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Archive for 競馬

井上オークス女史は穴党忍法くノ一か?!

0702221  2月16日(金)渋谷にあるプラザエクウス渋谷で、フェブラリーS直前予想「春のダート王決定戦!混戦を制する馬は!?」というトークショーがありました。
 出演者は井上オークスさんと私。司会が荘司典子さん。荘司さんはグリーンチャンネルの中継や、イベントでご一緒しているのですが、井上オークスさんは初対面。彼女のブログなどで、それなりの予備知識をインプットしていったのですが、これが聞きしに勝る美女。「佐賀のがばい女」とかで、佐賀県生まれの、京都育ち。そういえば、京都生まれの風情も漂わせて、着物を身に着けたら、そりゃ、さぞかしイカスだろうなあ~と、胸のうちで情景描写。そういえばフリーアナウンサーで、ベイFМで活躍中のリリアン原山こと原山実子さんが、彼女のことを美人よ、美人と言ってたけど、うんうん、納得!
 それにしても、この井上オークスさん、なんと人物的スケールが大きいこと。金は天下の回り物。という考え方なのか、金がなくなればキャバクラがあるさ。だからくよくよするなよ。そんな姉御肌的な人生の根性が一本座っている方でもあります。私はすっかり彼女のファンになってしまいました。
 馬券の狙い方も実に大胆。京都記念はマイソールサウンド(10番人気)の逃げ切りを指名しちゃったりするわけ。むむ、おそるべし穴党忍法くノ一!!同士か!そういえば、昨年秋の富士Sを◎キネティクスで、3連単のビック配当をゲットだとか。私もこのレースを同じ本命で3連単的中。むむ、やはり同じニオイがするぞ。
 ただ、彼女の行動範囲は常識を超えています。一昨日は佐賀競馬場、昨日は園田競馬場(園田の砂がくつに付いていると私にみせる)そして、金曜は渋谷のイベントで、日曜は東京競馬場。翌月曜日はミスターピンクこと内田利騎手の取材で、マカオにフライト。いやあ、頭が下がります。
0702222  マカオはカジノにマフィアに娼婦の世界という古いイメージがあって、行きたくない都市でもあったのですが、最近はだいぶ変わってきたようです。それでも、井上オークスさん、女ひとり旅、無事日本に帰ってきてね、と、荘司さんと哀願。
 ところで、彼女の名前の由来は、オークスで初めて馬券を獲ったからだとか。福島の猪苗代特別だったら、むむ、井上猪苗代特別?かいな。

 この日は真冬の夜だというのに、満員御礼札止め、館内いっぱいのファンの方が足を運んで頂いて、出演者一同、感謝感謝のトークショーでした。ありがとうございました。
0702223

アベコーさん、突き抜けるよ!

 今年初めてのGⅠフェブラリーSは、3番人気のサンライズバッカスが優勝。人気を分けたブルーコンコルドが2着。シーキングザダイヤは9着。上位人気馬の明暗を分ける形となりました。
 レース前、正確にはパドックでメインのフェブラリーSの出走馬が、ファンの前でお披露目し始めたとき、検量室の前を歩く音無調教師を発見。音無きゅう舎からこの日、2頭の馬が出馬。それがサンライズバッカスとオレハマッテルゼ。私は10番人気のオレハマッテルゼに期待。
「先生、音無先生、今日は表彰台がマッテルゼ!ですかー?」と私。
「おっ、アベコーさん、あっ、その洒落は面白くないね。いつも聞いているし・・」と一笑。
 この音無調教師は以前から、私の予想をしっかり聞いてくれる方でもあります。
「で、先生、オレハマッテルゼは雨で時計が速くなるのは有利では?芝向きのスピードが必要となってくると思うから・・」と、切り出すと
「確かにね、左回りに替わったこととか、具合も良くなっているけど、なにしろダートが初めてだから、砂をかぶったらお終いかも。まあ、次かも知れないなあ~」と、トーンは低調モード。
「それより、今日はバッカスが突き抜けるよ、うん、ゴール前で突き抜けて来るから、まあ、見ていて下さいよ。具合が物凄くいいから」と、いつもに増して鼻の穴を大きくしながら、自信たっぷりの表情で音無スマイル。

  そしてファンファーレ!

 長期休養明けだった3走前の武蔵野Sでシーキングザベストの2着に鋭く追い込んだ時が、今回と同じ東京ダート1600㍍。ただ、スタートがいつも悪いのと、強力な先行馬が不在で、前残りが予想されることから、3、4番手候補と判断。
 ところが、ところがレースは考えていたこととは正反対。雨の影響で不良馬場、中団や後方で泥をかぶり、戦意を喪失させるより、前々で走らせてみようと、思ったのかダイワバンディットにトーセンシャナオー、メイショウバトラー、アジュディミツオー、そして我がオレハマッテルゼが、わんさかわんさか飛ばします。
 これは、ひょっとしてオレハマッテルゼの単騎逃げがあるかも、なんて戦前の甘い予測は、ほんの数秒間に霧散。
 前半の半マイルが46秒6で、5F通過が58秒9のハイラップ。先行した馬たちは直線で次々に息切れ。外からグイグイと伸びてきた馬が、そう、あの音無サンライズバッカス。ゴール前であっという間に突き抜けていました。
 表彰台でしてやったり、という顔の音無調教師。さすが、名調教師、名伯楽。恐れ入りました。今年の初めてのGⅠを見事に制覇。いいムードです。今年の音無きゅう舎から目を離せません。
 オレハマッテルゼの次は高松宮記念かも。昨年優勝し、GⅠ2年連続制覇がかかります。音無流によると次だとか。しっかり頭に入れてマッテルゼと行きましょう。