Archive for 2020年8月21日
狙い通りの展開で伝統の関屋記念を的中!!
4コーナー手前から11秒5-11秒3とペースを上げた逃げたトロワゼトワル。これは◎に推した私にとっても織り込み済み。2、3番手のミラアイトーン、クリノガウディー、グルーヴィットは1400m通過が1分20秒7の時点でギブアップ気味。
これらの馬たちを尻目に大きなリードを取って逃げるトロワゼトワル。その時でした外から猛然と大きなストライドで肉迫して来た馬がいました。同じピンクの帽子戸崎騎手のサトノアーサーでした。
夏の新潟の名物レース伝統の「関屋記念」。私は春のGIヴィクトリアマイルで緩みないペースで引っ張りアーモンドアイの4着。サウンドキアラ、ノームコアと大接戦。ダノンファンタジーに先着。破格の内容を見せたのです。
新潟のマイル戦は外回り。スタートしてから3コーナーまで一直線。従って逃げ争いになり辛い形態。ゆえにトロワゼトワルにとっては楽に一人旅に持ち込みやすい一戦でした。
実際、迷わず先頭に立ったトロワゼトワル。少し間を開けた形の2番手がミラアイトーン。以下、積極的に前に出て来る馬が見あたりません。
1番人気のアンドラステは中団のインをキープ。2番人気のプリモシーンがこれをマークする形でインをキープ。好位4番手を前後する形で3番人気のグルーヴィット。
それに続く4番人気がサトノアーサー。スタートで後手を踏み最後方に置かれます。戸崎騎手は4角までこの位置でじっと我慢。そして4角で馬込みの中に突っ込み、直線ラスト400mあたりで外に出すことが出来ました。
快調に逃げるトロワゼトワル。セーフティーリードとも思えましたが、外に出したサトノアーサーの伸び脚が際立ちます。内の馬込みの中からアンドラステとミッキーブリランテがしぶとく伸びて来ました。
ゴールまで残り50m。内で懸命に頑張るトロワゼトワル。外からサトノアーサーが迫る。残り10mを切ったあたりで並んだサトノアーサーが、強靭な末脚で一気に差し切りました。3着にアンドラステ、そしてミッキーブリランテが4着。
サトノアーサーは一昨年のエプソムカップ以来の6勝目。当時、騎乗していたのが今回と同じ戸崎騎手。まさに縁があるようです。また、戸崎騎手は怪我で長い療養から復帰後、初めての重賞勝ちでした。
私の予想は☆◎〇の決着。3連単が惜しかったのですが、馬連7230円。3連複1万1820円は嬉しかったです。
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越後の地で御旗を掲げたケンシンコウの勝鬨!!
7番人気馬がレコードで独走。事実は小説より奇なり。それは、まさか、まさかの衝撃のドラマでした。
夏の新潟3歳の限定戦GⅢ「レパードS」。今年もダート1800mで行われました。前日からの雨で、ダートは不良の発表。脚抜きの良いダートで高速決着が期待されました。
1番人気は重・不良馬場で2戦2勝。青竜Sも制し、直前のユニコーンSで初めてダートで2着に敗れた川田・デュードヴァン。それに続いたのは鳳雛S独走のミヤジコクオウ。そして初めてのダートをアッサリと逃げ切ったラインベックが3番人気で、ダート4戦3勝のライトウォーリアと人気は続きました。
おそらくこれまでの戦績からタイガーインディが楽に主導権を取って、ライトウォーリア、ラインベックが、これをマークする形で展開しそうだ、と私は推測しました。
ところが、最内1番枠のケンシンコウが外から前に出たタイガーインディに並びかけて、そのまま先頭を奪い抜群の手応えのままマイペースに持ち込みます。ラインベック、そして早めに打って出たデュードヴァン、ライトウォーリアが好位をキープ。
それを前に見て機を窺うブランクチェック。目下2連勝中で私の◎。敵は前にいると見たのかミヤジコクオウの和田騎手も先行馬を視界に入れながらの展開。
前半の5ハロンが60秒7。不良馬場とはいえ緩みないペースです。これまで末脚を温存して良績を残して来たケンシンコウ。4コーナーを抜群の手応えで、その感触を手綱で丸山騎手が確認すると、ここから一気にスパート。2番手のタイガーインディ、ラインベックのインから好位で展開していたブランクチェックが肉迫。
外に出したデュードヴァンが、その外から追い上げて来たミヤジコクオウを待っていたように追い出しかけます。
ラスト200mでも大きなリードを取ったまま快調に逃げるケンシンコウ。内から2番手に進出したブランクチェックが逃げるケンシンコウが追います。
「よし、そのままで来い!」と、声に出そうとする間もなく、外からデュードヴァンを置き去りにしたミヤジコクオウが鋭く伸びて来ます。
とはいえ、逃げるケンシンコウにとってはセーフティーリード。余力を残して2馬身半差のワンサイド勝ち。
2番手で粘り込むかに見えたブランクチェックを、ゴール寸前で捉えたミヤジコクオウが2着。デュードヴァンは4着に伸び悩みました。
私の予想は△▲◎で、92.2倍の馬連が惜しくも手からこぼれましたが、3連複1万4320円は美味しかったです。
それにしても、余裕でトランセンドの持つ1分49秒5を更新する1分49秒2のレコード。不良馬場、枠順、展開に恵まれたとは言え、この圧倒的な強さ。ただただ敬服するばかりです。秋の重賞戦線が楽しみです。
さすが新潟、越後は上杉謙信公の地。新潟で激走したケンシンコウ。全国制覇も夢ではありません。
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