2月5日、東京7レース、ダート1600mの500万クラス。優勝したのが5番人気のダノンエクスプレス。3連単で21万3840円の波乱となったときでした。優勝したダノンエクスプレスが二枚腰を駆使。見事な逃げ切り勝ちでした。前半の3ハロンが35秒1で、半マイルが47秒3、5ハロン通過は60秒1のスピードで押し切り快勝。
その2週後、2月20日、東京ダート1600mに集いし砂の強豪たち。GIフェブラリーS。優勝は1番人気のトランセンド。
強気で攻める藤田騎手を背に、果敢に主導権を主張。好スタートを決めたマチカネニホンバレが大外から2番手に進出。このとき、もう1頭の注目馬、船橋、いや地方競馬の星、フリオーソがよもやの出遅れ。これでレースの局面は変わりました。逃げるトランセンドに鈴を付ける役目だった馬が、なんと傍におらず後方からの競馬になってしまったのです。
これで助かったのが、できるだけ単騎逃げに持ち込みたかったトランセンド。前半の3ハロンが35秒7、半マイルが47秒9。前記、500万を勝ったダノンエクスプレスよりも大きく劣るペース。GIのマイル戦で、こんなことってあるのか、と思いつつようやく5ハロン、1000mの標識のところでダノンエクスプレスと同じラップに追いついたのでした。
ということは、500万クラスよりも遅いペースで逃げられた藤田・トランセンドにとっては、そのままゴールを目指すのみ。1分36秒4、ラスト36秒3でしたが、昨年のエスポワールシチーが1分34秒9で、ラスト35秒7よりも大きく劣るタイム。一昨年のサクセスブロッケンが1分34秒6のレコード、過去6年で5回が1分34秒台の高速決着。
もし、フリオーソが五分のスタートで2番手に付けて行けていたならば、当然のように直線早めに先頭に立つような作戦に(戸崎騎手であればそうしたはず)出た可能性が高く、おそらく結果も際どい勝負になっていたはずです。しかるにフリオーソの出遅れはあまりにも大きすぎました。久しぶりのマイル戦。4角後方という最悪のポジション。ラスト35秒7の末脚。不運なスタートだった反面、この劇的2着は、7歳にして新星フリオーソを見ているような思いです。
さて、私が自信の◎にしたバーディバーディ。過去のフェブラリーSで活躍が目立っていた東京大賞典好走組。ユニコーンSで勝ったときよりも、ひとまわりもふたまわりも大きく成長した馬体。抜群の調教を見せた調子の良さは、最後のGIに寄せる池江郎調教師も絶賛するデキ良さ。ジャパンCダートで好走。3戦2勝の東京ダートマイル戦。これは大勝負をしけなければ・・するところがない、私自身の気持ちは自信満々で迎えた今年のフェブラリーSでした。
この日は、BSフジの競馬中継が午後2時からスタート。私はBSフジのブースと、そこから移動して、外の競馬場・正面玄関前にある場所で、観衆の皆さんを前にして、急遽フェブラリーSの場立ち予想。相方で美人の西島まどかさんと二人コンビで息もピッタリ!
「アベコーさん、目標金額は?」
「ひゃくマンエ~ンでございます!」と、いつもの名セリフ?でスタート。
そして、最後に「乗っている騎手が池添ジョッキー。そして引退される池江泰郎調教師、まさにイケイケ、バーディバーディでございます!」と締めると、周りの観衆の方から大きな拍手。まさに的中したようなルンルン気分。
で、結果はフリオーソに最後の最後に首差、差し込まれて惜しい3着。スタートで今ひとつダッシュがつかず、池添騎手がしごいて好位置を確保。そこで折り合いに専念。ポジションを少し下げましたが、直線に入ると抜群の手応え。一気にトランセンドとの差を見る見るうちに詰め寄って来たときには、これは捉まえられると思ったのですが、最後の最後にトランセンドと同じ脚色になってしまいました。スタートでポンと行けたら、2着は確保していたかも知れません。
予想として悔しい3着でしたが、それでも上位3頭の力を出し尽くした力走に、拍手ものの深い感銘。満足でした!
