
レースが近づくに従って、もの凄い量の雪が舞い落ちて来た中山競馬場。この日はメイン
「中山牝馬ステークス」。ハンデ戦と言うこともあって、人気もくるくると変わる難解な一戦でした。
それでも、私は以前から狙いをつけていた
フェアリーポルカを迷わず◎。52kの軽ハンデ。内回りの芝1800m。昨秋の
秋華賞トライアル「
紫苑ステークス」で、カレンブーケドール(
ジャパンC2着)に、ゴール前で競り落としたポテンシャルの高さを評価。それゆえ中山の内回りの1800mで、
鞍上の和田
騎手がどんな騎乗を見せるのか、そこに私は注目していました。

そこで、スタートと同時に和田
騎手は3番枠と言うこともあって、仕掛けて前に出て行きます。そして好位のラチ沿いのポジションを確保。外からモルフェオルフェ、リューヌ
ルージュ、ロフティフレーズが出て来ると、サッと引いて中団の内までポジションを下げました。
フェアリーポルカは4コーナーで好位の直後から外に出すと、2番手から抜け出したリューヌ
ルージュを、ゴール前でアッサリ捉えて快勝。ゴール前でようやく伸びて来た1番人気のエスポワール。それに調子の良さと道悪巧者を生かしてデンコウアンジュが肉迫。
ラスト1Fが13秒3も要したとはいえ、快勝を決めたフェアリーポルカ。和田
騎手の機転の利いた騎乗プレーもあって、このあとの
重賞戦線が楽しみになって来ました。

また、14番人気でしぶとく粘り込んだリューヌ
ルージュ。50kのハンデの利はあったと思われますが、こういった馬場コンディションは格別に巧みなようです。
そして3着だったエスポワール。まだまだ未知の部分が大きい逸材ですが、やや勝ち味の遅いところが少し気がかりです。

4着のデンコウアンジュは56kでしたが、
愛知杯優勝に続き再び道悪馬場。なかなかの巧者とみました。
