今年のクラシックを占う上で、大きなターニングポイントとなった2月4日の「共同通信杯」。注目のクラシック最有力候補フサイチホウオーが登場。デビュー以来3戦3勝。重賞2連勝中と、クラシックへ邁進中。
ところが、そのフサイチホウオーに待ったをかけるべく参戦してきたのが、ニュービギニング。ご存知あのディープインパクトの弟。池江泰郎きゅう舎所属で、武豊騎手とのゴールデンコンビ。何から何までディープインパクトと同じ。しかも、2戦2勝。デビュー戦を余裕でアッサリ。2戦目がケタ違い。最後方に置かれながら直線では出色の脚で一気差し。それで完勝。否が応でもファンには兄ディープインパクトを彷彿。これはディープに続いて兄弟3冠も、と願うのはファンとして当然の心理。
その初対決が見られるとあって、関西からGⅠ並みのスタッフで放送局が東京入り。出走馬は9頭と少ないながら、熱烈なファンはゴール前に陣取り大声援。フサイチホウオーの馬主、関口氏はパドックから本馬場に入場する際に通る馬道を、例によってあの派手な衣装に身を包み、どや、ワシの馬強いぞー、と、言わんばかりに愛馬のとなりを大名行列のように過ぎて行きました。いやあ、いつも存在感のある方です。
さて、結果はディープのファンの声援も空しく、フサイチホウオーがゴール前での叩き合いを制して優勝。ニュービギニングはその迫力に圧倒されたか、直線内から4着するのがやっと。初めて経験する左回りということがあったにしても、案外の内容に肩の力を落とすファン。TBSの宮沢アナも「あんなものかなぁ~。なんか納得いかないよ」と、ディープ弟クンの4着にガッカリ。
兵どもが夢の跡。東京パドック風景。
○体を合わせたらダメ!
共同通信杯で2着に好走したのがダイレクトキャッチ。1勝馬で大好走です。この馬は前走の京成杯で◎印で応援。ところが無念の5着。その時優勝したサンツェッペリンは、ホープフルSでニュービギニングに完敗していることから、今回は評価を低く考えたのですが、ラスト33秒4の豪脚を使って優勝した東京であることを重視すべきでした。
そのダイレクトキャッチに騎乗した北村宏騎手。自きゅう舎の期待馬フライングアップルを、絶好調の名手、岩田騎手に譲ったのですが、フライングが3着。優勝したホウオーとの着差が、首・半馬身。
で、「ホウオーを負かすには馬体を併せに行ったらダメ。馬体を離さないと。フライングは何で併せにいったのかな~」と、残念がります。というのは、昨秋の東スポ杯2歳Sで内からドリームジャーニー(朝日杯FS優勝)、外にフラインアップル(北村宏騎乗)で、前を行くフサイチホウオーを、サンドイッチする形で交わしたにもかかわらず、差し返された苦い経験があるからです。
ということは、ホウオーの弱点は馬体を離して、一気の追い込みをかけるのがベストだと、フライングアップルならそれが出来たと、北村騎手の思いがあったのでしょう。何かフサイチホウオーのウイークポイントを発見した思いがします。
[左]中央初重賞勝ちの村山騎手です
[右]先週も大活躍の内田博騎手がにっこり
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先週の東京4日目10R金蹄S。私の予想は◎カオリノーブル○オリンピアンナイト▲アグネスネクタル△スマートスリーム。結果はこの4頭で上位を独占。1番人気のオリンピアナイトが優勝。2着がアグネスネクタル。カオリノーブル(7番人気)は先頭に立つのが早いか惜しい首・頭差の4着。ところが、◎○の2頭軸フォーメーション○▲△で、しっかり的中なのです。5万3880円とは嬉しいプレゼント。
私の携帯サイト「アベコーの競馬大予想」では、買い方も取り上げているので、喜んで頂いたファンもいたはずです。同じようなラッキーなケースは、金蹄賞と同じ日の京都9R許波多特別。○◎△で3連単1万7960円。3連複が5900円。10頭立てのわりには実にラッキーな配当でした。