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Archive for 競馬

牝馬年間2010!ブエナビスタが年度代表馬に!!そして2011という年に求められていることは・・(T_T)

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 少し遅ればせながら明けましておめでとうございます。一昨年はウオッカという牝馬に沸き、昨年はブエナビスタという4歳の牝馬に胸を躍らせました。また、昨年は牝馬3冠に輝いたアパパネが競馬界を席捲。また、ブエナビスタとライバルのレッドデザイア。一昨年のジャパンC3着。3月には海外遠征しドバイワールドCのマクトゥームチャレンジラウンドⅢで優勝。秋には米国に渡って注目のGI戦線で好走。まさに牝馬年間という1年で もありました。
Img_1132_3  結局、一連の総合評価が認められて、2010年の年度代表馬にはブエナビスタが、圧倒的な支持を集めて選出されました。ウオッカに比べてやや勝ち星の面でもの足りなさはありますが、海外GI2着、宝塚記念2着。有馬記念2着。ウオッカが成し得なかったというより、ウオッカが敬遠したことに挑戦して、実をあげて来たことを高く評価すべきだと考えます。ゆえにブエナビスタよ、ご苦労様と言ってあげたい気持ちです。
 一方で、牝馬陣の影に隠れて牡馬陣の勢いは、強烈なインパクトがありませんでした。宝塚記念でブエナビスタを一蹴したナカヤマフェスタ。秋には渡仏して、フォワ賞2着、世界最高峰と言われる凱旋門賞で頭差2着。日本馬ここにあり、といった印象を世界のホースマンに与えましたが、帰国初戦のジャパンCで日本馬最後方の14着。大きく株価を下げてしまいました。同じ牡馬でも3歳の代表格ローズキングダムは、初めての古馬相手となったジャパンCで優勝。有馬記念にも挑戦して勢いを見せつけようとしましたが、直前の疝痛で回避。
 いずれにしても、この2頭で牡馬陣を引っ張る形でしたが、肝心なところで、あとワンパンチ足りなかったような気がします。ディープインパクトとまでは及ばずとも、それに近いくらいの存在感のある馬がいないと競馬の盛り上がりに欠けることも事実。
 だからという訳でもないのですが、有馬記念の昨年の売り上げが400億を割り込んでしまいました。世界で一番馬券が売れるレースとして、一時は800億を超えていましたが、昨年はその半分を下回るJRAにとっては厳しい結果。
Img_1151_3  また、昨年1年間のJRAの売り上げが2兆4千億余り。13年前の4兆6億余りに比べると、なんと半分までに激減。12年連続で売り上げ、入場人員ともダウンという現実は、競馬界の片隅に生きる一人として、なんともやるせない気持ちです。
 3連単が一般に登場してから今年で8年目。この新しい馬券は売り上げの起爆剤にはならず、かえってダウンを助長しているような形になっています。むろん、その時の経済情勢、趣味の多様化など原因はあるのだと思います。
 思うに当たらない馬券に嫌気をさして、固定の競馬、馬券ファンが他のものに流失してしまったような印象があります。3連単の高額配当に目を奪われて、それに身を投じたものの、余りの的中数の少なさに資金が続かなくなったこともあるでしょう。資金の減少は馬券の購入する原資が枯渇するわけですから、それは即ち馬券離れ、競馬離れにもつながるわけです。様々な予想馬券会社が闊歩し、なかには1点勝負馬券と称して、予想情報のセールス。本当に1点で的中する自信があるなら情報を売らずに、自分で買ったほうがいいのに・・とも考えてしまいます。
 JRAは今年、5重賞単式馬券の発売を行います。最初はもの珍しさもあって受けるかも知れませんが、長い目で見てこれが起爆剤になるとは思えません。まず的中し辛いことから飽きられる可能性さえあります。
 私は、競馬、馬券をギャンブルとだけではなく、株式と同じように投資と考えも加えるべきだと思います。極端にいえば馬券の全通り買いです。全通り買って儲かるかどうかは、チョイスするレースを選ばなければなりません。株式でいうところの銘柄です。この方式は全ての投資した資金を失わない利点が最大のポイント。それでも、3連単で全通り買ったら凄い金額になり、手を出せないということがあります。実際、最大の18頭の3連単は48万9600円もかかります。手を出せないのは当然です。
Img_1153_4  で、現在、JRAでも検討されているはずの「フレキシブルベット」の導入があります。これなら全通り買いで1万円分下さい、とマークすると、その通りに振り分けてくれるのです。現在、オーストラリア、ニュージーランド、香港などで大好評だとか。これなら、リスクが少なくてすむので、競馬ファンの幅広く浸透しそうな予感がします。
 今日のレースでどのレースが荒れそうなのか、大穴がでそうなのか、どのレースに全通り買いを仕掛けたらいいのか、それを予想する予想またが求められるかも知れません。
 自分の生活水準、身の丈にあった馬券、そしてギャンブルから投資への馬券。こうした発想を競馬の施工者は、今、実戦する時期に来ているように思います。

