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3歳の代表格Dキングリー!見たか強烈33秒4!!

今開催、最終日に行われる「天皇賞」。その前哨戦「毎日王冠」は、1番人気に推された3歳馬ダノンキングリーが、最後方近くから直線で外に出すと、飛びっきりの末脚で豪快に突き抜けました。

スタートで遅れたダノンキングリーが最後方。スタンドのファンをヒヤッとさせましたが、単騎逃げのアエロリットは後続を引きつけた逃げ。各馬一団となってこれを追走。それゆえ最後方でも前を射程圏に入れながらの追走。

心配された雨もなく、やはり高速の決着となりました。主導権を取ったアエロリットは前半の半マイルを47秒0。1000m通過が58秒5。昨年の覇者アエロリットにとっては、ほぼ昨年と同じようなペース。絶好のコンディションの開幕週の馬場。やはりスローに近い流れです。

 逃げるアエロリットの2番手に陣取った58kのインディチャンプ。その内にケイアイノーテック。それらの背後のインにペルシアンアイト、外に馬体を併せるマイネルファンロン。中団にギベオン。それを見るように内からランフォザローゼス。並びかけるハッピーグリン。モズアスコットは待機策。そして最後方がダノンキングリー。

3コーナー過ぎても快調に逃げる津村・アエロリット。少し後続が離れます。2番手のケイアイノーテックの外な並んだインディチャンプ。徹底して逃げるアエロリットをマーク。それらを見ながらペルシアンナイトもスパートの態勢。1番人気のダノンキングリーは4コーナーでも最後方。

 逃げるアエロリットの外からインディチャンプが並んで来ました。そこへ外からペルシアンナイトも肉迫。最後方から直線入り口で内から外に進路を取ったダノンキングリー。

ラスト3ハロンが34秒3の争い。中程でアエロリットをインディチャンプが捉えて先頭に立ったかに見えましたが、しぶとさはトップクラスのアエロリット。またそこから盛り返します。外から迫るペルシアンナイトも本来の切れ味が今一息。そこへ大外からダノンキングリーが猛然と肉薄。前の馬たちと勢いが違いました。最速のラスト33秒4。見事にゴボウ抜きして一気に先頭。そして余力を残して突き抜けたのです。

騎乗した戸崎騎手は「今日はこの馬に助けられましたね。夏を越して心身ともに成長が感じられました。この先の活躍が楽しみになる内容だったと思います」と、絶賛。

今後はマイルCSか天皇賞と言うことになりそうですが、どちらに進んでも主役級の存在に変わりはなさそうです。

2着に踏みとどまったアエロリット。今回は津村騎手と初コンビでしたが、絶妙のペースに持ち込んでフルに持ち味を生かせました。中距離の舞台で単騎逃げなら相当粘り強いです。

3着はペルシアンナイトに半馬身差まで詰め寄られましたが、58kを背負って休養明け初戦。インディチャンプにとっては悪くない内容だったと思います。マイルCSでの活躍が期待されます。

さすがGI請負人ルメールJのパーフェクト騎乗!!

      秋のGI第1弾「スプリンターズS」は、ダノンスマッシュとタワーオブロンドンが激しく1番人気を争う中で迎えました。

結果は中団で脚を温存したルメール騎手のタワーオブロンドンが、速いピッチで逃げたモズスーパーフレア(3番人気)を、ゴール寸前で外からキッチリと差し切り待望の初GI制覇。時計も少しボコボコした馬場で1分7秒1。鞍上のルメール騎手も歓喜の大興奮。

対するダノンスマッシュもゴール前で外から激しく迫ったのですが、内枠で前半、終始中団のインで包み込まれそうになる厳しい競馬。直線に入りようやく外に出せたのですが、すでに時遅し、半馬身・クビ差届かず無念の3着。

このレースは本当のことを言えば勝ち馬に匹敵する大殊勲の内容を見せたのが主導権を取って逃げまくったモズスーパーフレア。激しく手綱をしごくマルターズアポジー、内のファンタジストは少し掛かり気味に2番手追走。イベリス、セイウンコウセイも前について行こうと幸騎手の手綱が激しく動きます。

それでもスピードの違いで俄然モズスーパーフレアが先頭。前半の3ハロンが32秒8で、4ハロンが44秒1。猛烈なスピードです。これに必死に食らいついて行こうと必死に手が動くファンタジストにマルターズアポジー。

3コーナー過ぎにグンと加速し後続を引き離しかけたモズスーパーフレア。中団外で脚を温存していたタワーオブロンドンがスパート態勢。そのころ1番人気ダノンスマッシュは、鞍上の川田騎手が中団のインから外に持ち出しを狙います。

直線に入り快調に逃げるモズスーパーフレア。好位で展開したミスターメロディが何とか前のモズスーパーフレアを捉えようと懸命の追い出し。そこを一気にやって来たタワーオブロンドン。鋭い脚でグングンと肉迫。これを追って、ようやく外に出せたダノンスマッシュも急追します。

モズスーパーフレアをなかなか捉えきれずにいるミスターメロディの外からタワーオブロンドンが鋭い脚で並びかけて抜き去ります。内で懸命に頑張るモズスーパーフレア。外からダノンスマッシュが迫りましたが、モズスーパーフレアからクビ差までがやっとでした。

そして好位で展開したミスターメロディ(6番人気)が4着。大外から強襲したレッゴードンキが5着。一方、4番人気に推されたディアンドルはキャリア不足を露呈。同様に5番人気のリナーテも後方で動けず。それぞれディアンドルが13着。リナーテは9着とクラスの壁を痛感させる内容となりました。

結果的には2番人気のタワーオブロンドンが優勝。3番人気のモズスーパーフレアが2着。1番人気のダノンスマッシュが3着。人気サイドの決着となりました。

私的には◎に推したミスターメロディが、せめて3着であったら・・と悔やむばかりです。3連複で61倍以上の配当をゲット出来たところでした。