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Archive for 競馬

ここが不安だ、有馬記念有力馬!!

アベコーの有馬記念いんふぉめーしょん(^o^)/

☆「有馬記念予想検討会」☆
 JRA関東広報コーナーで12月21日(金)「有馬記念検討会」があります。
 内容はステップレースの映像を見ながら検討、また有馬記念出走馬の調教状態。そして有馬記念の予想と、他のレースの特注馬。最後にファンの皆さんからの質問コーナー等、この私、不肖、アベコーがお答え致します。
 何かすごいプレゼントも用意しているそうです。お時間がある方は是非ともお立ち寄り下さい。ただし、定員が80名様限定。先着順だそうです。
場所は新橋駅近くのJRA新橋分館1F  TEL03-3434-2620
時間は18時から19時まで   アシスタントは小島友実さん

☆「ファイナルドリーム2007 IN ウインズ後楽園」で有馬記念検討会
 有馬記念当日の12月23日(日)に、ウインズ後楽園で有馬記念の検討会があります。
時間は午前11時40から12時30分くらいまで。
 なお、この日は、有馬記念ファン投票の人気上位10頭をパネルで展示。それを来場されたファンで馬券を500円以上買われた方に、抽選で10枚プレゼントという競馬ファンには嬉しいニュース。是非ゲットして下さい。
 出演は私アベコーと、須田鷹雄さんとタレントの黒崎リコさんです。

01 今年もいよいよファイナル、グランプリ「有馬記念」です。昨年のあのディープインパクトの伝説の快走劇から早1年を迎えました。今年は昨年と異なって強力な主役が不在。そんな中でファン投票1番人気を獲得したのは、3歳牝馬のウオッカ。同期GI3勝のダイワスカーレットを抑え、今年の春秋・天皇賞を制覇したメイショウサムソン、昨年の有馬記念3着、GI5勝のダイワメジャー等の古豪も抑えてファン投票トップ。3歳春のクラシック以降、1勝しかしていない馬がファン投票1位に推されるのも大変珍しいケースです。
 とはいえ、その1勝が歴史を書き換える日本ダービーの圧勝劇。ラスト3Fが33秒0の神業的破壊力。牝馬3歳、64年ぶりの偉業でした。それゆえ、この強烈なインパクトはファンに定着。何のための出走だったかわからない宝塚記念でさえ堂々1番人気。当然、秋華賞も1番人気。エリザベス女王杯取り消し後のジャパンCこそ、さすがにメイショウサムソンに1番人気は譲ったものの差のない2番人気。
 ところが、成績は8、3、4着。期待を裏切る結果となっています。それでも、今度こそ、と思わせるものは、ダービーでの最高のパフォーマンスと、次に期待を持たせるようなレースをしているからです。前走のジャパンCでも最後方から、アドマイヤムーン、ポップロック、メイショウサムソンの外からグイグイと詰め寄ってみせたのです。頭・首・1馬身差の4着。これを復調の一戦ととらえると、十分勝算の圏内なのですが、逆な見方をすれば、ジャパンCは走りすぎた、無駄な4着力走だった、という考え方もあるのです。
 私も後者の見方をしています。その年の有馬記念は、いかに疲れを残さずにグランプリを迎えることができたか、だと思います。まして、ウオッカは3歳牝馬、古馬の牡馬よりも疲労の度合いは大きいはずです。
02  ちなみに、昨年の優勝馬ディープインパクトは直前のジャパンCが2分25秒1、ラスト33秒5で、ドリームパスポート以下に2馬身差。全体の時計は今年のウオッカよりも遅く、ラストはウオッカと同じくらい。となると、やはり、ジャパンCを走りすぎによる疲労が気になるところです。また、初めての中山コース、フットワークの大きな馬ゆえに広い東京向きなことは間違いありません。
 さて、馬連などの馬券はこの馬から売れるかも知れないと思うのが、武豊騎手騎乗のメイショウサムソン。ただ、前走のジャパンCで首差3着なのですが、あの着差は2着ポップロックも伸びていることから変わることがなかったと思います。春の天皇賞でエリモエクスパイア、トウカイトリック、アイポッパー相手に、鼻・首・半馬身差。いかにも相手に恵まれながら大接戦。また、秋の天皇賞では2着以下のほとんどの馬が大きな不利があったもので、武豊騎手の好判断によるところが大。
 昨年の秋、レコード決着の菊花賞で離された4着。ジャパンCがフサイチパンドラに先着を許す6着。そして、有馬記念が5着。大崩れはないものの何か強烈なパンチ力に欠ける印象があります。また、一方で寒い時季はよくないのかも知れません。武豊騎手の手腕でどこまで不安をクリアできるのか、という見方をしています。
 また、ダイワスカーレット、ダイワメジャーの偉大なる兄弟対決。各有力馬が早目、早目に動く中で、どうしても距離と展開上の不安が残ります。
 私にはドリームパスポート、ポップロック、ロックドゥカンブの3頭が大いに食指が動きます。

