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Archive for 競馬

誰がこんな雨を呼び込んだんだあ~「相当際どい競馬になっていた」と内田博J(T_T)

 あまりにも悔しいから東京新聞杯の終了後、検量室前で各騎手のインタビューを聞いていたら、次の12レースに騎乗する内田博騎手と遭遇。
「いやあ、まいっちゃった。スタートしてからずーとノメりっぱなしだもの。押しても行かないしね。どうしようもなかったですよ」と、内田博騎手。
「それでも、ゴール前で詰め寄って4着。良馬場だったら・・」と、私の悔しそうな表情を察知したのか内田騎手は
「そう、本当に惜しかったですよ。ノメりながらあそこまで来るのだから、晴れていたら相当際どい競馬になっていたと思いますよ」と、◎の読みが間違いではなかったことに、同調してくれました。
 この日、前日からの大雨で、早朝から不良馬場。ダートは水が浮き、引き上げてくる馬も騎手も泥で真っ黒。こんな馬場状態はまったくの想定外。あ~あ、とため息。この日のメイン「東京新聞杯」、雨が降ってもほんのお湿り程度、と考えて出した予想が◎リザーブカード。直前の調教でも迫力十分。昨秋の富士Sでは一番の伸び脚。大きな不利があったマイルCSでは、カンパニーと大接戦。間違いなくマイル巧者で、しかも東京巧者。絶好の臨戦過程で、内田博騎手が騎乗。悪い材料がなく、唯一、弱点は雨の不良馬場。
 天の神様はよほど、雨馬場がお望みだったようです。本当に悔しい一番でした。7番人気リザーブカード4着。今もって、何となくもったいない気もしています。
 で、このレースの優勝が5番人気のアブソリュート。準OPを勝ち、その勢いで優勝。これでマイル戦は4戦4勝。2着がキャプテンベガ。15番人気での快走でしたが、芝マイル戦は、これで<2201>と抜群の適性。3着がダービー2着、菊花賞3番人気、休養明けのスマイルジャック。
 1番人気のタマモサポートは不良馬場で手も脚も出せなかったようです。6着でした。体調が良さそうなので、これからも追いかけて損のない馬だと思います。リザーブカードは4着で、次走は人気に推されそうです。それゆえ、馬券的な妙味は今回でしたが・・。ああ、雨を恨みます。

☆フェブラリーSのステップ根岸Sは雨で参考外かそれとも・・
 根岸Sは4連勝で勢いに乗る1番人気バンブーエールが5着。2番人気で2連勝のビクトリーテツニーが6着。ハイペース、重馬場、前残り。先行、フェラリーピサが優勝。2番手のセントラルコーストが3着。ラスト35秒9の決着。明らかに追い込み馬はキツイ展開。それゆえ2着のヒシカツリーダーの追い込みは凄かったです。ラスト35秒0。間違いなく本格化しています。
 私の本命アドマイヤスバルは、直線よく伸びて来ているのですが、キツイ展開で4着がやっとでした。いずれにしても、雨が大きく結果を左右したのに違いありません。
 注目のフェブラリーSは本格化著しい、ヒシカツリーダーの強烈な末脚が、強豪ダイワスカーレット、カネヒキリ、ヴァーミリアン相手にどこまで通用するか楽しみです。

文句なし! 最高の騎乗だった横山典Jからレース後、嬉しい掛け声!(^^♪

090128_2  お見事!というのは、こういうことを言うのでしょうか。素晴らしい騎乗でした。100点満点で、120点という点数があったら、私は間違いなくそれを付けるでしょう。
 先週の「アメリカJCC」のことです。私は◎にネヴァブション。時計がかかり馬力が要求される馬場になったので、最高のパフォーマンスができると判断。1年近く休んだアルゼンチン共和国杯で、ラスト33秒台の末脚。スクリーンヒーローと0秒7差。アルナスラインと0秒5差。更に、意表をついた逃げで見せ場十分だったジャパンCでは、あのウオッカと0秒3差。間違いなく復活してきていました。
 ところが、中山金杯ではジャパンCから一息入れていたせいか、馬体がデビュー以来、最重量を記録。明らかに重め残り。しかも、内回りの2,000mで前残りの展開。条件が悪すぎました。それでも勝ち馬と0秒2差。これも大収穫でした。元来が叩き良化型だし、一昨年、この時季に3連勝。寒期に強いタイプ。外回りの2,200m。別定も有利。まず負けられない、くらいの強い気持ちで予想上、私は臨んだのです。
 相手は、有馬記念出走馬だろう、と見ていたのですが、不思議なことに過去7年、有馬記念組から連対馬は1頭もなし。3着もないのです。要するにこれは、有馬記念での目一杯の激走による反動、あるいは疲労を癒すために、中間、楽をさせたことでオーバー・ウエイト。先々週の日経新春杯5着。有馬記念2着馬アドマイヤモナーク(16K増)などは、その典型でしょう。
 加えて、有馬記念が例年よりも高速決着だったことで、余計に疲労残りが懸念されるところでした。3着エアシェイディ、4着ドリームジャーニーの有馬記念組は、あのハーツクライ、そして3年前のディープインパクトと、同じタイムで走っているのです。
 3番枠を引き当てたネヴァブション。この枠を最大限に生かすには、どう乗ってきたらいいのか、横山典騎手は思案を重ねたはずです。ここで、ジャパンCで逃げて大崩れせず善戦してきた実績が、今回はそれが自信となって出たはずです。強力な逃げ馬がいない、時計のかかる馬場コンディション。
 「よし、前に行こう」横山騎手はためらわず決断したことでしょう。
スタート切ってモサモサとするところを、横山騎手はややシゴきながら、内ラチ沿いを進みます。外からキングストレイルが主導権を主張。先行策で復活をかけるサンツェッペリンが2番手。ほとんど労せずしてネヴァブション。前を行く3頭を、ほとんど後ろの馬が無警戒。緩やかなペースで進みます。前半5ハロンのペースが61秒5。ネヴァブションにとっては、位置取り、流れが最高の展開となりました。直線中程で逃げるキングストレイルを捉えると、後は一人舞台。2馬身半差の圧勝でした。2着にやっと首差だけ先に出たエアシェイディ。3着がトウショウシロッコ。危ないと見たドリームジャーニーは7着のグラスボンバーから4馬身も離された8着と惨敗。
 レース後、調整ルームから次の最終レースに急いで出て行く横山典騎手に向って私が一声。
 「ノリちゃん、おめでとう!良かったね」
と、ニッコリ笑った横山典騎手が
 「馬券とれたあ・・?」と返してきました。 
すかさず、Vサインを差し出して、
 「ありがとう。バッチリだったよ!」というと、
 納得したのか、またニッコリの横山典騎手。
 いやあ、なんかこういうシーンて、いいものですよねー。
 内外タイムスに掲載した予想も的中。TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」もバッチリ。嬉しいAJCC結末となりました。