではシルクロードSのメンバー中でも右翼の存在でした。
相手はGI級のスピード馬ジョーカプチーノとみていたのですが、このジョーカプチーノがスタートでなんたることか出遅れるミス。ところが、4角を外から抜群の手応えで進出態勢。これを追うように我がアーバニティも進出。ラストは33秒4での超高速決着。ジョーカプチーノとアーバニティが一緒に一気に追い込んで1、2着。3着には4番人気モルトグランデがしぶとく伸びていました。
 複勝が960円で馬連7890円。3連複が2万9100円。3連単が12万1520円。半馬身差2着だったけど、なんとなく嬉しいアーバニティの快走でした。

ハスキーヴォイスのジャズシンガー♪真梨邑ケイさんと3年ぶり有馬記念以来の再会に・・(^^♪

Img_1269 「アベコーさん、お久しぶりです!」といって現われたのが、ハスキーヴォイスが魅力の女性ジャズシンガー。
 「やあ、ようこそケイさん。本当に久しぶりでしたね」と私。
 で、始まったTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」。今夜のお客様は日本を代表するジャズボーカリストの真梨邑ケイさん。
 「アベコーさんと真梨邑さんは、なにか古くからのお知り合いだそうですね」と、TBS江藤愛アナウンサー。
 「はい、以前から親しくさせて頂いております」と真梨邑さん。
 「いつ以来になりますかね・・。あっそうだ、中山競馬以来ですよ!」
 「そうです、そうです、有馬記念以来になりますよね。」と真梨邑さん。
 「あれって、どのくらい前でしたかね、3年くらい前のような気がしますけど・・」と私。
 「う~ん、確かそのくらい前になりますかね。いやあ、あの時はアベコーさんに、ご招待して頂いたんだけど、とっても楽しかったですね。また行きたいわ~。フフ」と真梨邑さん。
 「是非どうぞ来て下さい。お待ちしております」と私。
 「わあ、嬉しい。約束ですよ。競馬場って、いろいろイマジネーションが沸くんですよ。とっても素晴らしいところですね~」と真梨邑さん。
Img_1271_3  「さてさて、真梨邑ケイさんについて、ご紹介させて頂きますと、1982年にアルバム『EREGANCE』でジャズシンガーとしてデビュー。その後、代表作となった『THE MAN I LOVE』でヒット賞、作品賞を受賞されて、昨年の秋には待望のベストアルバム『真梨邑ケイブリリアント・ベスト』をリリース!」と江藤アナ。
続けて「また、一方で、女優として多くの映画やドラマにも出演。2001年には『マーメイド~海から来た少女~』で、映画監督も務めました。ジャズライヴを中心に歌手、女優として活躍している真梨邑さんですが、ところで、アベコーさんは真梨邑ケイさんのライヴにも行かれているとか」。
 「行きましたね。ケイさんの声、ハスキーヴォイスに惹かれましたね。とくに好きだったのが、イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン。明るい軽いトーンで歌うケイさんの魅力が良く出ている曲ですよ」と私。
 「ありがとうございます。この曲は映画『ペイパー・ムーン』のテーマ曲にもなったんです。ライアン・オニール、テイタム・オニールの親子が出演して話題になりましたが、元々は1935年のビリー・ローズなどが歌った『イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン』という曲が劇中歌として入ったものですね」と真梨邑さん。
 「僕は黒人の、もう亡くなったエラ・フィッツ・ジェラルドというお婆ちゃんが歌った『サマータイム』という名曲が大好きで、あの人生を悟ったような深みのあるしわがれ声を聞くと、もうたまらなく涙が自然に出ちゃうんですよ。きっと地中海のミコノス島あたりの真夏の昼下がりに、ただわずかにそよぐ風を感じながらこの曲を聴いたら最高ですよね~。ケイさんの歌はビターのチョコと、ウイスキーかバーボンでも手にしながら聞くといいですよ。幸せ気分かな」と私。
 「わあー、嬉しいですね。本当にそういったシュチュエーションで聴いて頂くと、シンガー冥利につきます」。
 「いいなあ。私もジャズを聴きたくなっちゃいました。そうしたライヴは誰でも気軽に入れるんですか」と江藤アナ。
 「ええ、もちろん大丈夫ですよ。是非、アベコーさんと一緒に私のライヴに来て下さい」と真梨邑さん。
 「わあ!ありがとうございます。アベコーさん、一緒に絶対行きましょうね。ところで、真梨邑ケイさんは、休日はなにか小説を書いているとか?」江藤アナ。
 「はい、そうなんです。家の前がもう九十九里なので、そこを歩いている馬とか、風と海の音を聴きながら書いています」と真梨邑さん。
 「え、それってもう完成真近かとか?」私。
 「はい、ほとんど出来ています。それで春に徳間書店さんから『インティマシー・逢引き』というタイトルで出ることになっています」と真梨邑さん。
 「もうタイトルまで決まっているんですね。それにしても、ケイさんは色んな顔を持っていますね~。ジャズシンガーに女優、監督、脚本家、写真家、そして小説家。本当に多彩ですよね。驚きます」と私。
 「なんでもチャレンジしてみることが好きなんです。よろしくお願い致します」
 続けて「是非、アベコーさんも江藤さんも家に遊びに来て下さい。大歓迎いたします」と真梨邑さん。
 「ケイさん、今夜はありがとうございました。競馬場にまた行きましょう。楽しみにしています」と私。

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 いつもご主人と二人三脚で活動されている真梨邑ケイさん。寒い夜は彼女の「♪イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」が、夢の誘い(いざない)をしてくれるでしょうね。