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超スローで最後は決め手の勝負!その結末は・・!!

これが「新潟記念」なのか!超スローの展開で結末はゴール前外から追い込んで来た馬に凱歌。

ハンデ頭は58kを背負ったカデナ。他はすべて56k以下。晩夏の新潟の名物レース「新潟記念」。優勝は中団の外で1番人気のワーケアの動きを直後で見ていたブラヴァス(2番人気)が、ラスト200mで直線外からグングン伸びて、二枚腰で粘るジナンボー(3番人気)をゴール寸前でアタマ差捉えて優勝。初重賞制覇でした。

強力な逃げ馬が不在。押し出される形で先頭に立ったウインガナドル。私はジナンボーがスンナリと2番手だろうと見ていたら、ところがこのジナンボーは、不覚にも出遅れて最後方。サンレイポケットも出負け。後方に置かれます。

       

ところが、新潟最終日でボコボコしたインサイド寄りを各馬が避けたので、前がポッカリ開いたインサイドを、ジナンボーがスルスルと前に出ると、早くも3コーナーで逃げるウインガナドルに変わり内から先頭に立ちます。3番手以下が少し離され気味。

好位にサトノダムゼル、アールスター、そのあとにワーケア。その後の中団に外からブラヴァス。後方の馬群の中にピースワンパラディ。傍にはサンレイポケット。さらに最後方の中にカデナとサトノガーネットが待機。

前半の5ハロンが61秒9。予想した通り超スローで展開して行きます。先頭から最後尾までギューと一団の展開になって来ました。

   

直線で内から中央に持ち出したジナンボー。その外にウインガナドルとサトノダムゼル。そこからジナンボーの真骨頂の二枚腰。ラスト200mを切った辺りから大外のブラヴァスと、その外のサンレイポケットの伸び脚が目立ちます。

ゴール前は逃げ込んだかジナンボー。それにピッタリと並んだブラヴァス。一番外のサンレイポケットはやや不利。外ラチ沿いに追い込んだサトノガーネットは4着。

判定はアタマ差でブラヴァスに軍配。そしてジナンボー、サンレイポケットが2、3着。先行した馬の中でジナンボーが2着と頑張りました。

 

インがガラリと開いた展開。しかも、スローでラスト3ハロンが33秒1の決め手勝負。この決め手の勝負が長い直線の新潟で、ブラヴァスのフルに持ち味が生きた気がします。イン有利の開幕週の高速決着とは逆のパターンです。1番人気のワーケアはルメール騎手を背に10着と大敗。

優勝したブラヴァスはキングカメハメハとヴィルシーナの配合。また、2着のジナンボーはディープインパクトとアパパネの配合で、まさに超良血2頭。これから秋に向かって大いに楽しみな両馬です。

大枚投入で馬券作戦が大きく変わる時代に突入か!!

とうとうそんな時代がやって来たか!「新潟2歳S」を見ていて、私はしばし呆然とさせられました。 それというのも、今回の「新潟2歳S」は、どう考えても人気の面で合点がいかないのです。

戦前は、週刊競馬ブック誌、スポーツ紙を見ていてもフラーズダルム一色の見出し。阪神のデビュー戦をラスト11秒4-11秒8(稍重芝1600m)で、後続に余裕綽々に4馬身差の独走。再び福永騎手を背中に、当然、断トツの1番人気は間違いなし、と週刊競馬ブック誌を見ながら予想を巡らしていました。

ところが、ところが、実際は一転二転しながら結局、フラーズダルムは僅差3番人気。1番人気は前評判にもなっていなかったブルーシンフォニー。週刊競馬ブックの厩舎コメントもなし。一時、1番人気だったショックアクションが2番人気。このショックアクションはフラーズダルムの福永騎手が未勝利勝ちしたときに騎乗。福永騎手はフラーズダルムの方が上と考えてチョイスしたのに違いありません。

レースは好位3番手をキープしていたショックアクションが、ラスト2ハロンから猛然とスパート。中団のインを追走していたブルーシンフォニーが、直線ガラッと開いたラチ沿いを通り、逃げたハヴァスの一気に2番手に進出。

馬場中央から抜け出したショックアクション。ラチ沿いから外に出したブルーシンフォニーが、ショックアクションの外から追います。後方で展開したフラーズダルムが、ようやく大外から追い込んで来ました。

とはいえ、ショックアクションが余裕のゴールイン。ブルーシンフォニーが2着。フラーズダルムは3着まで。4着以下は4馬身も離れていました。

私は△◎○の予想でしたが、2・1・3番人気。1、2着は同じオーナー。UAEのゴドルフィン殿下。これは勝てると情報を得たゴドルフィン陣営が、単・複、連勝に大枚を投入にしていたのに違いないと推察。

ちなみに、3連単はフラーズダルム→ブルーシンフォニー→ショックアクション。これからもゴドルフィン陣営の大枚馬券投入となると、馬券作戦が大きく変わって来そうです。