先週3月29日(土)のTBSラジオ「元木大介のエキサイトベースボール・サタデー」は、一応、春季、最終回放送となりました。
この日は、TBS感謝祭ということもあって、赤坂サカスで公開生放送。特設ブースには、メインの元木大介さん、ナビゲーターの青木真麻さんを中心に、レギュラーゲストの大沢親分こと大沢啓二さん、そして私の4人がブースでワイワイと大盛り上がり。
そして、18時半過ぎからは恒例の競馬コーナー。元木さんのクセモノ予想を交えて、明日のGI「高松宮記念」の予想。
元木さんはスタートから19戦全敗。青木さんは21戦7勝。さて、二人の対決はいかに!
で、私が「高松宮記念」の意義、データ等を解説し、予想は◎キンシャサノキセキをフィリップに書いて、本命の理由を力説。
そして、連敗ストップ、起死回生を賭けた元木さんの本命馬は、なんとなんと1番人気のスズカフェニックス。
失礼ながら私も「スズカフェニックスですかー?! 野球でいう送りバントですかねー」と振ると、元木さんは「全敗はまずいでしょー」と固持。
「そう来ましたか、私はファイングレイン。あっ、アベコーさんたら、嫌な顔をしている!」と、女の直感鋭い青木さん。
そして、大沢親分は「オレは予想をしない。ただ聞いて、それを買うだけ。それより当てろよー!」と喝!
というわけで、JRAから非売品の記念グッズのプレゼント・コーナーがあり、秋に再会放送ができるといいなと、一同願いながらニギニギしく、ブースの前に集まって頂いたファンの方、そして番組のリスナーの皆さんに、サヨウナラでした。
本当に楽しい、素敵な番組でした。
ところで、3人の予想は、◎推奨馬が青木さんのファイングレインが1着。私のキンシャサノキセキが2着。元木さんのスズカフェニックスが3着。3人合わせて見事なワン・ツー・スリー。これを参考に的中されたリスナーの皆さん、おめでとうございました。
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スッゲー! 放送初だ、出演者◎がワン・ツー・スリー!!
枠順という運が大きく左右したGI高松宮記念\(-o-)/
春のGI第1弾「高松宮記念」は、1番人気のスズカフェニックスが3着に敗退。この結果はまさに「運」が大きく左右したと思います。枠順が発表されてビックリ。なんと最内の1番枠。直線勝負のスズカフェニックスにとっては最悪のシナリオ。この枠順では最後方に下げて、4角から外に出すか、あるいはカベになることを承知で、イン狙いに徹するか、1つの賭けに迫られていました。しかも、乗りなれた武豊騎手から福永騎手にバトンタッチ。かなりのプレッシャーだったはずです。
一方、これまた2番人気のローレルゲレイロ。絶好調をアピールしていましたが、先手を取りたいゲレイロにとっては、16番枠はかなりの痛手。できるならば、スズカフェニックスと交替したかったのが本音だったと思います。ゆえに内からフサイチリシャールに煽られ気味になり、印象として懸命に先行している感じとなりました。
私は今回の高松宮記念は、私なりに自信がありました。キンシャサノキセキです。前走の阪急杯で5着でしたが、安藤勝騎手がポジションを気にして軽く仕掛けたら、口を割って引っかかり、しかも、開幕週の最高の馬場コンディションなのに外々と回るコースロス。更に、4角ではすぐ隣りにいたハイソサイティーに、外に弾き飛ばされる大きな不利。まるで競馬になっていないのです。それでも5着ですから改めて能力の高さを感じ取りました。しかも、今回は岩田騎手に乗り代わり。武豊、安藤勝というスーパージョッキーがドバイに行きで不在。日本騎手界を代表する闘将の一人、岩田騎手に当然熱い視線。1,200mであれば折り合いは心配なし。中3週という登板も2戦2勝。もし、これで負けたら運だと推察したのです。
「高松宮記念」はスズカフェニックスがスタートで大きな躓き。かろうじて落馬は免れたものの後手に回ってしまいました。ローレルゲレイロはフサイチリシャールにぴったりとマーク。前半が33秒4で半マイル通過が44秒4。さすがにGI 1,200mで緩みない流れ。4角で勝負を賭けたフサイチリシャールが力強い脚で抜け出し、離しにかかります。実は、ここで好位置にいたキンシャサノキセキの岩田騎手が、まずい、と思ったのかゴール200m手前からリシャールを追いまくります。結果的に首差負けの2着だったのは、この早目の仕掛けだったのです。リシャールが飛び出さなかったら、追い出しをワンテンポ遅らせて凌ぎきったはずでした。この辺りは運ということでしょう。
目下2連勝の4番人気ファイングレインが優勝。ゴール前でキンシャサノキセキを首差捉えました。私は、このフサイチグレインは4番人気でしたが、ここ2戦、出負けしていること。中京の小回りコースは過去2戦の乗り方では厳しいと判断。軽視してしまいました。しかも、前週のスプリングSでレッゴーキリシマに騎乗し、持ち前の先行力を生かせず、なんのメリハリもないレースをした幸騎手に不信感を抱いていたことも事実。
それが、好位グループ、キンシャサノキセキの真後ろを追走。最高のポジション。これが結果的に勝利を呼び込みました。ここ2戦のレースでは優勝はなかったはずです。
大外から差を詰めてきたスズカフェニックスは、勝負の決着があらかたついたところでの3着でした。
競馬は「運」です。この運を取り込んだものが勝者になるのだなあ、と改めて確認したところです。