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独壇場!いよいよ無敗の3冠馬の誕生が見られるのか!

  死角なし! の単勝1.1倍、無敵の快進撃を続行中の2冠馬コントレイルが、菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」も難なく突破!無敗の6連勝で菊花賞に向かうことになりました。

  今年は例年の阪神から新装なった中京に舞台を替えて、距離も芝2200mに短縮。そんな中でも2冠馬コントレイルには一転の曇りもなし。あの同期を代表するサリオスを、日本ダービーで3馬身も楽々突き放した強烈なパフォーマンス。その事実はあまりにも鮮烈でした。

未知の部分がある菊花賞の3000mが舞台ならまだしも、2200mではダービーの内容からもすでに決定的な力の差があると見て、さすがの私自身も◎!2着探しと予想。

  2番枠と言うことで、コントレイルの鞍上、福永騎手は余計なストレスをかけないように走らせたいと、課題を持って騎乗したとか。

3、4コーナーで中団の馬込みの中。ここで焦ってはいけない、福永騎手はコントレイルとのコンビネーションを大事にしたようでした。

直線はグランデマーレ(2番人気)と、その外のディープボンド(4番人気)の間がポッカリと開くや否や、すぐにギアチェンジ。そこから並ぶ間もなく一気に突き放しにかかり、もう勝ちを確信すると、手綱をガッチリと持ったまま2馬身差。まさにワンサイドの独演会でした。

ゴール前でするすると、2番手に上がった1勝馬ロバートソンキー(14番人気)が、懸命に粘らんとするところに、ようやく大外からヴェルトライゼンデ(3番人気)が強襲。クビ差ロバートソンキーを捉えてダービー3着の意地を見せたように思います。

4着がしぶとく粘ったディープボンド。一方で、グランデマーレは直線で失速し17着。さすがに昨年の11月以来の実戦は厳しかったようでした。

いよいよ無敗の3冠馬誕生を目にすることが出来るのか。私たちは歴史の証人として立ち会うことの出来る幸せを痛感。注目の菊花賞は10月25日、京都競馬場で開催されます。

良馬場なのに不良並みに遅い時計のミステリー!!

菊花賞トライアル「セントライト記念」。伝統の一戦でしたが、1番人気のサトノフラッグが無念の2着。優勝は4番人気のバビット。ラジオNIKKEI賞と同様に抜群のスタートから楽に主導権。そのままスローの一人旅に持ち込み、直線は再び再加速して外から迫るサトノフラッグ、その内のガロアクリーク(2番人気)を、アッサリと振り切り3連勝。

内田騎手は「ラジオNIKKEI賞の時は、相手に恵まれたフロック視されましたが、今日はどれだけのパフォーマンスができるか楽しみにしていました」とコメント。

対してサトノフラッグの戸崎騎手は「あの馬(バビット)が一番怖い」と推測。それゆえサトノフラッグは中団から早めに動く形。4コーナーで逃げるバビットの2番手グループのガロアクリーク、ココロノトウダイに並びかけバビットの追撃態勢。

ところが、ここからがバビットの真骨頂。外から迫るガロアクリーク、サトノフラッグを振り切るように二枚腰で、そのままゴールをトップで駆け抜けて行きました。2着にサトノフラッグ、3着がガロアクリーク。4番手以下が少し離れてラインハイト、ヴァルコスの順でゴールイン。

バビットは前半の5ハロンを62秒6。スローペースに持ち込み、ラジオNIKKEI賞と同様に、直線で再加速するバビットの勝ちパターン。1馬身半差の圧勝でした。

ところが、勝ちタイムが良馬場で2分15秒0。これはあまりにも平凡。過去10年で一番遅いタイム。ちなみに、昨年の勝ち馬リオンリオンは重馬場で2分11秒5。しかも、ラスト3ハロンが昨年35秒9だったのに対して、今年のバビットは37秒0。中山開幕2週目。あまりにも低レベルの勝ちタイム。まるで不良馬場並みの時計です。

先週は土日の予報は雨曇り。ところが雨らしい雨もなく、Gチャンネルのキャスターの梅田陽子さんが、天気予報サギ発言。これには重馬場と読んだ私も納得。

それで、9月21日、JRAは日曜日のクッション値が9.7と公表。標準の計測値と判断しました。

それなのに、開幕2週目の良馬場でこの遅いタイム。これをどう整合性をつけるのか。私には答えが出ませんでした。

良馬場でも異常に遅い勝ちタイム。いったい何があるのか。コースはBコース。セントライト記念のラスト2ハロンが12秒4-12秒7。それはまるで不良馬場。中山の馬場コンディションが変わったのか?

なんとも不思議な時計の決着です。今週は中京で「神戸新聞杯」。あの2冠馬、3冠馬を目指す無敗のコントレイルが参戦。菊花賞で対戦することになるセントライト記念組。まずは今週の「神戸新聞杯」は目を離せません。