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Archive for 競馬

新年おめでとうございます!

2020年、令和2年、あけましておめでとうございます。今年は東京オリンピック、パラリンピックイヤー。驚いたことに注目の大会の華、マラソン競技が札幌に移動。マラソンが行われる日は、急遽、札幌競馬開催を函館に変更。まだまだ問題を抱えており、なんとか無事に開催が終わることを祈るばかりです。

  夏と言えば、昨年の7月は経験したこともなかった心臓のバイパス手術。心筋梗塞の恐れがあった心臓の血管を、両足のふくらはぎから切り取った血管と、心臓の血管と取り替える大手術。開胸手術で6本くらい取り替えたような気もします。

従って、その節は私の予想を支持されていた皆様に、大変なご迷惑をおかけ致しました。まだリハビリ中の身ですが、日々回復して来ているのでご安心ください。

  昨年末の大一番、有馬記念では圧倒的な支持を集めた女傑アーモンドアイが、直線で大きく失速する信じがたい結末。ラストランを告げていた宝塚記念を圧勝したリスグラシューが、ドラマチックな5馬身差の独走劇。ファンの方の度肝を抜きました。

一方で2歳戦の朝日杯FSで評判馬サリオスが圧巻のワンサイド勝ちで無敵の3連勝。同じ3戦無敗に輝いたホープフルS1番人気コントレイルが、ゴール前余裕綽々と横綱相撲。今年はこの無敗馬2頭が激突。クラシックに胸が躍ります。 私個人的には、東京競馬10月21日の10レース「テレビ静岡賞」で、◎ドリュウ☆グロワールシチー△タイセイプレシャスで的中。3連単127万9010円也。穴党として大いに溜飲を下げました。

  令和2年、皆様にとって穏やかで素敵な一年でありますように祈っております。

また私に取りすこぶる健康で、さすがと言われる予想を、何とかファンの皆様に提供できれば幸いです。

これが筋書きのないドラマか!世界の女傑は失速!

単勝1.5倍!断然の人気を集めた女傑アーモンドアイが直線で大失速。9着に凡退する事件が起きました。

今年最後のグランプリ「有馬記念」。圧倒的なファン投票で選出されたアーモンドアイ。矢作調教師は「アーモンドアイは世界一強い馬だと思っている」と。その矢作師が有馬記念に送り出した馬がリスグラシュー。アーモンドアイより1歳年長の夏のグランプリホース。この有馬記念がラストランと言明。それゆえ「時代を代表する女傑と初めて対戦することが何よりも幸せだ」と語りました。

そのリスグラシューがアーモンドアイに続く2番人気。珍しいことに牝馬同士が人気を形成。これも時代を反映しているのでしょうか。

主導権を主張したのは予想通りアエロリット。先頭に立つと1週目のスタンド前で一気に後続を引き離した大逃げ。大歓声の中で中団の外に待機したアーモンドアイが、やや掛り気味。その真後ろにフィエールマン。リスグラシューもこの位置でアーモンドアイを徹底マーク。その背後に控えたのが3番人気のサートゥルナーリア。出遅れたキセキは後方で展開。菊花賞馬ワールドプレミアは最後方で末脚を温存。

前半の5ハロンが58秒4。離して逃げるアエロリットが緩みないペースで飛ばします。このペースに先行した各馬は追走に四苦八苦。にもかかわらずアーモンドアイが3コーナー過ぎに動きます。これにフィエールマンもピッタリと付いて行きます。背後にいたサートゥルナーリアも仕掛けて出撃態勢。

直線に入り仕掛けてアーモンドアイが先頭に立ちかけます。その外にフィエールマン。さらに一番外に出したリスグラシューが急接近。この展開に内のアーモンドアイがギブアップ状態でジリ貧。中から一旦、フィエールマンが先頭に立ちかけましたが、外に並んだサートゥルナーリアが前に出ようとしています。これに満を持していたリスグラシューが切れました。抜群の切れ味で一気に先頭。その勢いで後続を突き放してグングンと加速。なんと後続に5馬身も突き放す独壇場。宝塚記念に続く怒涛の圧勝劇でした。

2着争いはサートゥルナーリアがゴール前で大外から追い込んだワールドプレミア(3着)をクビ差振り切り2着。一旦、直線先頭に立ちながら、最後の踏ん張りが利かなかったフィエールマンが4着。不本意な形で直線追い込んだキセキは5着でした。

  ゴール前で下がってしまったアーモンドアイは9着に無念の敗退。軽い発熱でドバイ遠征をキャンセル。その影響が出たのでしょうか。それとも初めての中山、初めての2500m。速い流れの中で早めに動くことになったアーモンドアイ。ルメール騎手も最後は無理をしませんでした。距離はベストが天皇賞の2000mかも知れません。

ジャパンCを快勝したスワーヴリチャードは中団のイン。直線では伸びを欠いて12着と敗退。右回りよりも東京のような左回りに良績。目一杯にアクセルを踏んだジャパンCの直後で疲労もあったのかも知れません。

私が期待したフィエールマンはアーモンドアイを意識してか、池添騎手も早めに動く形になり、結果的に厳しい展開となりました。それでも、直線先頭と見せ場十分。惜しい4着でした。 5馬身もちぎり捨てたリスグラシュー。今年5歳を迎えて、本格化著しいこれがラストラン。なにかもったいない気がする独演会でした。