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元・宝塚ジェンヌ凜華せらさんがスタジオに華麗に登場!

Img_1260 「TBSラジオ『アベコーのモリもりトーク』今夜のゲストは元・宝塚歌劇団・星組の男役で活躍され、現在はラーメンジェンヌとしてラーメンの食べ歩きを楽しむ凜華(りんか)せらさんです。よろしくお願い致します」と、TBSアナウンサー江藤愛さんの紹介で、登場したのがスラリとした長身の美女、凜華せらさん。
 「わあ、さすがに宝塚の方ですね~。モデルさんのようです。今晩はよろしくお願い致します」と私。
 「こちらこそよろしくお願い致します。楽しみにしてきました」と凜華さん。
 「凜華せらさんといえば、2000年に宝塚歌劇団に入団されて、この年に初舞台に出演。その後も星組の男役として多くの舞台を重ねられました。2004年に宝塚を退団されて、現在は女優、タレント活動されています。特技はクラシックバレエ、三味線、絵画、そして趣味はラーメンの食べ歩き!宝ジェンヌからラーメンジェンヌに華麗に転身を遂げた凜華せらさんです」と、江藤アナがプロフィールを紹介。
 「すみれの花咲くころ~♪の華の宝塚ですからね。男の私からもドキドキする世界ですね~。凜華さんはご自分で宝塚に入ろうと・・」と私。
 「ええ、うちは家族で宝塚ファンだったんです。とくに母が宝塚の大ファンで、小さいときから宝塚によく通っていました。そのうちに、私も宝塚に入りたくなっちゃって・・」と凜華さん。
 「でも、宝塚の舞台を踏むには、学校に入らなければならないんでしょ。宝塚音楽学校ですよね。難関だそうですが・・」と私。
 「そうなんですが、どうしたものか受かっちゃいましたね~」と凜華さん。
 「宝塚は華やかだけど、独特な世界ですよね。それぞれ組別に、トップスターの方がいて、その組には組長さんがいて、副組長さんがいるわけですよね」と私。
 「ええ、そうです。組長さんは年長者で絶対的な権限を持っているんです」と凜華さん。
 「怖そうですね~」と江藤アナ。
 「怖いですよ。トップのスターも逆らえませんから。でも、ちゃんとしていれば大丈夫。私は大丈夫でしたね」と凜華さん。
 「あの、男役、お姫様役というのは、自分で選ぶのですか」と江藤アナ。
 「いや、入ったときに分けられましたね。多分、自分は身長が高いから男役に入ったんだと思います」と凜華さん。

Img_1262 「そんな凜華さんなんですが、誰が呼んだか付いた呼び名がラーメンジェンヌですか。ラーメンは前から好きだったんですか」と私。
 「ええ、宝塚時代も時間を見つけてはよく食べに団員や仲間と食べに行っていましたね」と凜華さん。続けて「そうですね、ラーメンの好きな味は、生まれが青森なんですよ。海が近かったものですから、ニボシ系とか昆布、ホタテなど海産物の物が入ったスープが好きですね」
 「そうですか。で、どのくらいの店を回られたのですか」と江藤アナ。
 「どのくらいかな~。そうですね、300店舗以上は食べに歩いたと思います」と凜華さん。
 「その中に池袋大勝軒の二代目、飯野さんが新しく出店した『KING KONG』があったわけですか。フライデーの誌上で凜華さんが取り上げてくれたんですよね」と私。
 「はい、そうなんです。フルーツをベースにしたトロピカルつけめんに惹かれましたね」と凜華さん。
 「で、実際に食べられてどうでしたか?」と江藤アナ。
 「おいしかったです。フルーツって、つけめんのスープに合うんですね。新鮮な驚きでした」と凜華さん。
 「まだ店がオープンしたばかりですが、混んでいるようですよ。それも女性の方が並ばれているとか」と私。
 「でしょう。お店も清潔で綺麗ですからね。わかりますよ」とにっこりと凜華さん。
 「アベコーさん、現在、凜華せらさんはイケメン探しだそうですよ。フフ・・」と江藤アナ。
 「イケメンですか?」と私。
 「あの~それはイケてるラーメンのことで、イケメンなんですよ。だからイケメンとの出会いを楽しみにしているんです」と、ニコニコ顔の凜華さん。
 「凜華さんのイケメンの基本的なトッピングはなんですか?」と江藤アナ。
 「チャーシュー、シナチク、ゆで卵は基本でしょうね」と凜華さん。
 「そう、そうですよね。それとナルトは・・?2枚入っていると嬉しいんだ」と私。
 「それはどっちでも・・」と凜華さん。
 「それと餃子をスープに入れて食べると、凄くうまいんだ。また違う世界の味と出会えるかもね。とくに東池袋大勝軒の餃子は格段に美味いから断然スープと合うよ。是非、1度試してみて下さい」と私。
 「そうなんですか。是非チャレンジしてみたいと思います」と凜華さん。