ビックリするほど低レベルのフェアリー組

 今年の2歳牝馬はどうなっているんだ、と叫びたいほどの大混戦。先のGI阪神ジュベナイルFが、抽選で選ばれた1勝馬同士で1、2着。これは大変なことになったと思っていたら、先週のフェアリーSで11番人気のルルパンブルーが優勝。1番人気のメイビリーヴが、不利らしい不利もなく9着。デビュー戦から新潟2歳Sまで3連勝したエフティマイアは5着。あらら早熟?夏馬?
 勝ちタイムが1分9秒8。レースの上がりタイムが36秒9は、良馬場としては余りにも平凡。前半の流れが過去10年で2番目に速い32秒9だったのに、この時計は遅すぎます。ちなみに3年前の優勝馬フェリシアは1分8秒5で前半が33秒5、レースのラストは35秒7でした。昨年の優勝馬アポロティアラは前半が33秒5で1分9秒4。その比較からもレベルの低さを感じます。なによりラスト12秒9は未勝利級。
 前日の新馬戦で鼻差勝ちしたリバティープリントが、1200m1分10秒4で、ラスト35秒8、ゴール前が12秒2。前記エフティマイアが1分10秒2に匹敵。更に、この日の未勝利勝ちしたリトルディッパーが1分9秒7、ラスト3Fが35秒1と、なんと重賞フェアリーSを上回っているのです。つまり、フェアリーSは未勝利も劣る平凡な内容。ゆえに、2歳牝馬戦線は未勝利からオープンまでクラスの壁はなし。という結論。
 このレースは重賞という冠をはずし、一般のオープン特別としたほうがいいのかも知れません。

フェニックスは甦ったけれど・・(^^♪

 来年の短距離路線の夢を乗せて注目の阪神カップ。優勝は堂々1番人気のスズカフェニックス。直線外から自慢の末脚で一気差しを決めました。1分20秒6の時計も昨年の優勝馬フサイチリシャールと同タイム。高松宮記念で優勝した後、安田記念が5着。スプリンターズSが9着。マイルCSが3着と、やや期待に反してきましたが、昨年を考えると、1月の東京新聞杯優勝、2月の阪急杯3着、3月の高松宮記念と、冬から春にかけてスズカフェニックスがフェニックスらしいレースができる季節。しかるに、再びフェニックスが大攻勢をかけてきそうです。
 ただ、阪神カップを優勝したといっても、1着から10着のプリサイスマシーンまでわずか0秒4差の大激戦。展開や馬場状態、斤量、枠順、コースなどちょっとしたことで、総入れ替えの着順になる可能性も十分です。とくに、久しぶりの逃げを見せた3歳馬ローレルゲレイロの4着の粘り腰に、今後短距離戦での活躍が期待できそうです。
 私は、このレースで◎に狙ったドラゴンウェルズは、なんと不覚にも16着。春に戦列に復帰後、1、2、1、3着と本格化をみせていたものですから、この着順は解せません。本当はペリエ騎手が騎乗予定だったのですが、騎乗停止中で武幸騎手にバトンタッチ。「前に壁を作りたかった」と彼のコメントですが、折り合いを欠いてしまったあたり、急場の彼には負担が大きかったようです。また改めて狙いなおしたい1頭です。