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注目の前哨戦を難なく突破でいよいよ初GI獲り!!
秋のGI第1弾「スプリンターズS」(中山・10月4日)が迫って来ました。その前哨戦である「セントウルS」が、例年の阪神から今年は開幕したばかりの中京競馬場で開催。
1番人気に推されたのが春の京王杯SCを圧倒し、6ハロン戦5勝のダノンスマッシュ。顔ぶれからダッシュ力一番のビアンフェ、ラブカンプーが主導権。セイウンコウセイは3番手と見ていたら、なんとそのセイウンコウセイがなりふり構わず主導権を主張。
これにラブカンプー、そしてビアンフェが続き、ダノンスマッシュが直後の4番手をキープ。2番人気ミスターメロディはダノンスマッシュを徹底にマーク。
前半の3ハロンは33秒0。さすがに激しい流れです。4ハロンは44秒4。直線で後続を一気に突き放しにかかったセイウンコウセイ。ところが中程で後続が一気に追撃。ビアンフェが先頭を奪いかけたもののラスト200mハロン棒過ぎに、万を持したダノンスマッシュがドッと来襲。一気に突き放しにかかります。2番手のビアンフェの外からミスターメロディが後を追うように伸びて来ました。
先頭のダノンスマッシュの優勝は間違いなし。ゴール寸前でミスターメロディの外から後方で待機していたメイショウグロッケが強襲。寸前で2番手に上がりミスターメロディに先着。この2着で賞金が加算されスプリンターズSに出走できる可能性も出て来ました。
同じように追い込んだタイセイアベニールが4着。ビアンフェも厳しい展開ながら5着に頑張りました。
横綱相撲を演じたダノンスマッシュは堂々と胸を張って、初GI制覇を目指し、いざスプリンターズSに挑戦です。
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京成杯AHから見た馬の気持ちとリズムの大事さ!!
横山典弘という騎手は、つくづく凄い騎手だなぁ・・と思いました。中山の開幕週を飾る「京成杯A・H」。1番人気はルメール騎手のアンドラステ。そして3歳馬のルフトシュトロームが2番人気。
私は先の関屋記念で◎を打ったトロワゼトワルを再び本命。同じ逃げタイプの3歳スマイルカナがいるので、この馬と兼ね合いがカギだと一瞬考えましたが、スマイルカナは大外16番枠。直前の米子Sで3番手から直線先頭で快勝。今回も同じ手に出るに違いないと推測。となると、トロワゼトワルの一人旅だ!昨年に続き連覇の可能性大だろうと、強気の読みをしていました。
ところが、ところがです。ゲートが開いてスーっと前に出て行かないのです。そうこうしていると内からボンセルヴィーソ、ジャンダルムが出て行き先行態勢。これを見たスマイルカナの柴田大騎手がゴーサイン。サッと仕掛けると外から一気に先頭。トロワゼトワルの横山典騎手もこれに続くように2番手に進出。これで流れが落ち着きました。前半の半マイルが46秒7。1000m通過が58秒3と、開幕週としては比較的先行組にとっては有難いペース。
3番手にボンセルヴィーソ、アストラエンブレム、ジャンダルム、そしてシゲルピンクダイヤと続きます。1番人気のアンドラステは中団のイン。同じように2番人気のルフトシュトロームも中団の内で揉まれています。
直線に入りマイペースに持ち込んだスマイルカナに、2番手のトロワゼトワルがジワジワと迫ります。その直後にいたボンセルヴィーソが前2頭の外から差を詰めて来ました。
ゴール前は激しいデットヒート。そして逃げ切りを狙うスマイルカナか、その外に馬体を併せたトロワゼトワルか、はたまた一番外から脚を伸ばしたボンセルヴィーソか。
3頭が横一線で並んだゴール前は、ハナ差でトロワゼトワルに軍配。逃げ粘ったスマイルカナが2着。そして一番外のボンセルヴィーソがハナ差で3着。
ゴール板を過ぎると、すぐさま鞍上の横山典騎手は右手で、トロワゼトワルの首の辺りをポンポンと愛情表現で労を労っていました。
「今日は、落ち着いていて、馬の気分を損なわないようにしてリズムを大事に乗りました。一年前に勝ったときとは随分と大人になりました」と、横山典騎手が勝利者コメント。
3着のボンセルヴィーソまでは目が届きませんでしたが、一応、予想している者としては印的に嬉しい◎〇で決着。単勝720円。馬連2050円が馬単4790円也。
それにしても、馬の気分を損なわないようにと心がけた横山典騎手に、今年もひと際大きな拍手を送りたいと思います。
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