ここ6年で最も遅いタイムで決着したGIフェブラリーSの影の演出者はフリオーソだったかも・・・(T_T)
ペットを買うと結婚がおくれるわよ~と、アラサーの代表・さとう珠緒ちゃんが達観発言!!
「アベコーさん、お久しぶりで~す!」と、スタジオに現われたのが、さとう珠緒ちゃん。TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」今夜のゲストさとう珠緒さんを迎えてスタート。
もうアラサーの独身女性の代表のような珠緒さんですが、この日は、首回りがたっぷりした渋い黄色系のセーターに、お洒落なグレーのキャップ、そしてブーツという出で立ちで登場。一見して20代では?と見間違うほどの若々しさ。これには、やはり、珠緒さんより珠緒ちゃん。
「こうして実際に会うのは、本当に久しぶりですよね。いつも電話とかメールでは連絡が取れていたんだけど・・」と私。
「本当ですね。アベコーさんには色々と以前からお世話になってばかり。こうしてお会いするのが、とっても嬉しいです」と、珠緒ちゃん。
「もうどのくらい前だろう。アスキーのダービースタリオン、通称「ダビスタ」というテレビ用ゲームソフトのコマーシャルに、珠緒ちゃんと僕が一緒に出たことがあるんですよ」と私。
「ええ、そう言えばありましたね」頷く珠緒ちゃん。
「僕が父親役で、珠緒ちゃんが娘役。公団の2DKの部屋で、部屋の換気扇がブンブン回る中、テーブルの上にはすき焼きがグツグツ。そして母親役である三宅裕二さんの劇団の女性。いきなり珠緒ちゃんが『おとうさん、私、結婚します!』というと、僕がスクっと立ち上がって『どこのどいつだ!』と、どなり口調でいうわけ。で、珠緒ちゃんが『シンボリルドルフ!!』と答えると、お母さんが『あ~ら、いい方じゃない?』と返し、間髪入れずに父親役の僕が『これはアタリだ!』と叫ぶというシーン。覚えていますか?」と私。
「そうでしたね。よく覚えていますよ。撮影は本当に楽しかったですね。それから雑誌のコラムでしたかで、授業で競馬を教えてもらうのですが、アベコーさんが先生役で、私が生徒」と珠緒ちゃん。
「リニュアルする前のペントハウスという月刊誌で、珠緒ちゃんのほかにも生徒役の女性タレントさんがいて、スタジオで撮影しましたね。珠緒ちゃんと顔を近づけて見つめあったまま大接近。その差2、3センチというカットもありましたよ」と、振り返る私。
「結構、アベコーさんも楽しいお仕事をされていたんですね。ここで、さとう珠緒さんの足跡を軽くご紹介します。さとう珠緒さんといえば、テレビ、ラジオ、グラビア、イベント、CM等、多くの舞台で活躍されています」と、江藤愛アナ。
続けて「グラビアモデルからスタートして、戦隊シリーズの超力戦隊オーレンジャーでのピンク役が話題になりました。それから初代のミニスカポリスもありましたね。その後もテレビ等の多くの番組、ドラマに出演。そして競馬番組の司会も。先日は舞台も経験されて、まさに様々なジャンルで幅広く活躍中です。ということで、急ぎざっとご紹介いたしましたが、つい先日まで名古屋の方で舞台にも上がられたとか」と、江藤アナ。
「そうなんですよ。1月の1ヶ月新春公演が名古屋の中日劇場でありました。コロッケさんが主演の舞台だったんですが、なんか舞台の楽しさがわかりましたね。舞台上はもちろんのこと、観客席といっしょになって舞台をやっているような感じ。本当に病みつきになりますね。忘れられない舞台になりました」と、珠緒ちゃん。
