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Archive for 競馬

下り坂と思われたウオッカを優勝に導いたルメールという騎手の凄さに感服!

 ジャパンカップ1番人気馬ウオッカが優勝。毎日王冠、天皇賞の敗退から間違いなく昨年よりも能力が落ちてきていると判断。その不安を一掃したウオッカの快走。これにはルメール騎手の好判断によるところが大でした。
 2,000mの天皇賞を走った直後で、2,400mの距離延長に折り合いがつくかどうか気がかりでしたが、好位置でしっかり折り合い、いつでもスパート出来る態勢。毎日王冠当時のウオッカだったら、スーと行ってしまったのかも知れません。前半5ハロンが59秒0で、1マイル通過が1分35秒3。結果的に13秒台が1度もない緩みない流れ。ここにウオッカが折り合いがついた大きな要因があったと思います。となると、好位置で流れに乗ったウオッカにとっては願ってもない展開。ルメール騎手はこういう流れを予期していたわけではないと思いますが、まさにベストポジションでフルに能力を出し切ることができました。もう少し前でもダメ、もう少し後ろからでもダメ。2センチという鼻差がすべてを物語っています。あっぱれ、ルメール騎手です。
 レース直後、ウオッカが鼻出血を発症。1ヶ月出走不可で有馬記念は不可能。引退を含めて動向が注目されます。
 今回のジャパンカップで惜しかったのは2番人気のオウケンブルースリ。4角で最後方から、大外をまわり飛び抜けた末脚で追い込んで、一瞬差し切ったかな、という勢いを見せたのですが、運命の鼻差、届いていませんでした。4角でコスモバルクに外へ弾かれる不利が大きく応えました。ラスト34秒1という破壊力。大きく成長していることは確かなようです。
 また、3着の3歳牝馬レッドディザイア。1コーナーで外のジャストアズウェルが被せてきて接触。内ラチにもぶつかりそうになる厳しい展開。そこで位置取りが悪くなってしまいました。終始内ラチ沿いを走らされて、直線は前に馬がいて、そこから抜け出すのに四苦八苦。それでもゴール前で鋭く伸びてきましたが、時すでに遅し。1馬身半差の3着でしたが、本当に惜しかったです。
 ちなみに、私の本命は◎レッドディザイアで、○オウケンブルースリ、▲コンデュイット、☆ウオッカでした。
 凱旋門賞4着、ブリーダーズカップ・ターフ2年連続優勝の注目の英国コンデュイットは4着。直線で内から伸びてきたものの本来の伸びはありませんでした。騎乗したムーア騎手は「いつもの反応がなかったですね。どうも前走からの期間が短くて疲れが残っていたようです」とコメント。それはそうです。英国から仏国に渡り凱旋門賞で目一杯の力走。また英国に引き返して米国に遠征。ブリーダーズCでまた力走し優勝。そして、また英国に戻り、今度は日本に長距離遠征。10月から11月の短期間にこれだけ重なれば、疲労残りは当然。毎年のことですが、戦前のインタビューでは外交辞令か、各海外陣営は体調は「グッド、フレッシュ」と、繰り返しますが、これほどアテにならないことはありません。
 今年も、いろいろ教えられたジャパンカップですが、コスモバルクがいまだに何の関門もなく日本最高峰のレースに出てくることは、はなはなだ残念です。1年以上もJRAでは二桁着順の大敗続き。あと1頭回避したら3歳馬イコピコが参戦。芝2,400mの神戸新聞杯でレコード勝ち。菊花賞では2番人気。古馬との対戦が楽しみな馬でしたが、菊花賞2着のフォゲッタブル共々ジャパンCには出走チケットをもらえず。コスモバルクよりもはるかに出てもらいたかった馬です。未来の競馬界を考えた場合にも、現行のシステム、ルールは不備があると思います。早期改善を願うものです。

全日本2歳優駿はコパさん絶叫!凄い京美人のYさんと、凄いセクシータレントのMさんに圧倒!(*^_^*)

