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伝えたい感動のドラマを

 競馬ファンの皆様、新年あけましておめでとうございます。昨年の暮れに私のブログを立ち上げ、応援して頂いているファンの方との距離を、今年はもっともっと縮めて行きたいと思います。
 昨年、日本中の話題を集めた1頭の馬がターフを去りました。ご存知ディープインパクトです。名コンビ世界の武豊騎手をして、世界にこれほど強い馬がいるのか、と言わしめたスーパーホース。そのラストランが有馬記念。現役を通じ日本で唯一2着に敗れたレース。どうしても勝ちたい、という思いが通じたか圧勝でした。大歓声で迎えたスタンド。
 ある人は、手を振りながら外れ馬券を握り占めていました。それは競馬を愛する人だけがわかり合える感動。まさに後世に語り継ぐべき歴史的感動。今年もこんなドラマに出会いたいものです。

 大観衆の前で絶叫!

 昨年、12月29日に行われた「東京大賞典」。昨年最後のGⅠレース。TCK・大井競馬場には多くのファンが押し寄せました。
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 この日、イベントにゲスト出演。「東京大賞典直前トークライブ」の頃には、会場前にはこれまで見たこともないくらいの人、人。大観衆となりました。
 大賞典にはJRAから5頭出走。ジャパンCダート2着のシーキングザダイヤが人気を集めていましたが、1番人気は3年連続で東京大賞典を目指すアジュデミツオー。ところが、このミツオーが夏の帝王賞以来、半年振りの実戦。メンバー構成から、流れが速くなり、差し、追い込みには有利に働くと判断。今年に入りメキメキ地力を、付けてきたブルーコンコルドを指名。前走のジャパンCダート(2番人気)では、直線で前が詰まり、ほとんど追えない状態で敗退。これを見逃すわけがなく、まさに大賞典は、私にとっても狙いすました一戦。
 これを強くライブで強調、というより絶叫。ゲスト出演した東京ヤクルト・スワローズの期待のエース川島亮投手が、イケメンのわりには乗りやすい方で、私と司会の目黒貴子さん、そして聴衆のファンの方も大爆笑。
 結果はブルーコンコルドが4馬身差の大楽勝。川島投手からおめでとうございます、やりましたねー、と握手を求められたのですが、2着した人気薄クーリンガーを無視。顔で笑って、心で泣いて・・。面映いということは、こういうときの気持ちなのでしょうね。

今でも世界一強い馬

 そのとき、武豊騎手は負けないことを、確信したそうです。4コーナー手前で、今まで感じたことがないくらいの凄い手応え。もう彼には思い残すことがないように、走らせて上げたい。この2年間、いつも彼のことばかり考えて来た、という武豊騎手。あの時、そして、あの時の場面が走馬灯のように瞬時に流れていったのでしょう。
 その通り、まさに異次元の破壊力でバッサリ。ディープインパクトは相手に別れを、そして最強の強さを誇示するかのように、伝説の3馬身差。
0612261_1  スタンドは大歓声と拍手で武豊・ディープインパクトを迎えます。そして、すぐにディープ・コール。涙しているファンもいます。
 昨年、有馬記念を制したハーツクライがJC後に現役をリタイア。強いライバルが消えてしまったとはいえ、勝ち時計が昨年の優勝タイムと同じ2分31秒9。ディープはわずか0秒1詰めたに過ぎないものの、なんとラスト3Fが脅威の33秒8。レースの上がり3Fが35秒4ですから、まさに周りの時間が止まった観。ディープ自身も昨年の有馬記念のラスト3Fが34秒6を約1秒近く短縮。驚くべき馬です。
 武豊騎手はいいます。本当に今でもディープインパクトは世界で一番強い馬だ、と思っていると。
 私は3歳馬ドリームパスポートに期待しました。直前の調教でステッキが強く入っていたことから、少し重いのかな、と考えましたが、本番はプラス12kgの馬体。成長分をも見込んでも余裕のある造り。結果は4着。レース中のポジションは文句なし。ところが、直線に入ってから前がカベ。外に出そうとしたところ、そこへ外からポップロックがかぶせて来て、万事休す。体制を立て直して追い上げたもののゴールでした。2着はあった内容です。JCで厳しい競馬を強いられて、ディープインパクトと2馬身差。3歳の成長力を合わせて、来春の天皇賞最有力馬です。

 SNAP SHOT 披露いたします

0612262 0612263 [左]TBSラジオ有馬記念特集「エキサイトサタデー」で元木大介さん、青木真麻さんと。さようならディープインパクト引退式。感動と涙で大興奮。
[右]有馬記念当日、東京競馬場AM11:40 センターコートステージ・トークショー。司会の桜井悠美子さんと。

 今週は東京大賞典

 今週、12月29日(金)はTCK大井競馬場で今年ラストのGⅠ「東京大賞典」ダート2000mが行われます。
 2年連続このレースを制している王者アジュディミツオーが、内田博騎手とベストコンビで出走の予定。ただ、6月の帝王賞以来の実戦。フルに能力を出せるかどうか気がかりです。JBCクラシック2着のシーキングザダイヤ、変わらず好調のブルーコンコルド、カフェオリンポス、ハードクリスタルといったJRA勢との対決になりそうです。
 この日、私がイベントに出演します。「東京大賞典」直前トークライブ。
 第8レース終了後、15時5分ごろから。トゥインクルステージで。注目のゲストはヤクルトの川島亮投手。司会は目黒貴子さん。楽しいイベントにしたいと思います。