「そうなんですか。以前、珠緒ちゃんを誘って、浅草の大勝館で橘大五郎クン、早乙女太一クンの舞台を観に行きましたね。舞台役者の快感がわかりましたか」と私。
「はい。最高でしたよ」と珠緒ちゃん。
「さて、さて珠緒ちゃんを知るキーワードは、ミルクにピーチ。リュブリュにポッターにジュピター!はて?」と江藤アナ。
「私が買っている犬たちです。私、とっても犬好きなんですよ。すべてチワワで5匹飼っています」と珠緒ちゃん。
「えー、5匹もですか?わあー世話が大変だ」と私。
「確かに大変なんですよ。夜鳴きされたり、噛まれたり、白内障の病気になったり、トイレもあるし、大変なんですけど、凄く彼らのお陰で癒されているんです。だから離れることが出来ませんね」と珠緒ちゃん。
「そうなんですか。いやあ、私も飼いたいんですよ。凄く飼いたいんです」と江藤アナ。
「でも、結婚が遅れるわよ~。独身の女性がペットを飼うと、まず結婚って遅れますよ。私の周りでもそうだし、皆さんも良く言っていますからね。結婚の予定がある彼がいる場合は、止めたほうがいいかも・・」と、珠緒ちゃん。
「いや、あの~私はまだ予定がありませんから・・」と、ドギマギの江藤アナ。続けて
「話は変わりますが、さとう珠緒さんは辛口だそうですね」
「そうなんです。辛いのが大好きなんです」と珠緒ちゃん。
「以前、珠緒ちゃんと食事に行ったんですよ。東西線の行徳にある『ステーキ石井』。ここの特別裏メニューに上海麺というのがあって、これが激辛なんです。青唐辛子が入っていて、作っている段階で、その匂いが目を刺激。目をパチパチさせながら周りの方も涙や、咳き込む人も。それを平気でスルスル食べたのが珠緒ちゃんなんですよ」と私。
「アベコーさんにご紹介頂いたんですね。まあ、芸能人とか、プロスポーツ選手とかがよく来られる店なんですが、その激辛の物は、そう、焼きソバのような感じでしたね」と珠緒ちゃん。
「人によっては1、2本口にして悲鳴を上げ、ヒーヒー言いながら、水、水と叫ぶ人。涙と鼻水を同時に流しながらね(笑い)」と私。
「でも、水を飲むとよけいに辛くなるんです。辛さが来たな、と思うと、そこへまた辛いものを食べると、それが段々快感のようになるんです。その味が快感が忘れられなくなってしまいます」と珠緒ちゃん。
「そのステーキ石井のマスターいわく、これは塩を一切使ってないから、心臓や内蔵に負担をかけないし、逆に内蔵の脂肪を分解してくれるので身体にはいいとか。元、キャンディーズのスーちゃんこと、田中好子さんは、まずこの上海麺から食べて、ステーキなんかに移るそうですよ」と私。
「そうなんですか!私も機会があったら、是非ともチャレンジしてみたいと思います」と江藤アナ。
「私がちょうど競馬の番組をやっていたときは、ある馬が大好きだったんです。ステイゴールドでした。身体が小さいわりには本当に一生懸命走る姿に感動しました。でもGIには縁がなかった、というか惜しいところで2着とかですよね、アベコーさん。でも秋の天皇賞でスペシャルウイークには写真で負けたけど2着して万馬券を取りました。嬉しかったですね」と珠緒ちゃん。
「明日の共同通信杯にステイゴールドの仔が出ていますよ」と私。
「そうですね、ナカヤマナイトですか。うん、いいですね。それとバレンタインデーが明後日なので、ビッグロマンスとかベルシャザールなんかの名前がいいですね」と、珠緒さん。そして最後に呟くように、
「ああ、また競馬場に行きたいなあ・・」と、ポツリと天を仰ぐ、さとう珠緒ちゃんでした。