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Archive for 競馬

今年も夏至の日に年輪を重ねられた喜び、そして感謝(*^_^*)

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生ある限り確実にやって来る誕生日ですが、私もこの6月21日、夏至の日に無事、年齢を重ねることができました。この1年、多岐に渡り支えて頂いた皆様には心から感謝を申し上げます。
 思い返せば、この1年という年は、私にとって苦痛という試練を課せられた年でもありました。
 あまりの腰部の激痛と、強烈なしびれによる歩行困難。歩くことも立っていることも激痛で耐えられなくなったほどでした。中山競馬場はむろんのこと、東京競馬場への駅から移動にも、JR南船橋駅から目の前の船橋競馬場にも仕方なくタクシーに助けを求めたこともあったほどでした。

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 中山競馬場にある診療所の先生の勧めで病院でのMRI診断。病院の整形外科の先生から下された診断は、やはり「脊柱菅狭窄症」。腰部ヘルニアと似た症状ですが、長い付き合いになる、と担当の先生から言われて、一瞬、気が滅入りましたが、どうしても手術ということはない、という言葉に勇気付けられた思いがしたものです。
 病院に行く前から、このやっかいな症状について猛勉強。 私と似たような症状で手術したことがある柴田善騎手に直接尋ねたこともありました。小林久騎手にも腰痛で苦しんでいて対処方法を教えてもらいました。
カイロプラティック、整体、気功にマッサージ。漢方薬にグルコサミン等、お世話になっている方から送って頂いたこともありました。それと共に一時、休んでいたスポーツクラブでのジャグジーなどの気泡による治療も再開。
 ホッとする季節が到来した4月上旬、ようやくいつもより長い時間、スムーズに歩けたのです。バンザーイを心の中で叫びながら、中山競馬場まで一歩一歩大地を踏みしめ歩いた覚えがあります。ご自分は歩き、自転車をどうぞ、と言って貸してくれたHさん、都内の駅までわざわざ車で送ってくれたTさん、Iさん、ありがとうございました。テレビに出演している女性ながら、カバンと荷物を持ちましょうと、いつも優しい言葉をかけてくれるSさん。感謝をしています。身体の不具合になったときに、人の細かな優しさが細胞の隅々まで沁み渡る思いです。

 

Img_0573_250昨年の秋、11月下旬、それは突然の衝撃的知らせ。私、アベコーの予想をメーンに掲 載させて頂いている「リアルスポーツ」こと内外タイムスが休刊。
 「今朝、重役会議で決まりました。アベコーさんには突然ですみません。先週で休刊になりました。力不足で申し訳ありません」と、レース部のデスクMさん。声が少し震えているようでした。新聞、雑誌の紙媒体は広告収入が生命線。折からの不況と、風俗広告の規制で苦境に立たされていたのですが、様々な起死回生も実りませんでした。
 以前、私が在籍した競馬専門紙「ホースニュース馬」は、私が去ったあと休刊、倒産ということになりましたが、ネットなど時代の変化の過度期。新聞、雑誌はその荒波をモロに受けているのかも知れません。

 

色々とありましたが、お陰様で、こうしてまた今年も無事に1年という年輪を重ねることがImg_0575_250_2で きました。
一方で、この世界には不幸にしてその尊い命を閉じることになってしまった幼き子供たち、そして青年・・。私たち一人一人がそんな不条理な世界の根絶に、努力をしなければならないと思います。1年年輪を重ねることが出来たということは、未来に向けてそのミッションを少なからず背負うということだと考えています。
 いずれにしても、私の今年の願いは優しい年輪を重ねることと、自分磨きの1年にしたい、ということです。

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梅雨時で仕方がないとはいえ不確か天気予報に翻弄された開幕週ではありましたが・・(T_T)

Img_0508_resize_2天気予報とはこうも不確かなのでしょうか?「小惑星いとかわ」に着陸、調査し7年もの歳月をかけて地球に戻ってきた「はやぶさ」。数々の宇宙の貴重な資料を私たちにもたら してくれました。
こんな凄いことが出来る世の中に、旧態依然、遅れをとっていると思われるのが日本気象庁発表の天気予報。通常、テレビ・ラジオはこの発表を、ほぼそのまま伝えているわけですが、福島・阪神を中心に、これが先週は、ほぼ壊滅的な予報。木曜、金曜、土曜、日曜は傘マーク。梅雨前線が日を追って流れてくるという予報。NHK総合テレビの気象予報士の方も盛んに雨を強調されるので、梅雨時でもあり、さもありなんと鵜呑みにしていたら、福島の開幕週は晴れ間が出るくらいで芝良馬場。ダートは水分が残っていたせいか、やや重でしたが、これも直ぐに良馬場に訂正。2日目の日曜日は好天の下の良馬場。阪神も似たようなもので、連日の雨、重馬場と考えて予想した、私を始め多くのメディアの予想者は困惑したのではないでしょうか。
そんな状況下でも絶対に勝ち負けできると、睨んでいたのが阪神マーメイドSのブライティアパルス。強力な逃げ馬が不在。単騎で逃げられるブライティアパルスのペースになる、開幕週も有利。雨も不良馬場で好走実績。よしんば、逃げられなくとも、前走のメイSでは、ゴール前で最内から凄い脚で粘るシルポートに肉薄。これは具合がいいことも確かだろうけれど、それよりも馬が本格化している証しだろう、と私はそう読みました。
メイSで優勝したショウワモダンと0秒3差。そのショウワモダンが安田記念を制覇。鼻差の大接戦したシルポートはエプソムCでセイウンワンダーと鼻差の2着。こういった成長著しい牡馬たちと互角の勝負をしてきたブライティアパルス。しかも、メイSよりも軽い53Kのハンデ。坂路調教の迫力十分の唸るような動き。これはまず負けられない!という長年培ってきた“勝負勘”のようなものが、体中の頭のテッペンから足先まで、優勝と言う電磁波が駆け巡るのでした。
好スタートを決めたブライティアパルス。単騎逃げの形に持ち込むかと思われたところに、外からセラフィックロンプが絡んできて、仕方なく藤岡康騎手が2番手。そして3番手にテイエムオーロラ。人気のヒカルアマランサス、中団に1番人気のニシノブルームーン。前半の5ハロンが59秒9とスローに近い流れ。後半1000m手前で流れが少しスピードアップ。こうなると後続馬は翻弄されて厳しい展開。ブライティアの藤岡騎手は、逃げる14番人気のセラフィックはいつでも捉まえられる自信があったのでしょう、仕掛けを遅らせたことが、結果にそのまま出ます。直線で必至に逃げるセラフィック。これを追うブライティア。ゴール前は2頭の叩き合いでした。それでも勢いの差はここで出ました。ブライティアパルスがキッチリと首差捉えたのです。重賞初制覇でした。
セラフィックロンプが2着。この馬は京都記念でブエナビスタ、ジャガーメイル、ドリームジャーニー、ホクトスルタンに続く0秒5差5着。楽に先行できると度肝を抜くような粘り腰をみせます。いつも人気薄ですが穴党ファンは要チェックです。
ニシノブルームーンが4着で、人気を分けた2番人気のヒカルアラマンサスが5着と、ヴィクトリアマイルでブエナビスタを苦しめた2、3着馬は無念の敗走。ハンデ戦移行の4年前から今年も1番人気は馬券の対象から消えてしまいました。