0912251  この日、12月16日、水曜日。川崎競馬場では注目のjpn(GI)「全日本2歳優駿」が行われました。今年の中盤戦以降、地方交流競馬の重賞では、エーデルワイス賞のオノユウ、浦和記念のブルーラッド、クイーン賞のユキチャンが優勝。とくに2歳戦線では北海道2歳優駿でビッグバン、兵庫ジュニアグランプリでラブミーチャンが優勝。地方サイドの全勝なのです。
 人気は北海道2歳優駿の圧倒的な内容から3連勝中のビッグバンが断然の人気。2番人気は4戦無敵の快足ラブミーチャン。平和賞を制し0912252_2て4連勝中のナンテカが内田博騎手で3番人気。私はラブミーチャンを筆頭に速い馬が揃ったので、末脚切れるJRA武豊・サンライズクォリアに注目していたのですが・・。
 レース前、親しくさせて頂いているラブミーチャンの馬主DR・コパさんに連絡。マイル戦で1番人気のビッグバンのスピードを上回れば勝てます!ということ。いつも強気な方 だけど、今回はかなり力が入っていると判断。ラブミーチャンはコパノハニーでJRAの栗東トレセンに入きゅう。結局、未出走のまま笠松競馬場の柳江きゅう舎に転きゅう。これで彼女の運命の転機が0912253訪れ4連勝。わからないものです。
 当初、私は全日本2歳優駿でとても気になっている馬がいました。北海道2歳優駿3着、平和賞2着のブンブイチドウ。混戦に強く、どんな展開でも伸びてくる馬。岩田騎手で魅力でしたが、10月から川崎→門別→船橋ときて、また門別に戻って、川崎では輸送疲れで大変だろう、と考えてい たのですが、なんとこの馬は船橋から直接川崎に入って調整していたとか。えー、そんなこと新聞に書いてありましたか?? 知らなかった! コワいぞー、ブンブイチドウ。
 この日は、川崎競馬イベント「全日本2歳優駿」のスペシャルトークショー。セミナ0912254_2イター開催とあって、光きらめくウイナーズサークルでトークショー。寒い日で夕闇とともに気温がグンと降下。
 そんな中で、場内にあったかい声が響いたのは、司会進行の山田さつきサン。この方、実に爽やかな歯切れのいい声。しかも、なんと凄い美人。京都出身のまさに京美人。これまでは関西中心に、園田でも活躍してきたのですが、これからは関東にシフト。フ ァンが増えそうです。
 また、この日は川崎競馬のセミナイターと正月開催のキャンペーンガールのタレント松 金ようこサンも参加。あの110センチ以上あるという大きなバストで、風を切る姿は、いやあ、セクシーそのもの。目のやり場に困ってしまうほ0912257_2どでした。正月開催に松金サン。松と金、これまた縁起がいいことで納得。
 さて、全日本2歳優駿はサッと先手を取ったラブミーチャンが、そのまま脚色も乱れず一気の逃げ切り勝ち。後方から4角で好位置に上がった不気味なブンブイチドウが、2番手で懸命に粘るアースサウンドを頭差捉えて2着。シンガリから末脚を伸ばしたサンライズクォリアが2着。不利のあったナンテカが5着。出負 けして流れに乗れなかった人気のビッグバンが7着0912256に敗退。流れが明暗を分けた印象でした。
 レース後、メーンレース表彰セレモニーの司会を担当している名物実況中継アナウンサーの及川サトルさんから携帯に電話。
 「アベコーさん、コパさんに言っておいて下さいよ。ラブミーチャンはこれからもずーと、笠松に置いて、ここからJRAに挑戦して頂きたいと。お願いします」と、切に哀願してきました。
 それで、ガッツポーズで絶叫、歓喜しているコパさんに、及川さんの件を伝えると、これが「了解!そうするつもりで す」とキッパリ。
 「いやあ、さっきは強気に勝てるなんて、大げさに言ってしまったけど0912255_2ゴメン!勝てて本当に良かった。本当は無敗で桜花賞に挑戦したかったけど、トライアルのフィリーズレビューを使わないといけないんだよね。いやあ、本当に楽しみだよ」と、もう目は来春に向っていました。頑張れ!ラブミーチャン。