ああ!有馬記念ラプソディー2010・戦前戦後

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 有馬記念の前日、TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」に集結したメンバーは、グリーンチャンネルの競馬実況中継でお馴染みのキャスター荘司典子さん。TBSラジオの入社試験で、競馬の仮想実況中継を演じてアナウンサーとして合格した歩く競馬四季報こと宮澤隆アナウンサー。そして当、番組の華、TBSの癒し系アナウンサー江藤愛アナウンサー。そして私で「有馬記念」特番。
2_2  それぞれが、今回は言いたいことを言える番組とあって、スタートから喧々諤々。中山の2500mが得意ということからネヴァブションとか、母の願いが届けとばかりエアグルーヴの仔フォゲッタブル、ルーラーシップの兄弟を荘司さんはアピール。江藤愛の「アベコーさんがずっと応援してきたペルーサ」とか。これはさすが私の相方です。
 また宮澤アナは仮想実況中継で「ネヴァブションが飛び出していきます」と、今回の大きなテーマである何が主導権を取るのか、という難問を実況で主張。
3_2  私は自信のエイシンフラッシュ。ジャパンCを制したローズキングダムが3歳。今年の3歳は強いことを強調。で、その頂上決戦の日本ダービーでローズキングダムを完封。当時のラスト32秒7が歴史的にも際立っている。菊花賞をキャンセルしたので、疲労もないはず。ジャパンCを叩いてチャンスです。藤原英師は「スローになりそうだから前々で競馬をさせたい、なんなら逃げてもいいよ」と言っていたし、中山は京成杯、皐月賞3着で問題なし、と、私の見解を展開。
 そして、恐らく1番枠のヴィクトワールピサが予行演習をジャパンCで行って成果があったことから、逃げるだろうからこれが○。ブエナビスタがやや疲労が心配で▲。結構自信があります、とアピール。

 さてさて、その結末は好位置から早めに2番手に進出したヴィクトワールピサが、これをピッタリとマークしたトゥザグローリーを振り切り、ゴール寸前外から猛追したブエナビスタを退けて優勝。その差はハナ差。首差で3着がトゥザグローリー。ヴィクトワールピサは皐月賞に続くGI制覇。
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  私の狙ったエイシンフラッシュは7着。勝ち馬と0秒4差。致命的な敗因はスタートで出遅れ。先行する予定だった馬がスタートで後手にまわって、おまけに超スローペース。ラスト34秒2の脚を見せたのですが、直線もスムーズさを欠き、不完全燃焼で敗退。いつもスタートのいい馬が、今回の有馬記念はタイミングが合いませんでした。運でしょうかね・・。
 優勝したヴィクトワールピサはデムーロ騎手が、スローを見越して理想的な位置取りで展開。この差が2着に追い込んだブエナビスタにハナ差先着できた印象です。3着だったトゥザグローリーのウイリアムズ騎手も3番手で上手に流れに乗っていました。それが好走の要因でしょう。5_3
 ペルーサが今回は珍しく好スタート。ゴール前で寄られる不利がなかったら3着があったと思われます。ただし、毎日王冠、天皇賞、ジャパンC、有馬記念と、やや蓄積疲労を背負っていたかも知れません。
 それにしても、トーセンジョーダンが先手を取り、2番手に典型的な追い込み馬、オウケンブルースリが2番手追走というのは驚きました。オウケンのこの戦法は、これから2度と見られないかも知れません。
 いずれにしても、1位から7着まで3歳馬が5頭。4歳馬が2頭。5歳以上なし。今年の古馬戦線の様相を現しているようにも思います。