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Archive for 競馬

今年は用事なしかフィリーズレビュー組!そして桜花賞の行方は?!

 注目の桜花賞トライアル「フィリーズレビュー」は、桜花賞でも有力視されていた人気のミクロコスモスが、3着馬から3馬身半差も水を開けられた4着。桜花賞出走が不可能に近い絶望となりました。2番人気のショウナンカッサイが7着。今年も昨年に続き大波乱となりました。
 このフィリーズレビューは、暮れのGI「阪神JF」からの直行組が大活躍。今年も優勝したワンカラット、3着だったレディルージュが、阪神JFからの直行組。ともに6番人気、15番人気だったことを考えると、穴党ファンのデータ派には堪えられない3連単66万8,740円となりました。
 優勝したワンカラットは抜群のスタートから、好位置でピタリと折り合い、直線で早々と抜け出しました。馬体重も前走比マイナス2K。完璧な仕上がりで臨んで来たのです。考えてみれば、阪神JFで◎に推して、結果12着。追いかけるべきだったかと、反省。
 2着のアイアムカミノマゴも追いかけていた1頭。今回は▲印でしたが、前走のエルムSも◎を打って注目していた1頭。やや勝ち味の遅さが気がかりですが、アグネスタキオン期待の3歳です。
 期待といえば、今回の私の超目玉だった9番人気ラヴェリータ。ここ3戦のダートでの内容からかなり力が入っていたのですが、残念ながら6着。明らかに不利な大外16番枠。出負けしたのですが、四位騎手がレースまえから決めていたのでしょう、出ムチを入れて強引に先行。2ハロン目に10秒5を計時。やや離し気味に逃げたものの4角過ぎでワンカラットが並びかけてきたときに、ほとんどギブアップ気味。それでもミクロコスモスと0秒1差。折り合いがつく馬なので、好位置で脚を貯めていければ・・という気がしています。
 いずれにしても、昨年のフィリーズレビュー3着のレジネッタが桜花賞で優勝。1、2着のマイネレーツェル、ベストオブミーが6着、11着。データ的にはチュリップ賞組が断然優位。となると、今年はブエナビスタが優勝馬。2歳女王がまた圧倒的な支持を受けそうです。
 もう1つの桜花賞トライアル「アネモネ賞」を制したツーデイズノーチスト。未勝利を追ったところなしで優勝。その勢い、能力はアネモネ賞の完勝で本物であることが実証されました。3連単◎☆△でゲット。24万7,300円もつきました。彼女は桜花賞でもかなりの好走が期待できるはずです。

まいった!!強かったなあ・・・・1・1と1・3のため息

 近づいてきたクラシック。桜花賞と皐月賞を睨んで行われたチューリップ賞と、弥生賞。桜花賞、皐月賞が同じ舞台、同じ距離を走ることから、直結することが多い、重要な一戦でした。
 まず、桜花賞トライアルのチューリップ賞ですが、優勝したのが昨年の2歳牝馬の女王に輝いたブエナビスタ。阪神JF以来の実戦でしたが馬体重は前走比ゼロ。きっちりと仕上げての登場。実績と相手関係から単勝1番人気は当然でしたが、それにしても、単勝オッズが1・1倍とは凄い。休養明け、本番前のトライアル、追い込みタイプ、そういった不安材料を吹き飛ばした勝利。
 加えて、前半の半マイルが48秒6で、5ハロンが61秒3。明らかに先行馬ペース。実際、7番人気で2着に逃げ粘ったサクラミモザは展開に恵まれたもので、2、3番人気で後方に待機したブロードストリート、ジェルミナルが4、5着だったことを考えても、いかに逃げたサクラミモザの流れだったかがわかります。
 それゆえ、優勝したブエナビスタは前半、最後方に置かれる展開。4角で中団くらいに外を回って進出。ものの見事に突き抜けました。着差以上の余裕と強さを、そのまま直接肌で感じた思いがします。4戦3勝のGI馬。父はスペシャルウイークで母がビワハイジ。まさに、ビワハイジのファンは歓喜の涙を流しているかも知れません。兄アドマイヤオーラを追い越す時期も、そう遠くはないはずです。

 一方で、皐月賞に大きなインパクト持つ弥生賞。ここも圧倒的な人気を集めたロジユニヴァースが優勝。皐月賞を迎える上で、大きな自信を掴んだのに違いありません。
 単勝支持率が1・3倍。これは異常とも言える人気。なにしろ、新潟2歳Sを優勝し、GI朝日杯FSも連勝したセイウンワンダーが出走しての人気。まるでGI馬をあざ笑うかのような断然の支持。レース前は2強対決と騒がれながら、セイウンワンダーは2番人気で4・8倍。あまりの格差。
 しかしながら、結果は歴然でした。強気に逃げたロジユニヴァース。横山典騎手が馬に余計なストレス、プレッシャーをかけないように乗った、ということでしたが、まさに大正解。終わってみれば危なげなく、余裕の2馬身半差。視界良好、皐月賞が見えたような一線でした。
 対する、セイウンワンダーはスタートからロジユニヴァースをマーク。それゆえ好位置に付けて、いつでも捉まえられる体勢にいたのですが、直線はほとんど失速状態。西の大将格にしては、あまりにも不甲斐ない惨敗。朝日杯FSが新潟以来の実践で10K増。そして、今回の弥生賞が朝日杯FSより12K増。本番前とはいえ、あまりにもファンを無視した仕上げだったのではないでしょうか。皐月賞も、弥生賞も勝ち馬投票権は、どっちも同じなのですから。ちなみに、優勝したロジユニヴァースは前走比マイナス4Kでした。