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Archive for 競馬

やったー、アルバ◎でゲットV!!

_1_1_2  共同通信杯で◎にしたショウナンアルバが見事な快勝劇。4戦3勝2着1回。堂々と胸を張ってクラシック戦線に名乗り出て行けることになりました。
 本命のショウナンアルバについては、内外タイムスや私の携帯サイトでも書いたのですが、その根拠は2勝目となった若竹賞の快勝にあります。7月の新潟以来の実戦。中山の急坂コースに初めての距離、内回りで大外14番枠。なによりかにより馬体重が休養前の未勝利を勝ち上がったときよりも20kも増加。ほとんどが成長分とは言うものの、さすがに20kも増えていると、完璧な仕上がりとは思えませんでした。
 それで、その若竹賞なのですが大外から1コーナーでスピードの違いから先手を取ると、単騎逃げの形。それでも前半の5ハロンが59秒7と、時計を要した馬場としては遅くはないのです。ゴール前で外からアサクサダンディの姿が見えてから追い出すと、二枚腰の脚で逃げ切り勝ち。着差以上の強さにビックリ。時計が1800mで1分49秒1でしたが、ビッシリ追っていれば1分48秒台前半も期待できたはず。
 1週前に行われた京成杯が2000mで2分2秒9。仮にショウナンアルバがラスト1ハロンを13秒8で走れば同タイム。若竹賞のラストが余裕を残して12秒2。机上の計算からは京成杯を上回る時計内容で、京成杯でも優勝できたものと判断。
 で、今回は1度使われた変わり身、上昇度も十分期待できるところで、なにより、やや掛かり気味に行く気性、走法からしぶった馬場(良馬場発表)も問題なしとみて、本命を打ったのですが、まさに大正解でした。
 単勝2880円。5番人気のタケミカヅチで馬連が9960円。馬単が2万6830円。3連単が11番人気マイネルスターリーで75万2020円。残念ながら3連単は逃してしまいましたが、オイシイ馬連と馬単になりました。

☆この馬は人を見るよ。気が強くて気が強くて・・
 ショウナンアルバを担当している二宮調教師は、
 「いやあー。いろんな意味で大変な馬だね。装鞍所で鞍を置かせないんですよ。仕方なくきゅう舎の馬房の前まで戻って、鞍を乗せたら今度は一歩も動こうとしない。だから集合時間までやっとこ間に合ったくらい。血統的なものからか気が強くて気が強くて・・。先に馬場入りしたのもそのせい。いやあーまいったね。まあ、走るからいいけど。この馬は人(乗り手)を見るよ。いっぱい教えることが多いけど楽しみです」と、少し興奮気味にインタビューに答えていました。

サダムに見た幻想と雪の空白の一日・・

 東京競馬場は開幕週に続いて雪景色。2週続けて日曜開催が月曜日に変更される予期せぬ事態。4日目のメインは「共同通信杯」(トキノミノル記念)。かつてナリタブライアンやエルコンドルパサー。ジャングルポケットにアドマイヤムーン。優勝馬の盾には輝かしい名前が刻んであります。
 今年はその仲間に入ろうとする噂の大物候補、サダムイダテンが登場。担当の中村調教師がいわく「今まで素晴らしい馬は何頭か見てきたけど、こんな凄い馬とは初めて出会った」といい、安藤勝騎手も「本当に素晴らしい素質を感じさせる」と、絶賛。それに平行して各マスコミも手放しの褒めちぎりよう。不動、2着探しという見出しが目につきます。それゆえ単勝オッズは1.5倍と断然人気。その理由はすべからく、前走のラジオNIKKEI杯2歳Sで、驚くべき2着したからとのこと。確かにスタートで後手に回り最後方。超スローペースの中で直線大外から、もの凄い脚で強襲してきた内容は1頭抜きん出ていました。さすが1番人気馬。負けて強し。この一戦だけで3歳クラシック戦線の大将格にのし上がったのです。
 ところが、時計が2000mで2分7秒0。極端に超スローペースだったから時計が遅くなるのは当然でしたが、それにしても平凡すぎます。サダムイダテンだけが馬場のいい外を通って鋭く2着。ラスト34秒7は3番手で展開したサブジェクトと0秒6差。
 つまるところ、このレースはラスト3ハロンのヨーイ、ドンの競馬。どの馬が切れるか、破壊力があるか、だったような気もします。他の馬があまりにも切れ味が今ひとつの馬ばかりで、ことさら特別にサダムイダテンの末脚の威力が目立った、ともとれるのです。これはひょっとして、ケタ違いに強いという幻想を見ていたのかも知れない。ちなみに、サダムイダテンが豪脚を披露した翌日、同じ京都の重馬場で2歳500万を制したリトルアマポーラは、ラスト3ハロンが34秒3。数字だけなら34秒7のサダムを凌ぐ豪脚を見せていたのです。
 そして、初めての左回り、更に初めての長距離輸送。資質の高い馬ではあるけど、本当に大丈夫なのだろうか。
 また、サダムイダテンは水曜日に栗東で追い切り、金曜日に東京に移動。ところが、このスケジュールは日曜日に競馬開催があるということを前提としたものです。降雪で1日開催がずれ込むことで、体調に変異がなかったか疑問です。実際、栗東で水曜日に追い切ったサブジェクトが9着。イイデケンシンが13着。散々でした。
 空白の1日となった日曜日に、サダムはコースに出て軽い運動をさせたのですが、結果には結びつきませんでした。
 共同通信杯は5着。ゴール前で15番人気のシングンリターンズとの叩き合いにだけは負けて欲しくなかった、というのが本当の気持ちです。