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ルメールJの教え子がテン乗り福永Jで皐月賞を制覇!!

3冠への道「皐月賞」。優勝は5番人気のジオグリフ。以前から私が狙っていた本命馬でした。

思えば、ルメール騎手が直線で後ろを振り返りながら独走。衝撃的なワンサイド走。その札幌2歳Sの時から皐月賞最有力候補とピックアップ。騎乗したルメール騎手がジオグリフに学習を重ねて来たことが必ず結実すると考えていました。

ところが、ルメール騎手にはもう1頭の大変な逸材がいました。東スポ杯を圧倒したイクイノックス。早くからクラシックを制する逸材とルメール騎手が惚れ込み、当然ながら皐月賞はイクイノックスに騎乗。そこでジオクリフは福永騎手と新コンビを結成。

福永騎手はレース後「スタートがうまくいったことで、狙っていたポジションでもって理想的な競馬が出来ました」とコメント。

  内から抜群のスタートで決めたアスクビクターモア。逃げると見ていたデシエルトが外からスーッと来ましたが、岩田騎手がアスクビクターモアと競ってはマズいと考えたのか、手綱を絞るように2番手でなだめます。1番枠を引いたダノンベルーガ(2番人気)の川田騎手が、積極的に好位をキープ。その外がジオグリフ。

ところが、大外枠のイクイノックスがスルスルと外からジオクリフの前に出ます。中団には4番人気のキラーアビリティ。そして、1番人気のドウデュースは、出遅れたジャスティンロックと並んで後方に待機。最後方がマテンロウレオ。

前半の5ハロンが60秒2。スローに近いペースで展開します。そして、勝負どころの4コーナー辺りが、良馬場発表にもかかわらず、泥が舞い上がる馬場コンディション。それを意識してインサイドを開けて走るアスクビクターモア。その泥が飛ぶ最内からダノンベルーガが進出。アスクビクターモアに早々と並びかけ一旦先頭。そこへ外目に進路を取ったイクイノックスが接近。これを待っていたかのように、背後にいたジオグリフがイクイノックスの外から末脚を伸ばして来ます。

ゴール前は内のダノンベルーガを捉えたイクイノックスが先頭。その外からジオクリフが強襲。頑張るイクイノックス。並んだジオクリフ。木村厩舎2頭の叩き合いは順調さと勢いでジオクリフに軍配。

1番人気のドウデュースがゴール寸前で外から鋭く伸びて来ましたが、内のダノンベルーガをクビ差捉えるのがやっと。無念の3着となりなした。

また、そこにはキラーアビリティの姿はなく13着と大敗。優勝したホープフルSのようなわけには行きませんでした。

さて、距離が2400mに延びる日本ダービー。左回りの舞台でまたどんなドラマが生まれるのか胸が高鳴ります。

内枠勢が大攻勢!大外1番人気馬が大敗した桜花賞!!

     単勝3.2倍!圧倒的な支持を受けたナミュールが意味不明の敗走。牝馬クラシック1冠目の「桜花賞」。今年も満開に近い桜の花の下、精鋭18頭で行われました。

好天で馬場コンディション(Bコース)は文句なし。主役ナミュールが大外枠の18番。2番人気のサークルオブライフが16番。フルゲートの外枠で私には不安が先立ちました。

その不安が的中!サークルオブライフがゴール前で外から、それなりの末脚を見せたもののナミュールは後方のまま10着の大敗。スタンドからは言葉にならないようなため息。

  スタートで2番枠から予想通りカフジドラゴンが主導権を主張。これに3番人気のウォーターナビレラが楽に2番手をキープ。内枠からナムラクレア、アルーリングウェイ。そしてラブリイユアアイズが好位グループを形成。

中団にはスターズオンアース(7番人気)そのラチ沿いに私の本命ピンハイ。それらの背後にサークルオブライフ。そして、スタート直後にナミュールが隣のフォラブリューテと馬体を接触。最後方にプレサージュリフト。

前半の半マイルが46秒8、そして5ハロン通過が58秒8。比較的落ち着いた流れで、先頭から後方まで団子状態の展開。

直線で先頭に躍り出た武豊騎手のウォーターナビレラ。そこへインで我慢していたナムラクレア。その背後にアルーリングウェイ、パーソナルハイ。それらの最内からピンハイが迫って来ました。ところが前がカベになり、外に寄るとパーソナルハイに接触。その煽りでスターズオンアースに接触。それもスターズオンアースは怯むことなく先頭のウォーターナビレラを必死に追います。それに続く内のナムラクレア。外からサークルオブライフが強襲。ナミュールはまだ後ろのポジション。

なんとか押し切りを狙ったウォーターナビレラ。そこへ川田・スターズオンアースが鋭く伸びて馬体を併せたところがゴール。結局、ハナ差先着して優勝。

内には粘ったナムラクレア、ピンハイ、外から迫ったサークルオブライフ。これら上位5頭がオークスの出走権。

 ナミュールは10着で、その直後の11着にプレサージュリフト。勝ち時計の1分32秒9は、昨年のソダシより1秒8も平凡。レースの後半が46秒1ー34秒1。この展開では後方待機馬には厳しい一戦となってしまったようです。

  前日の落馬事故で顔面に負傷した川田騎手。その凛とした優勝コメントに心を動かされた思いがします。

オークスは左回りの東京。桜花賞とまた違ったドラマが生まれる気がしています。ちなみに、優勝馬から15着のアネゴハダまで0秒9差。1秒とありませんでした。