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Archive for 2016年12月21日

朝日杯FSは渋った馬場が命運を分けたのか!!

011 012 013 注目の2歳決定戦GI「朝日杯FS」は、ビックリの大波乱となってしまいました。優勝は6番人気の伏兵サトノアレス。後方待機から直線では外に出して一気に上昇。中程から力強く伸びて、内で粘るボンセルヴィーソを捉えると、一番外から猛追したモンドキャノンを振り切り栄光のゴールイン。2歳チャンプに輝きました。

この日、断然の人気に推されたのが話題のフランケル産駒ミスエトラ。阪神JFの優勝馬ソウルスターリングに続きフランケル産駒のGI連勝か!とファンの方は思われたようですが、ファンタジーSを圧倒した時のようなモノ凄い迫力が見られませんでした。

スタートと同時に内から飛び出したボンセルヴィーソ。そして一番外からトラストの柴田大騎手がしごきながら上昇。一気に主導権か、と思われたのですが2番手で折り合いを付けます。これで流れがダウン。前半の半マイルが48秒3-5ハロンは60秒6。明らかにスローで展開します。この流れにクリアザトラックも行きたがる素振り。レッドアンシェルも好位をキープ。これらを前に見て1番人気のミスエルテが追走。そのインサイドには2番人気のダンビュライト。

001 後方にはタガノアシュラ、サトノアレス、モンドキャンノ。これらが虎視眈眈です。このままの形で4コーナーをまわり、逃げたボンセルヴィーソが懸命にラストの踏ん張りを見せます。並びかけようとトラスト、外にはクリアザトラック。

002003005 そのときでした。大外に出したサトノアレスが凄い脚で、ミスエルテに並ぶところなく抜き去ると一気に先頭に躍り出ました。これにビックリしたかのように躊躇する感じのクリアザトラック。伸び脚が止まります。

サトノアレスが内のボンセルヴィーソを突き放しにかかります。目前にはゴールでしたが、一番外からモンドキャンノが猛然と強襲。結局、半馬身振り切りサトノアレスが優勝。モンドキャンノが2着。逃げたボンセルヴィーソが3着。ミスエルテが4着。

時計が1分35秒4、良馬場発表では過去もっとも遅いタイム。昨年優勝のリオンディーズの1分34秒4よりも1秒も遅い時計。

優勝したサトノアレスに騎乗した四位騎手の勝負服、ヘルメットには大きな泥が付いていました。ということは、発表は良馬場であっても、馬場は水分を多く含んだコンディションだったのでしょう。

007009 前開催の京都が高速決着だったことを考慮すると、この道悪コンディションは多くのファンが想定外だったようです。おそらくミスエルテの川田騎手も「スピードを生かせる軽い馬場のほうが、彼女には向いています」とコメント。

おそらく13着に敗れたダンビュライト、7着クリアザトラック、8着レッドアンシェルも差はなかったのですが、この馬場の巧拙が一番大きかったように思いました。

 

これは驚いた!1・2・3番人気の決着だった阪神JF!!

  005    001 002 003 004 驚きました。注目の「阪神ジュベナイルF」は、キャリアの浅い2歳牝馬の争いだったにもかかわらず、終わってみれば1番人気のソウルスターリングが優勝。そして2着が2番人気のリスグラシュー。3着はレーヌミノルで3番人気。

つまり1・2・3番人気の決着でした。これは大変珍しいことで、1、2番人気の決着も過去10年振り返って1度もないのです。それは20年間も1度もないのです。

時は1991年、「阪神3歳牝馬S」に戻ります。この年から3歳のGI牝馬限定レースとして現在に至る(2001年=阪神ジュベナイルフィリーズ)のですが、この間、1、2番人気で決着したことが1度もないのです。ということは、創設以来の1、2番人気の決着となったわけです。

1番人気に推されたソウルスターリング。ルメール騎手が騎乗。ゲートが開くや否や、サッと3番手のインをキープ。これは快勝したアイビーSと同じような形。

主導権を取ったアリンナが2番手以下を引き離して、ポンポンと逃げ脚を伸ばします。前半の半マイルが46秒7、5ハロンは58秒8。この平均ペースの流れの中で、ジッと好位3番手の内々でソウルスターリングが折り合いに専念。

対する2番人気のリスグラシューは、スタートで大きなスタートミス。最後方に置かれました。ソウルスターリングをマークする形で直後のポジションを占めたレーヌミノル。中団の内々にディーパワンサ。外には4番人気のジューヌエコール。後方の外にはヴゼットジョリー。

4コーナーをまわって、内からじんわりとにじるよるソウルスターリング。これを見てレーヌミノルも動きを開始。余りの手応えの良さを感じとったのか、ソウルスターリングが直線で内から一気に先頭に立ちました。それに続いてレーヌミノル。最内からディーパワンサも前を追います。

006007 4コーナーでスパート態勢のリスグラシュー。大外をまわって鋭い脚で前を追います。内から一気に突き抜けたソウルスターリング。一旦は1馬身、2馬身、3馬身と2番手以下に水を開けましたが、レーヌミノルの伸びが一息。その外からゴール前はリスグラシューの鋭い脚が一番目立ちました。ソウルスターリングに迫りましたが1馬身チョイ届かず2着。

戸崎騎手は「ゲート内で待たされてガタガタしたときにスタートを切られたのが痛かったです。それにこの枠順も痛かったですね。それでも直線はしっかり伸びていたように走る馬です。来年が楽しみです」とコメント。

1、2着馬は枠順が逆であれば、逆転していたかも知れません。いずれにしても来年のクラシック候補。勝ち馬のソウルスターリングは父が無敗馬のフランケル。デビュー前から評判の1頭。今週の「朝日杯FS」には出走予定の評判馬フランケル産駒ミスエルテ。阪神ジュベナイルFをパスして牡馬相手の朝日杯FSに出陣。この2頭の来年の対決が見物です。

私の◎ディーパワンサ。内々から伸びて4着でしたが、1、2着とは潜在能力の差を感じています。

5着ヴゼットジョリーはマイナス10k。馬体重の回復がカギになりそうです。

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