 「ところで、凜華さんは競馬のご経験はありますか」と私。
 「まだないですね。ただ、1度だけ競馬の調教師さん、モリさんといったかな?宝塚時代にみんなで食事に行ったことはあります」と凜華さん。
 「はい、それは森調教師ですよ。間違いありません。宝塚関係に強い方ですから。僕も以前、森調教師に誘われて一度だけ宝塚の皆さんと同席したことがありますよ」と私。
 「そうですか、よろしくお伝え下さい」と凜華さん。
 「凜華さん、もちろんラーメンもいいのですが、是非とも競馬という感動を味わいに、競馬場に足を運んでくださいね」と私。
 「はい。了解いたしました。私のお願いは出演しているTBSテレビの王様のブランチ観て下さいね」と、素敵な凜華せらさんでした。

歴史上の汚点か日経新春杯の理解に苦しむハンデにがっかり!!

 日経新春杯です。結果は進境著しい良血4歳馬のルーラーシップが圧勝。脚質にも幅を増して、好位置からアッサリ抜け出し、後続に2馬身差。今年の活躍が大いに期待されるところです。
 2着にはクラシック路線で活躍してきた同じ4歳のヒルノダムールが差し込みました。単勝2・0倍のローズキングダムが、直線でうまく前に出られず、追い出しが遅れて3着に敗退。レース中、ヒルノダムールがローズキングダムの外側に並んで牽制し、ローズを外に出させない作戦。ローズは仕方なく直線でイン狙い。この作戦が2、3着を分けた印象があります。
 この日経新春杯で信じられないことが起きていたのです。実はローズキングダムのハンデが58K。これはどう考えても軽すぎたのです。近年、58Kを背負った馬は、例えば一昨年のアドマイヤモナーク(当時8歳)で、直前の有馬記念が14番人気でダイワスカーレットの2着。ジャパンC12着、その前の天皇賞・秋が12着。
 5年前のマイソールサウンド(当時6歳)も日経新春杯で58K背負ったのですが、マイルチャンピオンシップで13着、鳴尾記念4着からの参戦でした。
 そんな程度の成績の馬が58Kのトップハンデ。それに反して、ローズキングダムは皐月賞4着、ダービー2着、菊花賞2着のクラシック実績に加えて、GI朝日杯FS1着、ジャパンC1着。GI2勝なのです。なかでもジャパンCでは、世界の馬を相手に頂点に立った事実は、前記した58Kの馬に比べると飛び抜けた実績の存在なのです。そんな日本を代表する馬が何故58Kなのでしょうか。
 聞くところによると、きゅう舎サイドでは「58・5K以上では出ない」ということを耳にしました。それじゃ困るということで、58Kで出走を暗に促したと、とられても仕方ないかも知れません。もちろん、これが事実だとすれば言語道断です。
 更に問題は、このローズキングダムの58Kというハンデに対して、57Kのハンデで戦うことになったナムラクレセント。わずか1K差。最高のパフォーマンスを演じた3年前の菊花賞で3着。GⅡはおろかGⅢさえ勝っていない重賞未勝利馬なのです。それも、前2走が福島記念7着、中日新聞杯6着。いずれもローカルのGⅢに出て凡走。しかも、この2戦はハンデ戦で57Kを背負っていたのです。日経新春杯はGⅡなのにGⅢと同じハンデの57Kは誰が考えてもありえないのです。
 ありえないといえば、56Kで日経新春杯に出てきたホワイトピルグリム。ジャパンC優勝馬とわずか2K差のハンデ。これには呆れました。これもナムラクレセントと同様に重賞未勝利。GIに出走したことが1回(菊花賞7着)で、唯一のベスト・パフォーマンスが一昨年のGⅡ金鯱賞で3着だけ。日経新春杯の前2走が小倉記念6着、新潟記念15着。いずれもGⅢで56Kのハンデ。ゆえにナムラクレセントと同様にGⅡの日経新春杯ではありえないハンデなのです。
 また、5歳以上の日経新春杯の馬でも、中日新聞杯が56Kで16着だったメイショウクオリアが日経新春杯でも56K。同じ中日新聞杯は54Kで7着だったドモナラズが、やはり54K。同じ中日新聞杯で54K=10着のオートドラゴンが54K。登録だけだったトーセンキャプテンが直前のディセンバーSを57Kで11着。その前の大阪―ハンブルクCが57Kのハンデで3着。で、やはりハンデが57K。
 これらのことから推察すると、5歳以上の馬はGⅢであろうと、その時の成績に関係なく、まったく同じハンデを背負わされたということになります。
 日経新春杯の結果は、勝ち馬から5着のホワイトピルグリムまで1秒3差。最後尾のメイショウクオリアが4秒差。世界に誇る日本のハンディ・キャッパー。今回の日経新春杯のハンデは、一つの汚点として後世に残りそうです。
 ちなみに、昨年の各馬のJPNレーティングがJRAから発表されました。ローズキングダムが3歳部門120で2位。4歳以上のナムラクレセントは110で41位。トーセンキャプテンが104で98位。ハンデ戦に生かされないこの数字は、いったいなにを物語るのでしょうか。